2021/10/26 のログ
黒赤入れ墨角々卿 >  
世界の真理を目指し統一を企てている死者帝国の暗黒闇ダークブラック黒スケルトン卿の敗退、それを受け、次は特級武者による威力偵察と強者を滅するためにと。
暗黒な力による儀式を行い、儀式を行った者達が命を落とすと共に開かれた空間。
そこに進むのは、全身が赤と黒のシスの刺青で覆われている(なお、刺青をしている理由については不明[1])。髪の毛がない頭部に十本程の短い角を持つエイリアン種族出身の、落ちた武者である。
精神剣の達人、受容の型の拾得者で、両刃の精神剣を巧みに使う、暗黒っぽい方の弟子である。

空間の歪みから世界と時間を超え――。

幣美奈穂 >  
なんか、歪みを急に感じた美奈穂です。
踊りながらですけど。
転びそうにながら、その空間から現れたのは――なんか黒いお顔に赤い肌でぴっちりしたお洋服着た、角が沢山ある方です。
鬼さんでしょうか?
なんかちょっと穢れというか邪というかを感じます。
こんなとこにも穴が開くなんて、はろうぃんの本場の方かしら?

と、勝手に浄化している美奈穂です。
暗黒面に落ちた方々にはきついのです。
あっ、膝をついたので気分が悪いのかしら?

「あの、大丈夫ですk――」

少し心配になりお声をかけようとします。
が、それよりも早いのが、お酒が入ってパーソナルスペースという垣根がなくなった男子大学生たち。
『うぇ~い!』『あれ、ハロウィン?。気合入ってるなっ!』『じゃあ、とりあえずかんぱーい』『かんぱ~いっ!』
さっそくお酒を持って近づいていくのです。
苦し気に近寄るな、と何時もより精彩の欠いた精神剣を振るう鬼さんっぽい方。
ですが、その鋭い動きを見逃しません。
美奈穂は風紀委員なのです。

「あっ、あれは――!
 ――リンボーダンスの構えっ!」

リンバーなようです。
本場のリンバーなハロウィン怪異っぽいですね!

幣美奈穂 >  
その黄色い声に反応したのは、やっぱり大学生、そして釣られる高校生とか。
他に、ここにキャンプに来ていた方や、キャンプやコテージ修学旅行で来ている方々。
一瞬の静寂の後、うぇ~いっ!

しゃかぽこしゃかぽこっ。
バケツやドラム缶などをひっくり返してカリブなリズムです。
鉄串を叩き合わせてちんちんちんっ。
お酒が入った大学生が雰囲気づくりに一役。

うっ!、はっ!、うっ!、はっ!

と、二本の長い木の枝を持ってきて、地面をたたき空中で合わせて。
そこをリンボーダンスで潜り抜ける大学生。
潜れると、両腕を高く上げてアピール、成功の一杯とお酒をぐいっ。
中には武術を習っている学生もおり、棒術を披露してから潜り抜けます。
うぇ~いっ!

黒いお顔に赤い肌でぴっちりしたお洋服着た、角が沢山ある鬼さんの番。
赤く光る両刃先をぐるりと回し、通り抜けます。
どうだ、これぐらい簡単だぞと、両腕を力強く上げアピール。
うぉーっ!、うぉっ!、うぉっ!、と吠え、逞しい筋肉が判る装束です。
テキーラを一杯と差し出されてぐいっと。

ちなみに美奈穂も参加、がんばってっ、とかお声を掛けられますが。
実は楽勝。
うん、120cm、ちょっと背を反らすだけで行けますから。

幣美奈穂 >  
お酒のせいもあって、変に盛り上がるキャンプファイヤー前のリンボーダンス大会です。
どんどん下がっていきます。
成功した方に、きつめのお酒を一杯。
失敗した方には、さらにお酒です。
あっ、美奈穂のはオレンジジュースなのです。

にゃーっ

美奈穂もマネして両腕を上にです。

ついに75cm、ここら辺だともうかなりの方がリタイア。
うっ!、はっ!、うっ!、はっ!
と、鬼さんも酔いが回りながら通ります。
通れると、すごく喜び両腕を何度もあげ吠えるのです。

美奈穂もくにゃり。
柔らかくぬけ――『スカート、スカートっ!』と女子大生さんから注意が入ります。
どうしましたの?。
下着が見えそうだったそうです。
はっ!

結局。55cmのところで袴の裾を気にして棒に触れてしまった美奈穂です。
悔しいのです!

ところで勝負。
すでにべろべろになっていた鬼さん、45cmでOUT。
勝ったのは、紅葉を見に来ていた、齢80のお爺様。
ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。
まだ若い者には負けんよ、わしが若い頃は世界大会でいいとこまで・・うんぬんかんぬん。

負けた鬼さん、とても悔しそうです。
地面にだんっ、と拳を受け付けて男泣きです。

幣美奈穂 >  
「大丈夫ですか?
 あっ、あっちの歪みからですか?
 もうあそこ、穢れがありますようですから閉じて歪み綺麗にしちゃいますけど。
 帰られます?
 あそこ閉じたら、一緒のとこに戻れるか判りませんので」

よくやったっ、尊敬するぜと。
男子大学生さんが馴れ馴れしく鬼さんの肩に手を乗せ、ウォッカの瓶を口につっこみ。
スピリタスの瓶を持たせます。
ポーランドのウォッカ、ズブロッカをもう一つの手に。

そんな鬼さんの背中をなでなで。
帰るかどうか尋ねます。
触れられ、暗黒の力を浄化されかけた鬼さん、げろー。

そんなせいでぐにゃぐにゃになった鬼さん。
男子学生にも手伝って頂きまして、歪みの穴にぽいっ!
きちんとぽいっできたことを確認しまして、今は夜ですからお塩を頂き持って置き、簡単に閉じておきます。
明日、朝日に合わせて穢れ払いと鎮地の儀式をすれば、水の力もかりれて綺麗になるでしょう!

そういうので、ちょうどお開き時間です。
まだこれから飲む方もおられるそうですが、美奈穂は就寝前にお風呂また行きたいですから!
と、おやすみなさいmせ、と民宿に戻り美奈穂です。




――その間も、戦々恐々と祭祀局などに連絡を取っていた先生。
何かあった際に、美奈穂を戻す役割もあったのです。
携帯電話を持たない美奈穂の連絡役なのでした。

ご案内:「研究区 玄武湖」から幣美奈穂さんが去りました。