2022/05/09 のログ
ご案内:「黄泉の穴」にハインケルさんが現れました。
ハインケル >  
「ぐるぐるーって巻いてーはーいぽーい!」

……物騒な雰囲気が沈殿したかのような場所、黄泉の穴
場違いに明るい声と共に、少女は手から何かを穴の奥底へ向けて放り込む

「危ないモノは、元の場所に戻さないとね~」

お仕事おわりー、とその場で背伸びー

「──ま、運悪く誰かがまた拾ったとしても」

一重、二重、三重、四重、五重…
幾重もの暗号化した魔術式でかけた封印パズルは早々解けるものじゃない

近寄る人間がそんなにいない場所とはいえ保険は無数にかけておく徹底ぶり

「♪ 我ながらいーい仕事したっ☆
 ──さて、これからどうしよっかな…アジト戻ってもすることないし」

いや、最近欠乏気味のミストちゃん成分を接種しに行くのも良いかもしれない、悩むところである

ハインケル >  
1.どっかにいっちゃった三毛猫ちゃんを探す
あのおじさんに悪いことしちゃったし、ちゃんと探してあげないといけない
もしかしたらもう見つけちゃったかもしれないけど
落第街散策ついでにちょうどいいかな?

2.アジトに戻ってミストちゃん成分を接種する
最近あんまり接種できてないのでたまにはがっつり吸わないといけない
リスクとしてはあの子がでかけてると無駄足になるコト

3.学園に行く
今の時間だと歓楽街が賑やかだけど、ちょっと自分には肌に合わない
かといって商店街とかブラブラするのにはちょっと遅い時間帯
夜間の講義に顔を出しにいくのもいいかもしんない?

「うーん…」

うりんうりんと上半身をメトロノームのように揺らしながら考える、長い髪がわさわさと揺れていた

ハインケル >  
うーんうーんと揺れていると、地面に落ちている白いモノに視線を奪われる

暗がりではあるものの、ライカンスロープの眼を持ってすれば昼間と変わらず見通すことができる
そんな視界にあった白いものは、四角いカタチをしていた

「おー?ちょうどいいのがあるじゃん♪」

ててっと足早に近寄ってしゃがみこみ、それを拾い上げる

掌の上に乗る、一般的な大きさの賽子だ
なぜこんな場所に?という疑問こそあるものの、割りと色々なものが捨てられている場所だしなあと気にすることもなく、納得

「キミに決めてもらおーね♪」

ぽんぽんと掌の上で踊らせて、ぽーいっと頭上へ放り投げた

ハインケル >  
放り投げた白い立方体はくるくると回転しながら、少女の掌に向け落ちてゆく──
[1d6→1=1]
ハインケル >  
出たダイスの目は、1

「よしっ♪今日はネコちゃん探しだー!」

えーっと三毛猫だったっけー
確か三毛猫、たぶん、うろ覚えだけど
一度見てるから、ちゃんと見ればわかるはず!

「あのおじさんが路地裏で探してたんだからあのへんにいるよね~」

ふんふん、と鼻歌混じりにその場を離れる少女

「あ、持ったままだった」

ぽーい、と賽子を背後に向けて放り捨てる
そういえば捨ててあったにしては妙にキレーだったねー
なんて思いながら、いざネコちゃん探しに落第街へと向かうのでした

ご案内:「黄泉の穴」からハインケルさんが去りました。