2020/08/14 のログ
ご案内:「訓練施設」にセレネさんが現れました。
セレネ > 襲い来る弾幕。様々な魔術が己に向かって降り注ぐ。
それを避け、魔力壁で防ぎ、合間に攻撃を浴びせ一つずつ魔術で投影された敵影を撃墜していく。

数はどれくらいだったか。
うっかり桁を間違えたまま訓練を開始してしまったのが不味かった。
止めようと思った時には既に遅かった。
だが不可能ではない敵数だし良いかと思い、早数十分。
元より己は体育会系ではなく、体力もそこそこ。
息が切れ、動きが緩慢になるのはそう時間はかからなかった。

セレネ > それなりの数を撃破していると思うのだが一向に弾幕が薄くならない。
というか弾幕もそうだが周囲に漂う魔力のせいで一切敵が”視えない”。
探知魔術を張り巡らせて位置を特定し、周囲の魔力を使用しての攻撃をしているから
実際に己が消費している魔力はそこまで多くはないというのは幸いか。

魔法陣を複数展開し、それぞれの属性とは対となる敵へと攻撃する。
敵は固定されているからそこに向かって放てば当たる。
また少し減った。減らせた。

セレネ > 襲い掛かる魔術をどう避ければ、何処に移動すれば安全かは頭と身体が”分かっている”。
ただ、体力がそれに追いついていない。

舌打ちをするともう限界だと背から淡く蒼の光を散らす翼を生やし
上に飛び上がる。
翼をはためかせ宙に移動すれば床よりかは幾分視界はマシになった。
多目に魔法陣を展開すれば先程より多くの敵を撃ち落とす。
だがそこに居てはただの的。
飛び回りながら狙いを定め。

ご案内:「訓練施設」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > ーーーー気づいたら体が動き出してた
ーーー観戦しようって思ってた、だけど

ーーーーなんでだろう体が、勝手に動き出してた。


「(うおおおお!!!?何やってるんだ僕は・・!!)何やってるんだ僕は・・!!」
だけど・・!!なんとかしなきゃ・・!!

知られずの英雄の一撃:デコピン100%!!!!!
激痛が指先を駆け抜けるけど、知ったことではない!。人差し指を使って、空気を思い切リ弾いて空気の塊を敵影にぶつけようとする。

そう言ってから少女に加勢しようとする

セレネ > 「――は?」

唐突に上空に居た敵が一部弾けた。
思わず呆けた声が洩れる。
魔術ではない。魔術であれば視える筈だ。
角度から見るに斜め下からの攻撃。

蒼を下に向ければそこには一人の人影。
――見られていた?
不味い、と焦る気持ちと、この状況に対しての加勢だと理解する思考と。

「加勢有難う御座います…!」

恐らく善意であろう、その行動に異を唱えるなど出来ず
空を飛び回り攻撃を敵に浴びせながら加勢してくれた人物へと礼を述べよう。

持流 童男 > 「うん!!勿論!!!!」

大丈夫・・!!あと9発は・・!!打てるっ!!!
大やけどをした、指先の痛みを堪えて。
次は小指で思い切り空気の塊を、叩く。凄まじい轟音とともに、
空気の塊が上空にいる敵を叩く

「ぐぅ・!!大丈夫!制御できてはいる!!。こっっちは・・!気にしないで!!!君を守るんだ!!」
少女に当たらないようにするように!空気の塊を、抜く!

セレネ > 再び敵が弾けた。
いや、それよりも彼は一体どうやって攻撃をしているのだろうか?
下からの攻撃と共、聞こえる凄まじい音は何なのだ。

「…待って下さい、気にするなと言われても気になります!
無茶はしておりませんよね?!」

”守る”だなんて。そんな言葉を出会い直後に言われるとは。

魔術ではない。となれば異能か。
二発目の攻撃を脳内で再生し、思考を回す。
圧縮した空気を弾丸のように弾き飛ばして攻撃しているように見えた。

敵は半数に減り、相手の加勢もあり更に数は減り続けている。
ターゲットは己のみに絞られているから下に居る彼に攻撃が来ることはないだろう。
だが、それでも早く殲滅するに越した事は無い。
魔術を展開する数を増やし、少しでも相手の負担が減るように。
魔力はそこら中にあるのだ。いくら使っても問題はあるまい。

持流 童男 > 「おせっかいはヒーローの・・・!!!!基本だ・・!大丈夫!無茶はしてないよ!」
そう言ってから、親指と薬指を使う
セットする
「あと・・・6発・・!!!!!」
日本の親指と薬指を、両方使う大丈夫・・!!!!
女の子を守れないで!!何がヒーローだ!!

「知られずの英雄の一撃・・・!!!!」

そして・・・・尻の穴を締めてこう叫べ!!!
「ダブル!!!!エアー!!!スマッシュ!!!」
そして2つの感情も乗せてるのか凄まじく大きい空気の塊が敵に思い切りぶち当たるかもしれない。2つの指が、大やけどを追っているがそれを隠す。

そしてこの英雄の一撃は感情を乗せる技でもある。少しだけかすったのなら

「<この女の子を・・!!守らなきゃ・・!!!!!>」という感情が見えるだろう。

セレネ > 無茶はしていないと言う人に限って無茶をしているものだ。
それは無論、己もそうだから。

あと6発。
その言葉が聞こえ弾数に限りがあるのかと悟る。
先程で二発。
そして今己に掠った圧縮弾で二発分。
計四発。という事は十発で弾切れという事。

己に掠った際、感じた感情は強い『守護』への想い。
顔も、名も知らぬ己に対しそこまで強い念を持つ彼は
異常な程のお人好しか、若しくは何かに取り憑かれているのか。

だが彼が二つの圧縮弾を放ち、敵に着弾した直後弾けた衝撃で他の敵も巻き込んで消し、
もう残りも数えられるほどとなる。
あとは己だけでも殲滅可能だ。

己の背後から魔法陣を多数展開、鏃を覗かせた矢が無数に敵へと襲い掛かる。
その全てが突き刺さり、やや無謀だった敵の数はゼロになった。

持流 童男 > 「はは、よかった・・・」
少しだけ片膝を付く
ヒーローは休もうと思ってたけど、なんでだろうね

「どうにかしなきゃいけないって思ったら体が勝手に動いてた」

独りで呟いた、少しだけ右手が痛い、ここは、感覚鈍くてよかった大やけどした右手を隠す。
「・・・無事で良かった」

そう素直に笑う。痛いけどそれ以上に少女が無事なのが嬉しい

セレネ > 魔力となり散る敵を眺めては、片膝をつく相手の元へと降り立って。

「私は無事でしょうが、貴方は無事ではないのでしょう?
自分の身を削ってまで守る必要などなかった筈です。
――隠した右手を診せて頂けますか。
私は医者です。治療はさせて下さい。」

悪漢に襲われている訳でも、命が危ない訳でもなかった筈なのに。
それでも己を助けんと怪我を負ってまで助けようとした気持ちに嘘偽りはないのであろう。
相手と視線を合わせるよう、己も両膝をついて片手を差し出した。

せめてこれくらいはしないと己の気が済まない。
だが治療を受けるかは相手次第だ。

持流 童男 > 「・・・はは、ごめん、バレてた・・・?じゃ・・あちょっとお願いしてもいいかな」

そう少しだけ笑ってから、右手を差し出す。
ひどい大やけどだ、常人なら、もはや痛みで普通に5回は気絶してるだろうくらいの大やけどの傷を追っている

「ごめん・ね・・・気づいたらさ、体が動いてたん・だ・。
だけど大丈夫・・・痛みは・・今は、鈍くなってるから」

そう痛みが鈍ってるのを確認してから、少女に伝える

セレネ > 「嘘をつくならもっと上手につくべきですよ。」

そして差し出された右手は酷い火傷を負っていた。
指先が特に酷い。摩擦によるものだとしてもこれ程のものは見た事がない。

「何故貴方が謝るのです。
痛みが鈍い鈍くないの問題ではないですよ。
下手をすれば貴方右手使えなくなりますよ?それは嫌でしょう。」

あれ程の空気の圧縮弾を放てばこうもなるのか。
とりあえずは治療が先だと彼の右手に左手を翳し、術式を構築。
淡い蒼の魔力が彼の右手を包み傷を治すだろう。

数秒後、光が消えれば元通りの手に戻っている筈。

「…何か違和感等はありますか?」

ほぼ完璧に治せたと思うが、一応の問いを投げかけ。

持流 童男 > 「うおお、うおお!しっかり治ってるよ。」

そう言って笑ってから、少しだけ片膝を無理に起こしてから
すこしだけ笑って

「うんありがとう少女殿。すっごい助かったよ。右手が使えなくなるのは嫌だしね。」

そうすこしだけ真面目な顔をしてから、
「君に何も無くてよかった。」
そう笑うだろう。