2020/08/12 のログ
ご案内:「農業区」に雨見風菜さんが現れました。
■雨見風菜 > 農業区。
通常、学園の生徒があまり足を運ばない場所。
風菜も基本的にあまり足を運ばないのだが、今日はなんとなくピクニックに来ていた。
最近良く着ているライムグリーンのワンピースが風に煽られる。
「いやあ、牧歌的ですねえ」
農業風景を一望できる小高い丘に登り、レジャーシートを広げる。
そしてパラソルを差して『糸』を使って固定する。
■雨見風菜 > 夏の青空、青々と生い茂る芝生の丘。
そして底にレジャーシートを敷いてパラソルを差して座り、風を浴びる風菜。
絵や写真のモデルとしてかなり映えそうな光景。
「……やっぱり日光で暖められて生温いですね」
こう感じる風だけがネックだが。
■雨見風菜 > こうして農業区の風景を眺めていると。
自然の雄大さがとても大きく見える。
時折吹き付ける風が、芝生に波を作る。
時折冷えた麦茶を取り出しては口にする。
とても、平和な風景。
■雨見風菜 > 考える。
自分の体の異常。
生理が止まり、母乳が出る。
まるで妊娠したかのような体調だが、実際には妊娠をしていない。
するはずがない。
じゃあ、なぜ?
■雨見風菜 > 考える。
母乳が出始めたのは、あの悪夢を見た後。
『触手』が発現してから……
つまり、『触手』が体調に影響している?
いや、何かが違うような気がする。
■雨見風菜 > 「ううん。
一人で悩んでもしょうがなさそうですね」
異能に詳しい人に相談したほうが良いのかも知れない。
そう結論づけて、風景を楽しむことに興味を戻す。
「……平和ですよね、本当に」
■雨見風菜 > 「さて、そろそろお腹も空いた頃ですし。
お弁当食べちゃいましょう」
言って、『物体収納』しておいた弁当箱を出す。
開ければ、中身はサンドイッチ。
卵、ツナマヨ、レタスとトマト。
そしてカットとうもろこし。
まずは卵サンドイッチをひと口。
レシピ通りにしか作らないがその分味は保証されている。
■雨見風菜 > もぐもぐと、牧歌的な風景を眺めながら食べすすめる。
「それにしても本当に、恨めしいほどいい天気ですね」
透き通るような青空、申し訳程度に浮かぶ雲。
夏の空は太陽光を全く遮らない。
■雨見風菜 > サンドイッチを食べきって。
最後のお楽しみに残していたカットとうもろこしにかじりつく。
「んー♡」
ご満悦。