2020/07/21 のログ
ご案内:「訓練施設」に小鳥遊 巫優さんが現れました。
小鳥遊 巫優 > 制服姿のまま、訓練施設に立っている。
背中には刀剣――近代的な鞘と刀――を付けている。

テスト期間だったためにしばらく体を動かせなかったが、解禁となった今、愛刀を携えてここに来ていた。

小鳥遊 巫優 > (久しぶりの運動)

準備運動をしながら筋肉をほぐしてやりながらも考える。
水泳はたまにやっていたがこっちはご無沙汰。
――誰かと斬りあいたいとか、強くなりたいとか、そういうつもりはないけれど。
でも、こういうのをもって動き回るのは好きで。

ふんす、と握り拳を作って気合を入れる。

小鳥遊 巫優 > 場の設定は簡単なエネミーの出現。
巫優が立てば、黒いモヤが現れ、壁や段差などが生える。
ちょっとした市街地戦の想定だ。

両手を刀に手をかけ、少しだけ刃を見せる。

小鳥遊 巫優 > 近くにいた一匹が吠えながら走ってくる。
――人ではなく、獣。犬かなにかだろうか。
人間の足にして数歩の距離から、こちらの喉を狙った飛び掛かり。
本物でそんなことをされれば、かなり危険だ。
ただしこれは、模擬戦。
緊張する必要もなく

「――ふっ」

飛び掛かってきた獣に対して腰に付けた鞘から二本の刀を抜く。

小鳥遊 巫優 > 相手が噛もうとした喉――その位置に刀を置いて、相手の速度とこちらの速度を合わせて両断する。
感触はない。
が、後ろの方でふわりと霧散する音。

相手が倒れたかは見る必要もない。
逆手でもっている左手の刀を軽く回し、順手に持ちかえる。

「――よし、次」

ご案内:「訓練施設」にセレネさんが現れました。
小鳥遊 巫優 > 近くの壁を見て、異能を起動する。
軽く足に力を入れてジャンプをすれば、重力を無視して壁へと飛び乗る。
そのまま壁を駆け抜け、今度は地面にいる黒いモヤ――こちらは人型――目掛けて再度異能を起動して接近し

「っせ」

二本の刀を振るって霧散させる。

セレネ > やっと本調子に戻れた。
だから身体を動かす為…というより、単純に他の人の訓練を見たいが為、
やってきた訓練施設。
扉を開ければ、そこには既に誰かが模擬戦をしている最中。

両目で周りを見回して市街地のような形のステージに、刀を両手に持った少女を見つけ。
その少女は異能の力か、重力を無視して壁に着地した。
蒼を見開いて驚くと人型の敵に向かって刀を振り下ろす様を眺めて。

見事な太刀筋に小さな拍手を送ろうか。

小鳥遊 巫優 > ――遠くで破裂音。音が聞こえる。が、この距離なら問題はないはず。
――それよりも。
その隙をねらって今度は不定型がとびかかってくる。
こちらを覆いつくして飲み込もうとするような攻撃。
すぐさま距離を取るために逃げ道に視線をやり、異能を起動する。
地面を軽く蹴ればそれだけで目的地へと飛び、距離をとり。
今度は逆に近づくために異能を使う。

黒いもやの近くを目的地に設定し、飛び。
高速の移動は相手が攻撃をしてくる前に、

「――これでっ」

一閃。
黒いもやを霧散させる。

ふう、と一息ついてから周りを見渡して次の獲物を探せば――見学者を見つける。

あ、見られてた、みたいな顔をする。

セレネ > 「小鳥遊さん、凄いですね。
泳げるだけじゃなく武器も扱えて、あんなに戦えるなんて。」

聞こえるかは分からないけどそう声をかけてみた。

己が視ている限り、相手のその能力は魔力等のエネルギーは使わないものだから全く原理が分からない。
だからこそ、それを回避や接近に上手く取り入れて縦横無尽に駆け回っている事が素晴らしい。
相手の表情は気にする事なく、その場で立ち止まったまま軽く手を振って挨拶。

小鳥遊 巫優 > 「ん……」

コクコク、と頷いて返事。
大丈夫、声はちゃんと聞こえているという意味もこめて。

「……えっと。
戦うのは、得意じゃない、けど。
……ちょっとだけ、そういうことをかじってたから」

刀を鞘に納めて、コントローラーから場の設定を破棄する。
どこかで黒い霧が霧散し、壁や段差が引っ込んでいく。

「セレネさんは、ここ使う?」

セレネ > 声が届いているか不安だったが相手の頷きを見れば
聞こえているらしい。良かった。

「私も自衛の為の戦い方くらいは習っておりましたが
戦う事自体は苦手ですね。」

同じだ、と共通点。
相手が端末を操作しては元の訓練施設へと戻っていく。

「あぁ、いえ。
昨日までちょっと体調を崩していたので無理はするなと
きつく言われておりますから…今回はただの見学に。」

使うかとの言葉には首を緩く横に振る。
しかし、あの異能は移動に便利だなと内心で。

「刀ってかっこいいですね。良いなぁ。」

日本と言えば刀だし、侍だし、忍者だし。
ちょっとテンションアップ。

小鳥遊 巫優 > 彼女も戦えるんだ、と内心で意外そうに思う。
どちらかというと戦うよりも、それを指示する側の人間に思えたが。

「あんまり、無茶しちゃだめだよ。
また……体調悪くしちゃう」

昨日が体調不良なら、もう少し休養していた方が良いのでは、と少し心配をしつつ。

「……刀、振ってみる?」

そう言いながら近くに寄って、腰の鞘を見せる。

セレネ > 無論、戦う事は最終手段だから
不必要には争いはしないようにしているしそうならないよう立ち回るように努力している。

「ん、ご心配有難う御座います。
自分の体調は自分がよく分かっているので…大丈夫です。」

大丈夫じゃなかった結果こっぴどく叱られましたが。
相手からも心配されてしまえば大人しくするしかあるまい。

刀についての言葉には一瞬凄くキラキラした表情になった。
けれど、少し悩んだ後に

「…そのお誘い、凄く…凄く嬉しいですけど…!
私きっとテンション上がって仕方なくなるので…また今度に…。」

その鞘もかっこいい!
でも人前で大喜びするのもイメージダウンになりそうだからグッと我慢。

小鳥遊 巫優 > 本人がそういうのであれば、きっとわかっているのだろう。
それ以上はこちらからなにも言えない。

刀は、すごく興味のある顔をしていたが断られた。
テンションが上がって仕方なくなる、というのがどんな様子なのかはわからないが。

「……セレナさんは、どうやって戦うの?」

自分みたいに剣を振り回すタイプではないのだろう。
攻撃タイプの異能だろうか。

セレネ > 正直刀を間近で見れているだけでも結構喜んでいる。
それに彼女が振ってみるかと提案してくれただけでも嬉しかった。
気持ちだけで充分、充分。

「――え?
あ、あぁ、私ですか?
えーと、そうですねぇ…。」

己は魔法での戦闘が主になる。
秘匿主義では、あるものの。
彼女の異能を偶々であれ見たのだし。

「…私は魔術を使用しての戦い方になります。
他の人のように、異能の戦闘は出来ませんから。」

一瞬躊躇ったが、己が扱う魔術についての話を口にした。

小鳥遊 巫優 > 「……まじゅつ」

それは未知の力。
勿論、異能も自分以外のものは全て未知ではあるが。
魔術という体系も、全くの未知。

「魔術は……えっと、どうやって……。
どう、戦うものなんですか?」

自分みたいに剣を使うのだろうか。
それとも、漫画のようにビームを出すのか。

セレネ > 相手が反応を示した。
相手は異能を駆使して戦う身だから、己とは違う系統であるとは分かっていたが。

どう戦うのか、と聞かれるとどうすれば分かりやすく伝わるか悩む。

「そうですねぇ。魔術の系統にもよりますけれど。」

言いつつ少し魔力を使用して空中に陣を形成し。
そこから光の矢の先端を一つ覗かせた。

「魔術とはいえ結局は現実に影響を及ぼしますから、
ゲームでよくある魔術みたいな感じで…大丈夫だと思います。」

言い終えた後光の矢を一本、真っ直ぐに壁へと射た。
壁に当たった矢はすぐさま光の粒となり虚空へと消えて。

小鳥遊 巫優 > おぉ、と感嘆の声をあげる。
まさにゲームっぽい魔術。
それだと、アレだろうか。
空から雷を落としたり隕石を降らせたり。
地面を隆起させたりとかもできるのだろうか。
とても見てみたいところだが、彼女の不調の件もあるためにそれは言わず。

「すごいね。
私は、そういうのわからないけど。
そう言う事ができるのはかっこいいし……凄いと思う。
セレネさん、かっこいい」

なので、小さく拍手。

セレネ > やろうと思えば、相手が想像している事も出来る。
けれど属性の相性もあるからやった時はきっとすぐに魔力が枯渇するに違いない。

「小鳥遊さんの方が凄いしかっこいいですよ!
だって刀を使って戦ってるんですもの。
忍者みたいでかっこいいです。」

お互いきっと無いもの強請り。
だからこそかっこいいと思えるし、凄いと思えるのだろう。
小さく拍手してくれる相手に少し照れて頬を赤く染めながら
負けじと相手を褒めた。

小鳥遊 巫優 > 「刀は……体を動かせば、そのうち最適化されるから。
魔術のほうが難しそうだけれど。
……ありがとう」

でも、そうやってかっこいいと言われると嬉しいのは違いない。
小さく微笑んでお礼を言い

「そろそろ、私は帰ろうと思うけれど。
セレネさんは、どうする?」

セレネ > 「貴女は身体を動かす方が得意そうですね。
私とは真逆そうです。
いいえ、どう致しまして。」

微笑んだ彼女も可愛らしい。
見た目はお互い似ていると思うけど、中身はきっと真逆だ。

「んー…そうですね。
もう良い時間帯ですし…私も帰ろうかと。
貴女も女子寮でしたっけ。
なら、一緒に帰れますね。」

スマホで時刻を確認すれば、それなりに時間が経っていた。
時間が過ぎるのが早いなと思えば相手と共に行こうと告げ。

小鳥遊 巫優 > 「あ……じゃあ、魔術について、もうちょっとだけ、ききたいです」

近くに置いてあった刀を入れる用のバッグに詰め込み、担ぐ。
異能の力を使えば、早く帰ることも出来るが、今日は封印。
帰る道の間、魔術についていろいろ聞いてみよう。

そう思いながらその場を去っていく。

ご案内:「訓練施設」から小鳥遊 巫優さんが去りました。
セレネ > 「ふふ、私が知っている事で良ければ何でもお答えしますよ。」

刀用の細長いバッグに刀を仕舞い、背負う彼女を見ながら言う。
相手に歩幅を合わせてゆっくり歩きながら一つずつ疑問や質問に答えていくだろう。

一人の帰り道より、少しだけ賑やかな帰路となった。

ご案内:「訓練施設」からセレネさんが去りました。