2020/06/24 のログ
■霜月 水都 > 「はあ……はあ……」
今なら逃げられそうだが。
その前に、聞きたいことがあった。
「アンタ……『どっちが本体』だ?」
目の前の怪異はこう言っている。『人間の身体は脆くていけねぇな』と。
まるで、人間の身体を何かで操っている、という風だ。
■モノ・クロ > 「質問の意図がわかんねえな」
避けずに受けたのはちと失敗だったかな。『こいつ』が死んだらお互い困ったことになる。
「私は『私』だし、こいつは『こいつ』だし、お前は『お前』だ。それ以上になにか必要か?」
治っていくにつれ、這わせていた呪紋が少しづつ動き始める。
■霜月 水都 > 「……そういうことかよ」
共生関係だろうか。寄生なのかもしれないが。
だがどちらにせよ、ここで無理をするのは厳しい。
今は……。
「クソ……!」
ジリジリとさがりながら、逃げようとする。
■モノ・クロ > 「…あ?」
その言葉を機に、雰囲気が変わった。
アレだけ攻撃的だった雰囲気が、柔和な雰囲気に。
動きを見せなかった表情が、変わって、微笑みに。
次の瞬間、相手に向かって、『跳んだ』。
そして、まだ呪いは継続している。
『見られている』
『斬られて胸が痛い』
『血が抜けて寒い、目眩がする』
『中身を斬られて堪えきれない程痛い』
『吐き気がする』
『気持ち良い』
■霜月 水都 > 「な、あっ……!?」
急に飛び掛かってきた。
だが、それだけなら問題ない。霜月流大太刀術は、攻め入ってくる相手を封殺することに長けている。
が。
「(やべ、普通に斬ったら今度こそ神経焼ける!!)」
いくら幻痛と言えど、受けすぎれば脳はショックで『落ち』る。
そうなってしまえば、あの紋様に飲まれるは必定。
「くっそ……!」
咄嗟に、刀を返して、峰で迫りくる怪異を薙ぎ払おうと大太刀を振るう。
しかし、速度も、威力も、ダメージによって減衰してしまっている。
■モノ・クロ > 「あは♡」
意にも解せず、突っ込んでくる。
相手の目論見どおり、峰とはいえ体幹に直撃する。みしり、と嫌な音を立てながら。
それでも彼女は笑みを止めない。それどころか、恍惚としているような。
そして、太刀はぶつかって止まる。
「つっかまーえた♡」
太刀から、呪紋が伝ってくる。
先程の地を這う速度とは比べ物にならない速さで。
『見られている』
『斬られて胸が痛い』
『血が抜けて寒い、目眩がする』
『中身を斬られて堪えきれない程痛い』
『吐き気がする』
『気持ち良い』
『痛い』
『気持ち良い』
『いきそう』
■霜月 水都 > 「うっそだろお前!!!」
威力は下がったとはいえ、遠心力の乗った鉄の棒で横から殴られたのだ。
自分も激痛に苦しんでいる通り、ダメージはあるはず。だと言うのに、寧ろ恍惚としているようにすら見える。
「やべえっ!!!」
そして、紋様が迫ってくるのを見るや否や、あわてて大太刀を捨てる。
武器は失うが、この状況だとやむを得ない。
が。
「(激痛、ダメージに乗っかって、なんだこの変な気持ちよさ……コイツマゾか!?)」
苦痛と快楽がないまぜになり感覚が混乱する。
よろよろとよろめきながら、ポケットに手を突っ込みつつ距離を取りに行く。
■モノ・クロ > 「待ってよ、お礼ぐらいさせて頂戴な」
呪紋を絡ませた太刀を捨て、こちらも追いかける。先程の鈍重さが嘘のようだ。
本来であれば、身体のダメージで動くのもままならない。
そうならないのは、『身体に依らない動き』で行動しているからだ。
走りながら、呪紋を伸ばして、相手を捉えようとする。まるで刺突するかのような速さで。
■霜月 水都 > 「お礼されるようなことしてねぇんだよなあ!!!」
言いながら、ポケットに入れていたペットボトルの水を空中にぶちまける。
「『水天』っ!!!」
そして、異能発動。
異能『水天』は、水を操る異能。だが、水を生み出すことはできない。
故に、水都は常に、水を携帯しているのだ。
その水を、迫りくる紋様と自分の間に挟み込み、防御しようと。
■モノ・クロ > 「どーしてそんなに嫌がるの―?」
と言いながら、伸ばした呪紋の軌道を変え、地面に差し込む。
そのままぐぐ、としならせ。
棒高跳びのように跳ね上がり、水の壁を越えようとした。
■霜月 水都 > 「嫌な予感しかしないからだよ!!!」
そういって水を操り、防御しようとするが……痛みで操作が遅い。
わずかに間に合わず、防ぎきれない。
「(やっべ……!)」
そういって、咄嗟に左手で払おうとする。
■モノ・クロ > 「さぁ、一緒に『堕ちよう』?」
払う左手に四肢に当たる呪紋が当たる。
『生への絶望』が、水都に襲う。
『クロ』が扱う出力とは比べ物にならない感覚が襲うだろう。
『見られている』
『斬られて胸が痛い』
『血が抜けて寒い、目眩がする』
『中身を斬られて堪えきれない程痛い』
『吐き気がする』
『気持ち良い』
『痛い』
『気持ち良い』
『いきそう』
『死にたくなるほどの嫌悪的感覚』
『気が狂いそうになるほどの快楽感覚』
■霜月 水都 > 「あっがああああああああ!?!?!??!?」
苦しくて死にそうだ。
気持ちよくて果てそうだ。
痛みで気が狂いそうだ。
気持ちよさで気が狂いそうだ。
地に伏せそうなほどの苦しみだ。
天にも昇りそうな快感だ。
苦楽がまじりあい、ひたすらに自分を苛んでいく。
狂いそうになる。左手を切り落としたくなる。
が。
「お、があ、ああああ……!」
必死に、這いずるようにしてその場から離脱しようと。
■モノ・クロ > 「いっぱいいっぱい、イイコトしてくれたから。」
目の前に、屈んで。呪紋の手を、頬に添える。
「いっぱい、いーっぱい。味わってね。」
そこから、全身に呪紋が走る。
あまりの情報過多に、耐性でもなければ気絶してしまうだろう。
『見られている』
『斬られて胸が痛い』
『血が抜けて寒い、目眩がする』
『中身を斬られて堪えきれない程痛い』
『吐き気がする』
『気持ち良い』
『痛い』
『気持ち良い』
『いきそう』
『死にたくなるほどの嫌悪的感覚』
『気が狂いそうになるほどの快楽感覚』
『死にたくなるほどの嫌悪的感覚』
『気が狂いそうになるほどの快楽感覚』
『死にたくなるほどの嫌悪的感覚』
『気が狂いそうになるほどの快楽感覚』
『死にたくなるほどの嫌悪的感覚』
『気が狂いそうになるほどの快楽感覚』
『死にたくなるほどの嫌悪的感覚』
『気が狂いそうになるほどの快楽感覚』
『死にたくなるほどの嫌悪的感覚』
『気が狂いそうになるほどの快楽感覚』
『死にたくなるほどの嫌悪的感覚』
『気が狂いそうになるほどの快楽感覚』
■霜月 水都 > 「あぎ、がっ……」
水都は、基本的な耐性自体は持ち合わせている。それは、修行の中で手に入れたものだ。
だが……この量の飽和した情報に耐えられるほどではない。
「あっ……」
ぷつ、と意識が途切れる。
あらゆる感覚にあらがえず、そのまま、口からよだれを、そして一物からは精液を放つという、まるで性的快楽に飲まれたような――実際は口からの涎は激痛によって泡を吹いているのに近いのだが――無様な格好で倒れ伏した。
■モノ・クロ > 「…ふふ。良い夢見てね。」
気絶した様子を見て、満足そうに。スキップを踏みながら去るだろう。
■霜月 水都 > 「…………」
何も答えない。否、答えられない。
完全に気を失い、その場に横たわるだけの存在になってしまっている。
そのまま、目を覚ますまで、その無様な姿をさらし続けるだろう……。
ご案内:「黄泉の穴」からモノ・クロさんが去りました。
ご案内:「黄泉の穴」に持流 童男さんが現れました。
■持流 童男 > 「また迷ったでござる・・やや!?大丈夫でござるかそこの少年!!」
と言いつつ霜月さんに近づいていきつつ。一昔前のファッションのオタクが近づく
■霜月 水都 > 「…………」
気絶したまま、そのままだと目を覚ます気配はない。
時折、ビク、と体が痙攣している辺り、命はあるようだが……。
■持流 童男 > 「うむむ・・このままここにおいておくのも忍びなしでござるな!!なればこそ!」
霜月さんを丁寧に扱いつつバッグの中に入れて、大太刀はバッグには入らないので両腕で大太刀を持ちつつ。
「えーっと、学生っぽいでござるし学生寮に、戻しておくでござる!急ぐでござるよ!某の逃げ脚力!!」
と言い出すと脱兎のごとく黄泉の穴から離れて学生寮に返しに行く
■霜月 水都 > 抵抗はしない、否出来ない。なんせ気絶しているから。
きっと、学生寮に戻れば目を覚まし、その場で平身低頭、ひたすらに礼を言うだろう……。
■持流 童男 > サムズ・アップして、いい笑顔でこういう「困ってる人がいたら助ける。当然のことをしたまででござるよ」
■持流 童男 > 「それでは拙者!マジックブルーのアニメがこの後あるので失礼するでござる!」
と言いつつ凄まじい速さで帰っていこうとする
■霜月 水都 > 深く深く頭を下げまくった後、自分の無力を恥じながら訓練に励むのであろう……。
ご案内:「黄泉の穴」から霜月 水都さんが去りました。
ご案内:「黄泉の穴」から持流 童男さんが去りました。