2020/09/21 のログ
ご案内:「研究施設群」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > この常世学園はとっても広くて全部見て回ろうとしても全然時間が足りません。

今日も色んな場所を探検して変な場所につきました。
おんなじようなビルがいっぱい並んでる場所。

「ここ何するところなんでしょう?」

あんまり人は通らないけど通る人間さん達はだいたい皆、先生みたいな白い恰好をしています。
……眠そうな目の人が多いです。あんまり寝ていないのかもしれません。

フィアドラ > ずーっと平坦でべたーって感じの街。時計塔が見えないとすぐにでも道に迷っちゃいそう。
そこの道のすみっこに座り込んで歩いていく人間さん達を見てみます。

この場所を行く人間さんは忙しそうにせっせかと行く人か、ゾンビみたいにずるずる歩いていく人。
普通に歩いている人はほとんどいなくて後、メガネをかけてつけててかしこそうな人が多いのです。

「皆、先生なんでしょうか?」

かしこい人は先生が多いのでここにいる人も先生が多いのかもしれません……。

フィアドラ > 『あれは、ヒュドラの…』『混血……血の有用性…。』

逆にこっちを見てこそこそと話している人間さん達がいました。
なので話しかけます!

「こんにちは!私の方見て何の話をしてたんですか?」

まさか、話しかけられるとは思ってなかったみたいでびっくりしています。

「血がーって言ってましたけど…もしかして、私の血が欲しいんですか?」

そう、私たちヒュドラの血は猛毒で…薄めた毒の一滴を河に流せばその河で魚は釣れないって言われているくらいのものなのです!
私が元居た沼地でもその毒が欲しいって言ってた人間さんはたくさんいました!

フィアドラ > 『ヒュドラ毒を扱う免許を持っていない…』『毒性が強すぎて活用手段が逆にない…』

ぶつぶつと呟きながら人間さん達は離れていきました。

な、なんだったんでしょうこの場所は…。
ビルとビルの隙間から見える時計塔を頼りにして私は寮へと帰りました…。

ご案内:「研究施設群」からフィアドラさんが去りました。