2022/10/28 のログ
ご案内:「研究施設群」にソライアさんが現れました。
ソライア > 最近どうにも巷を賑わせている輩が居るらしい。
パラドックス、という一人の男。
組織の人間達も頭を悩ませている存在らしく、
自身にも上から抹殺命令が下されている。
――とはいえ、至る所で破壊行為を繰り返し、
島の委員会すら手を焼いているのだ。
一介の始末屋がどうこうできる相手ではあるまい。

研究施設の喫煙所。
そこに一人、冷気を部屋中に満たしながらシガリロに火を点ける。
赤く灯る火は、唯一の熱源だ。

『”被検体”の数が減るのは困ったものだな…』

その男は誰彼問わず殺しているという。
それは、我々組織としては困る事だ。
呟く言語は、北欧の言葉。

ソライア > 諸々の事情で外に出歩く事も多い。
鉢合わせする事もあるかもしれない。
…どうにか出来る算段はないが、殺される事だけはないように。
浮かぶ顔は、唯一の家族である妹。

ハロウィンも近いし、ちょっとした通話とお菓子でも送ろうか。
冷たい目元が僅かに和らげば、彼女の口に合いそうな菓子を見繕おうと
端末を操作しながら時間を潰して。

喫煙所が冷えに冷え、シガリロが短くなれば。
そろそろ戻るかと火を消して喫煙所を後にした。

ご案内:「研究施設群」からソライアさんが去りました。