2020/12/13 のログ
ご案内:「スラム」にF.U.R.Yさんが現れました。
F.U.R.Y >  
久々に古巣…の跡へと、足を踏み入れた。
随分とボロボロにされちまったここは、数か月前から風紀委員の阿呆共が暴れまわったせいで人の影も殆ど見えなくなっていた。

これでも、前はそこそこに住んでる奴もいたんだがな。
今じゃ見る影もねぇ。

が……風紀委員の奴らが来なくなって少しした今でも、人で荒された跡がある。
住んでる、って訳じゃないのは直ぐに分かった。
チャカの弾やら血やらが残ってムカつく匂いが鼻を刺激しやがるからだ。

「……空いたシマ巡っての抗争かァ?
 舐めたマネしやがって…」

未練も身内もなくとも、古巣だ。
それをクズ共が幅利かせようとしてる奴らは……気に食わねェ。
こんな様子じゃ、あのビルに居る雑魚共もさっさと元の鞘に収まるって訳にもいかねェか。

チッ、気に入らねェ。

F.U.R.Y >  
キンパツオンナ……ソレイユにスラムの雑魚共は任せたが、長く頼んどく訳にもいかねェ。
アイツも暇じゃねェからな。
だからスラムの雑魚共はさっさとスラムなり落第街なりに戻ってもらわねェと困る。

「……ケッ!!

 しょうがねェ」

どうせシマ争いしてる奴らなんざロクな輩じゃねェ。
他人様が住処追いやられた所かすめ取ろうとするって事は、やる算段さえあればいつでもこないだの風紀共と同じ事しでかしてたって事だ。

つまるところ……風紀の奴らと同じだ。
クズはクズ同士でやりあっときやがれ。

「……ッフゥー……

 で、誰だァ…? 
 ”オレのシマ”で好き勝手やってる奴ァ…‥」

左腕を回す。
ゴキゴキと音が鳴って、腕が勝手にバケモンのそれに変わる。
どうやらそれなりにイラついてるみてェだ。
ま…都合がいィから別に構わねェが。

……あのビルは任せてる。
ならオレァこっちでいいだろ。
ようやくクソ面倒くせェ雑魚の世話から解放されたんだ。
暴れる方が……性に合ってら。