2020/08/17 のログ
窮戯 >  
踏み込みはしない
手を伸ばして、掌の賽子を、晒す

異界化した穴の内部にただよう"瘴気"
怪異を生む力
それがゆっくりと漂うように

賽子へと、吸い込まれていった

窮戯 >  
「ふふ…」

小さく嗤って、賽子をポケットへと収める
この行動に何の意味があるのか、何にも意味はないのか──

「何かの役には、立つかもね…?」

ぺろりと下唇を赤い舌が舐める
黒い狐は不気味な笑みを残して、その場を去った

ご案内:「黄泉の穴」から窮戯さんが去りました。