2020/08/12 のログ
ご案内:「訓練施設」に日下 葵さんが現れました。
■日下 葵 > 「体動かすの、久しぶりかもしれません」
訓練施設の一角、どこにでもあるようなトレーニングルームにその姿はあった。
対人の戦闘訓練でもなく、異能を使った実戦形式の訓練でもなく、
純粋に身体を動かすために来た。
荷物をロッカーに入れて鍵をかければ、
簡単なストレッチをしてトレーニングを始める。
特にこれといってメニューは決めていないが、
今日は走りたい気分だったのでランニングマシンでランニングをすることにした>
■日下 葵 > 「いきなり長い距離を走ると身体が驚きますから、3kmくらいにしておきますか」
ワイヤレスのイヤホンをつけてBGMを再生すると、
走る距離を設定してランニングを始める。
最近は人手が足りないところに回されてばかりで、
こうしてトレーニングする時間がなかなか取れなかった。
普段なら7kmを目安にするのだが、今日はその半分以下。
そういう設定にしたくなるくらいには、運動はご無沙汰だった>
ご案内:「訓練施設」に持流 童男さんが現れました。
■持流 童男 > 「ちょっとずつだけど、仮面が外れてる気がするでござる」
そう言ってすこしだけ満足そうに言って
訓練施設に足を踏み入れる。
そしてアッシュ系の色に染め上げたショートヘアの少女を見て、見覚えが・・・確か・・・
「・・・・ーーーやばいね」
そう呟いた。
■日下 葵 > 「はぁー、意外と走れますね。
喫煙者もまだまだ捨てたもんじゃないです」
15分ほど走ると、ランニングマシンが徐々に速度を落とし、クールダウンに入った。
ゆったりと歩けるくらいの速度に減速すれば、
手近に置いてあったタオルとドリンクを手に取る。
「もう少し走ろうか迷いますね」
汗を拭きながらドリンクを一口飲むと、視界の端に誰かをとらえる。
顔をそちらに向けると……見覚えがあった。
「うわ……」
思い出すのに対して時間はかからなかったが、
次いで口から出た言葉はもはや言葉として意味をなしていなかった>
■持流 童男 > うぐっと傷つくが、まぁやったことが覗きなので仕方ない
そう、また仮面を被って演じよう。この子には、僕を見せてない
ぎこちない笑顔の仮面をかぶって。
「うっぐう!その視線ご褒美でござるぅ~~~!」
そう笑った、
これでいい、この子が、僕を嫌ってくれたら、緊急のときに、僕以外を助けてくれるだろう。それで・・いいんだ。
「いやぁ~~~~・・・・確か日下 葵殿でござったよね!」
ぎこちない笑みで笑う。
「あの時は、すまなかったでござる。」
そう申し訳なく謝った。ここは笑わない・・!
■日下 葵 > 「えっと、名前。名前……そうだ思い出しました。童男さんでしたっけ?」
確か慰安旅行にいた男性の風紀委員だ。
仕事や担当が被ったことがないため交流はほとんどない。
故に彼の情報は名前と温泉で覗いていたということくらいしかない。
「謝るなら笑う前に謝るべきだと思いますけど……
てか笑うならそのキャラ通してください。絶妙に対応に困ります」
ぶっちゃけ、覗かれたこととか、見られたこととかは大して気にしていない。
服が破れることなんて仕事をしていればよくあることだ。
ただ、ぎこちなく笑われたり真剣に謝られたり。
正直彼の情緒を案じてしまって反応に困る>
■持流 童男 > 「ははは、スマヌでござるな。なかなか最近色々あって情緒がボロボロになってしまってな。」
そうぎこちなく笑って謝る。
だけど、と言って笑う
「そうそう、某の名前は持流 童男、・・・ヒーローを休業して、今は自分探ししてる人間でござるよ」
そう寂しくぎこちなく笑ってから。
「ところで、葵殿は、ランニングしてたでござるな。どうでござるか?よかったら某と、一緒に対人戦闘とか!異能ありで!・・大丈夫でござる加減はするでござるよ」
そうぎこちなく笑う 葵さんに
■日下 葵 > 「はぁ……ご自愛ください……?
ヒーローも落ち込む時代ですか」
彼に何があったのか、私は知る由もないが、ヒーローも落ち込むものなのか。
というか休業って、ヒーローってお金が出るものなのだろうか。
「対人戦闘ですか?
私は構いませんけど……
異能有りでいいならむしろ私としては加減しないでもらったほうがいいですね」
異能といっても、こちらは何か必殺技が出せるような異能ではない。
むしろ相手に必殺技を繰り出してもらって名実ともに殺してもらわなければ。
もしそれが嫌なら、純粋に格闘訓練の方が身になる。
という旨を伝えて>
■持流 童男 > 「おう!もちろんでござ・・・すまぬやはり純粋に格闘訓練でおねがしてしてもいいでござるか?」
そう言って、純粋に格闘訓練のほうが良いと提案する
「・・・いや、こう、か弱い女性を、殺すのは・・・ーーー嫌だよ」
しょんぼりとしつつも、指先でつんつんしつつか細い声でいいながらも、異能で殺してからなにかあるのだろうが。それでも、っていうか僕感情あったんだな。と自覚しつつも
「ーー痛くないわけじゃないんだろう?死ぬっていうのは。個人的なさ、見解だけど、辛いし、苦しいし、悲しいと思う。だから、格闘訓練にしたいんだけど大丈夫かな・・?」
そう気弱そうに相手に確認を取る。
■日下 葵 > 「……か弱い、ですか。
いいですよ。格闘訓練でも」
なるほど、私は彼にか弱いと思われているのか。
そう思えば俄然やる気が出てくる。
「ええ、痛いですよ。
別に痛みを感じなくなる異能とかじゃないですし」
「いいじゃないですか。
別に痛みを感じるのは童男さんじゃないんですし、
それに本当に痛いかどうか、悲しいかどうかは私にしか分からないわけですし」
そう言って、格闘訓練用のスペースに場所を移す。
もちろん格闘訓練なので、こちらはラバーを被せたナイフと、
拳銃に見立てたモデルガンを使わせてもらう。>
■持流 童男 > 格闘訓練用のスペースに場所を移した後に
こちらもファイトスタイルを取る。大丈夫、対武器なら100回位想定した!!
泣きそうな顔をしてから
「・・・ーーー良くないよ。葵さん。君が死んじゃうと、僕が苦しい。だって。」
そう葵さんさんに戸惑うように言ってから。
「ーーー死ぬのが怖くないわけ無いだろう!!!!辛くないわけが・・ないだろう・・!」
本音でそう言った。感情を表に出して。怒ってしまった。
「ーー僕は君の苦しみを理解してやれない・・!
だけど死ぬのが痛くて・・・悲しいのは・・・分かる。」
自分が今もそうだから、守れなかった人たちと取りこぼしてきた人たちが、その間際に泣いていったように。笑っていたように。様々な感情があるんだろう。それはわからない。だけど。それでも!!
「ーーーだから!!全力で来い!!!その上で君を越えてみせる!!!か弱い、君には負けないよ!!!!!」
そう拳の構えを取って吠えた
■日下 葵 > 「あー、いいです。そういうの。
そのうちわかりますよ。私がどういう存在か」
感情むき出し、とでもいうのだろうか。
そんな彼への返答はひどく冷たい。
両太ももにナイフを。
ヒップホルスターにモデルガンを。
いつもの位置にいつもの武器。
「では、よろしくお願いします」
お互いに対面すれば、軽く会釈。
そして拳を構える童男に対して身体をねじりながら後ろ手に蹴り。
躰道でいうところの海老蹴りを、初手何のためらいもなく繰り出した。
彼との身長差なら、ちょうど踵が胸に当たるだろう>
■持流 童男 > 「っ・・!?」
すこし眼前から消えたことに、驚くが、踵が胸に当たる。
凄まじい衝撃が体を、突き抜けるが。仰け反るのを抑える。
痛むが、どうってことない・・!痛いけど・・!
視野を広くしろ。何ができるか見ろ。自分でできることをして相手の動きを予測しろ!
「いきなり消えたと思ったよ!
良い鍛え方・・してるじゃないか!じゃあ次はこちらの番だね!」
そう言って足払いの要領で、葵さんの海老蹴りの手のバランスを崩そうとする!
■日下 葵 > 「しゃべっている暇があるんですか?」
足払いで身体のバランスを崩されれば、それには抗わずに身体を地面に伏す。
相手に背中を向けた体勢から、伏したまま相手に向き直って逆に足払いを仕掛ける。
このまま倒れてくれるなら寝技に持っていくつもりだが、
倒れてくれないのであれば今度は頭上で足を振って蹴り技。
とにかく技を途切れさせない。
相手のペースにさせないという考えが前面に出された猛攻を仕掛けていく>
■持流 童男 > 「っ・・・・!!」
思い切り倒れかけるがなんとか踏ん張る
ここも反省点だなぁ!僕!
「いーや!喋ってる暇なら何回だって在るさ!」
と言いつつもこちらも応じるようにシュートスタイルに切り替えて、蹴りを打とうとするが、頭が下って、蹴ったら結構やばいな!と思って頭から蹴りをそらそうとする!
■日下 葵 > やはり体格差のせいか、完全に転ばせることはかなわなかった。
首の根本で身体を支えながら、まるでブレイクダンスでもしているかのように蹴りを繰り出すが、
それも空を切るばかりだった。
そして彼がバランスを崩しながらも繰り出される蹴りに、
腕を構えて受け身を取ろうとするが――外れた。
いや、わざと外したのだろうか。
「……チッ」
彼に聞こえるか分からないが、軽い舌打ち。
空を切った足を振って身体を起せば、今度はその身体に肘撃ち。
続いて肘を引く動作で掌底、さらに引く動作で回し蹴りと、
次々に技を繰り出していく>
■持流 童男 > 「っく!!」
と言って肘打ちを叩き込まれる。
肘打ちと掌底も食らっていき、回し蹴りをもろに受ける。
技の連撃を何発か食らった上で片膝をつく
「くっっは・・・こんなものでは、まだまだ・・ぁ・・!」
というが視界がグワングワンしている。
くっそ、三半規管の訓練もしたほうがいいねこれは。
「ーーー君の技は、連撃・・・なんだね・・・!」
そう苦しそうに言いながらも
■日下 葵 > 「いいえ、そういうわけでは」
先ほどの蹴りを受けた感覚から、
こちらの攻撃は軽く往なされるのだろうと思っていたが、
思いのほか技が入る。
そして彼が片膝をついたタイミングで再度足払い、
足払いをしながら、
ほとんど同時に右手は腰へ伸びてモデルガンを引き抜いていた>
■持流 童男 > 「ぐっ・・・!?!」
と言ってから、足払いをされて思い切り倒れる。
そして、仰向けになって引き抜かれたモデルガンを見てから
「・・・・強いね。葵さんは、訂正するよ。か弱くなかった!!だけどまだ・・!モデルガンさえなんとかすれば・・!」
と言って、それでもと思って、最後のあがきで一撃をモデルガンに加えようとする!!
■日下 葵 > 「モデルガンさえ何とかすれば?
もう無理ですよ」
モデルガンに一撃を加えようとする彼を、
容赦なく蹴り飛ばそうとする。
はなっからモデルガンでとどめを刺すつもりなどないのだ。
モデルガンを引き抜いたのはクセのようなもの。
「さっき私の頭を蹴ろうとしたときに避けた段階であなたの負けですよ。
ナメてんですか?私も風紀委員ですよ?」>
■持流 童男 > 「ーーっと」
そう言って蹴り飛ばそうとするのを、なんとか顔を逸して避ける。
そして、舐めてるのかというのに対しては、真剣に見てから
「うん、頭に入ったら死んじゃうかと思って蹴らなかった。なにか起こったら怖いしね。それに付随とかになるのやだろ?」
そう言って快活に笑って、葵さんを見てから起き上がりとしている。
■日下 葵 > 「何ヘラヘラしてんですか?何か勘違いしてますね?
あなた今、一般人ないし仲間を危険に晒したんですよ?」
快活な彼とは対極に、こちらはピクリとも笑わなかった。
「対人戦闘、特に近接戦闘になるシチュエーションは限られます。
市内に暴漢が現れる、敵拠点に侵攻する、何にせよ周囲に人がいる、
もしくは制圧火器の使用が制限される場合がほとんどです」
ホルスターにモデルガンを収めながら、タオルで汗を拭う。
「私とあなたのほかに、一般人がいたら救えるんですか?」
倫理観が欠如しているとは言え、ガチガチに訓練を重ねている。
そんな立場から見て、彼の態度は正直気に食わない。
そして何より――
「私の何がわかるんです。
苦しみをわかってやれない?
誰がそんなことをお願いしたんです。
大層なことを言う前に基礎をかためてください。正直不快です」
容赦がなかった>
■持流 童男 > 「一・・うん全くだ。君の言うとおりだ。」
そう哀しく笑う
なるほど、本当に色んな事を積んできたんだなこの子は。
そうしみじみ思いつつも、
一般人が居たら救えるという問いに対しては、
「ーーごめん。救えないね。今のままだと」
まァ嫌われるのは、慣れてるさ大丈夫
笑って
「ーーーーうんごめん、君の深いところに入っちゃったみたいだ、本当にデリカシーがなかったみたいだね。本当に悪かったよ。ごめんね。」
と言って笑いの仮面をかぶる。強固にかぶる。なんだ。かぶれるじゃないか。
■日下 葵 > こいつ、また笑ったな。
そう思ったときには、彼の胸倉をつかんでいた。
自分よりはるかに身長が高いため、やや強引に引き寄せる形になる。
「笑ってごまかすな。真剣にやれ。
なんで風呂を覗いたことをあれだけ真剣に謝れて、
人の命を預かる訓練で笑える?」
普段の彼女を知る人間ならきっと驚くだろう。
「私は死んでなんぼの仕事をしているんです。
死ぬことを苦しいとか怖いとか思ったこともありません。
軽々しく私の特技に口を出さないでください」
デリカシーとかの問題ではない。
知ったふりをして適当なことを言われたのが気に食わなかったのだ>
■持流 童男 > 笑え、笑え、仮面をかぶれ。この子に知ったふうな口を聞いてしまった。実際風呂を覗いただけで何も知らなかった。
胸ぐらをつかまれながら、笑うが、ぎこちなくなっている。
作り笑いなのが分かるかも知れない。
やめてくれ、僕は、仮面をかぶらないとしゃべれないんだ。
「ーーーうんごめん。君の事を何も知らないで。覗きをしただけで何も知らなかった。知った風な口聞いて。」
そういった後にぎこちなく歪んだ仮面が落ちる。
真剣な表情になってしまっている
「ーーーー本当に、全くだよ。人の命を預かる訓練でさ。」
泣きそうな声になりながら。
「ーーー君の言うとおりだ。ごめんなさい」
今度は笑わないで真剣にそういった。
そして仮面が外れたことに気づいて、笑顔をとり作ろうとする。
■日下 葵 > 「……私は貴方のことを何も知りませんから、
訓練のことと私に言ったことについて以外は何も言いません」
どうしてメンタルが参っているのか、
どうして笑ってごまかそうとするのか、
そんなことは知ったことではない。
知ったことではないから、何もいわない。
「次に手合わせなり、仕事で一緒になることがあったら真剣にやってください。
それこそ、殺すつもりで」
半ば突き飛ばすようにつかんだ胸倉を離すと、
スポーツドリンクを手に取って飲み下した>
■持流 童男 > ぐっ・・・と言って突き飛ばされる。
「ーーうん、そうするよ。
ごめんね。葵さん」
そう言って笑わないで言ってから、
笑おうとするが。笑えない。なんでだ・・!?
なんでここでこうなる!?
なんで笑えない・・!?
しかし。口は開いてしまう。心が話してしまう。
「ーーー葵さん。正直なんでこうなってるか、話したいし、頼りたいけどよ!!!だけど僕が、弱いところを見せたら絶対に嫌われてしまうから、だから・・言えないんだ。」
そういってしまう。なんで・・!何で言ってしまった!。
「嫌われてしまう・・!弱い僕を見せたら嫌われてしまう・・!」
思考が追いつかない。何で言ってしまった・・!
仮面はぐずぐずになってしまっている。