2022/04/16 のログ
ご案内:「黄泉の穴」に大和アイさんが現れました。
■大和アイ > 【魔術や魔法という物の情報を求めていたら、とりあえずここにたどり着いた】
「……うん。情報通りだわ」
【穴が開いている。
無茶な冒険をした結果、失敗して大惨事になったという話だ。
良くある話。
ニンゲンという生物が一番地球を破壊する。
これはその最たる例という物だろう。
とはいえ、ここのことはさほど詳しいわけじゃない 】
「核兵器の爆心地とどっちがマシなのかしらね、良く解らないわ」
【故郷の未来は核戦争で崩壊していた。魔術もつきつめれば、そういう道を辿るのかもしれない――。穴を見てそんなことを考えていた――】
■大和アイ > 【実際には大変危険な場所なのだろう。
しかし、そのことにまだ疎いせいで、警戒心は欠片もない。
ただ、好奇心に任せて危険な行動をする気もなく】
「……なにかもっと私好みの魔術を得る種が転がってないかと思ったけど……」
【期待外れだろうか?
それとも、穴に入れば何か得られるのだろうか?】
「……」
【しかし……。
結界と思わしき物の境界に手を触れる。
ここから先には簡単に入れるとは思えない。それこそ、魔術的な知識や技術が必要だろう。科学技術(――ビットやドローンといったもの――)に多少魔術的要素を組み込む程度の技術では足りそうにない。そもそもたぶん必要な技能のベクトルが違っている。】
「なんとか、破壊できないかしら……しても戻せないけど」
【半分本気で半分冗談な言葉を、ぽつりと零した】
■大和アイ > 【データで構成され、概念として構築され、現世に『フリルいっぱいの日傘』として顕現させている武器――まぁ、日傘の先端で結界をこつこつと叩いてみるけど】
【やはり魔術的なものと科学的な物とでは、なんの結果も効果も生まないらしく、何の反応もない。存在としては精霊にも近いものだが――】
「……あまり無茶をして、ここに居づらくなっても困るものね」
【なんせまだ来たばかりなのだ。追い出されるのには早すぎる。――どこかに魔術化魔法のヒントでも転がってないものか。『マモノ』とやらの観察対象でも良いけど……】
「来る場所を間違えたかしら」
【日傘を担ぐような仕草で、くるりと周囲を見渡す。結界破壊は諦めた。でもなにか、面白いものを探したい。何かないものか?】
■大和アイ > 【・・・・・・やはりここは、こんな穴や結界があるだけあって、危険な場所らしい。
周囲に意識を向けた時、何かしらの気配を感じた。
何かがこちらにやってくる。
注意深くその方角を見つめながら。
行くか退くかの判断を決めかねる。
それが、どういった物なのかはまだ分からない。『マモノ』かもしれないし、人かもしれない。
しかしうかつにコトを構えるのも愚かしい。
そもそも、自分自身がどの程度の立ち位置に居ればよいのか、まだ何も解っていないのだから】
「……この立地じゃ、前者ってところ?」
【マモノが暴れるのを傍観するのは大歓迎だが、被害者になるのはまだ勘弁だ。
ちょっと様子を見てやばそうなら即座に逃げるとしよう】
■大和アイ > 【そして、選択した行動は――】
ご案内:「黄泉の穴」から大和アイさんが去りました。