2020/08/16 のログ
ご案内:「黄泉の穴」に窮戯さんが現れました。
■窮戯 >
「ふゥん……」
カツ、カツ、と
ヒールが高い音を鳴らす
そこへとやってきた黒い狐は、異質な空気を感じ取り、足を止める
「此処が大変容のセクトの一つ。『黄泉の穴』……」
顎先に指をあて、するりと撫ぜる
…情報通りなら、この内部は異界化しているという話だ
危険な怪異も多く、一般の立ち入りは禁止されている
「食事のついでに寄ってみたけど…これは面白いものが眠ってる…なんて雰囲気でもないわね」
踏み込まず、じっと血の色の瞳でそこを眺めていた
■窮戯 >
『大変容』は、自らの担当する科目の一つである歴史においても重要なファクターである
身近にそのものの痕跡があるなら触れてみたい…そう思っていた
それが大義名分なのか本質なのか、それはまた別の話だけれど
「調査をするにしてもかよわい女一人ではね…。
フフフ、眺めるだけじゃ、面白みにも欠けちゃう」
コロ…
狐の手のひらの上で賽子が鳴る
その数は増えていた
食事に訪れるたびに、その数は1つ、2つと増えて…
今、狐の手には合計7つの賽子がある