2021/03/09 のログ
ご案内:「スラム」にシャンティさんが現れました。
シャンティ > 「さぁ、て……問題……です……ふふ。しめ、つけ……なん、て……し、た……らぁ……どこ、から……こわれ、て……いく、で、しょう、かぁ……?」

女は気怠げにしかし楽しげに謳う

「答え、は……かぁ、ん……たん……よ、わぁ、い……とこ、ろ……から、に……決まって、る……わ、よ……ねぇ……?」

女の目の前には、地に伏す子どもの姿があった


「あぁ、あぁ……かぁ、わぃ、そぉ……にぃ……もう、だめ……ねぇ……この、子……ふふ」

女は子どもの側まで歩み寄って、しゃがみ込む


「ね、ぇ……君ぃ……君、の……人生、と……ひきか、え……にぃ……君、の……仲間……たち、は……たすけ、て……あげ、る……って、いった、らぁ……ふふ。あな、た……の、人生……ささ、げて……くれ、る……かし、らぁ……?」


耳元でささやきながら軽く手に触れる


「返事、は……いい、わぁ……あなた、の……気持ち、だけ……で、契約……は、おわ、る……さぁ……どう、かし、らぁ……?」

くすくすと女の笑いだけが小さく響いた

シャンティ > 「あ、ら……あら、ぁ……いい、こ……ね、ぇ……ふふ。じゃ、あ……約束、は……まも、る……わぁ……?」

物言わぬ物体と成り果てた子どもにくすくすと笑いかけて、女は立つ

「けれ、どぉ……私、は……神、様……じゃ、ない……からぁ……ふふ。あと、は……彼ら……次第……だけ、れ、どぉ……」

迷うことなく足を取られることもなく荒れた道を進む



『豊穣を呼ぶ……其は飢えを満たし心を満たす活力の元。ただ一つの施しにして明日への希望なり。しかして、それは真に希望たるや。彼を望むものの心を写す鏡たれ。これ、我が書に記されし真実の一部なり』

朗々と謳い上げられた呪とともに、温かな湯気を立てる鍋と器が現れる

「……さ、ぁ……て、お腹、を……すか、せた……きみ、たち、にぃ……たべ、もの、の……さし、いれ……よ、ぉ……?」

ぐるり、と見渡すような仕草をすれば様子をうかがうようにしている子どもたちが現れた

シャンティ > 「これ、は……あなた、たち、の……もの、よぉ……遠慮、なく……どぅ、ぞぉ……」

くすくすと笑って、女は一歩下がる


「あぁ、でも……ひとぉ、つ……だけ……ふふ。や、く、そ、くぅ……」

人差し指を立てて、周囲に見せつけるように腕ごと左右にふる


「一人ぃ、一杯……それ、もぉ……ゆぅっく、り……とぉ……ね? 約束……よ? 破っ……た、らぁ……こ、わぁ、い……から、ねぇ……?」


くすくすと笑いながら更に二歩下がる。そこまですると、物陰から子どもたちが恐る恐る現れ鍋に群がり始める


「ふふ…… Verweile doch! Du bist so schön ……さ、ぁ……あなた、たち、はぁ……どう、かし……らぁ……?」


くすくすと女は笑っていた

ご案内:「スラム」に矢那瀬陽介さんが現れました。