2020/08/17 のログ
ご案内:「演習施設」に神代理央さんが現れました。
神代理央 >  
夏季休暇の演習場。
昼間と言う時間も相まって、利用する学生も疎らなこの場所は、受付が欠伸を噛み殺す程の平穏に包まれていた。

10分程前までは。



現在演習場に響くのは、爆音、爆音、轟音、砲声。
時折金属が軋む様な足音が混じる。
要するに、とても五月蠅い。

爆炎と砲火を吐き出すのは、金属の多脚で大地を踏み締める異形達。それを守る様に、大楯の異形が列を成してバリケードを築いている。

その最奥、本陣とも言うべき堅固な陣地の中で、静かに前を見据える少年が一人。

機械音声 >  
  
 
『目標の戦闘維持能力喪失。プログラムを終了します。御疲れ様でした』
 
 
 

神代理央 >  
『高度に要塞化された敵拠点を撃破せよ』

というシンプルな設定ながら、蓋を開けてみれば中々に厄介な代物だった。
並大抵の砲弾を弾き返す重厚な建造物。高度な防御魔術。此方と同等かそれ以上の火力を吐き出す要塞砲。隙あらば此方へ突撃してくる歩兵。

ちょっと防備の固い違反組織対策にと起動したプログラムは、旧世紀の大戦もかくやと言わんばかりの要塞戦を行う羽目になってしまった。
此方の異形も何体消失したか数えていない。消失する傍から補充していたので、過剰な異能の行使によって頭痛もし始めた。

「…とはいえ、『バベルの守護者』を召喚せずに済んだのは僥倖か。アレを使えば勝利は容易かったやもしれんが…」

最終的には『Gutsherrschaft』を発動して強引に周囲の熱エネルギーを吸収し、魔力へ変換。それを『異能同調』によって魔力砲台と化した異形に注ぎ込み、決戦兵器さながらに敵の要塞に文字通り 
『大穴』を開けた。

其処で統制の乱れた要塞砲や敵の歩兵を、虱潰しに通常の砲撃で削り切り、最後は要塞内部の弾薬庫誘爆、にて幕を閉じた。
疑似的とはいえ、凄まじい熱波と爆音に晒された少年は、汗ばんだ額をハンカチでふき取りながら、演習場の休憩スペースに座り込む。

神代理央 >  
何にせよ、今は己の力を磨いていかなければならない。
先日、龍に一撃を貰った時の様に、己は本来後方支援型。
近接戦に長けている訳ではなく、必然的に前衛による護衛や露払いが必要となる。

しかし、今の風紀委員会に其処まで贅沢を言う訳にはいかない。
先日、かのレイチェル・ラムレイが訓練中に負傷した、との噂も耳にした。風紀委員の訓練を精力的に行っていた彼女の負傷は、正直痛い。

「……私が新入り達に何かしら教えられればいいんだがな」

砲火を潜り抜けてフラッグにタッチさせる、とか。
少し考え込みながら、良く冷えたスポーツドリンクで喉を潤す。
……もう少し甘い方が好みかな。

ご案内:「演習施設」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 「うーむ、やはり体を動かすでござるか、処置してもらったでござるし」
そういって演習施設をみれば神代殿がいた
そしてこちらも神代さんの加勢に加わろうとする

「神代殿ー!!!!加勢するよ!!!」

「指三本か、これは出力を間違えるとすっごい怒られるな」
そう呟いて
義手の方のワイヤーを取り出して、神代サンの前に立とうとする

神代理央 >  
投げかけられた声に振り返ると、アフロより年上なのに後輩な風紀委員の姿。
最後に顔を合わせたのは慰安旅行だったか。あの時は確か――

「……持流じゃないか。貴様も訓練か?加勢に来てくれたのは有難いのだが――」

休憩スペースから演習場を眺めれば、既に該当プログラムは終了し、ホログラムは消えかかっている。
砲弾で穿たれた穴も、修復が始まっているだろう。

「丁度終わったところでな。それに、演習に加勢されては訓練になるまい?」

小さく苦笑いを浮かべながら、肩を竦める。

持流 童男 > 「ってもう終わってたでござるかぁあ~~!?」

そうしょんぼりして、ショックを受けた後に苦笑いをして
慰安旅行でみた神代さんよりなんだかスッキリしている
そうだそういえば

「慰安旅行以来だね。水無月殿とはうまくいってるの?~~神代殿~~」
そういってうりうりといって近寄っていってうざ絡みをしようとする

神代理央 >  
「タイミングが悪かったな。もう少し早ければ、要塞に一人で突撃させてやっても良かったのだが」

しょんぼりする彼に困った様に笑いかけるが――

「……さてな。余り他人のプライバシーを詮索するのは、宜しくないと思うがね。それほど体力と余裕が有り余っているのなら、私の異形と一戦交えるかね?」

ジロリ、と睨み付ける様に彼を見上げるだろうか。

持流 童男 > 「はっっはっは!丁度いいでござるな!ーーーー大切にするんだよ、大事な人に覚えられてるってすっごい嬉しいし、なにより一緒に居られるって大事なことだから。君たちに何があったかわからないけどさ、恋人ってのは・・幸せなことだと思うぜ。本音をぶつけ合えて、それでも一緒に居たいと思えるんだから」

そういって笑った後に、どこか遠い目をした後に、本音を漏らしてから

「よっしゃ!!!一戦しようぜ!!神代殿!!!神代殿が!負けたらゲーセンに行こうぜ!」

そう笑ってから ワイヤーを取り出して、英雄の一撃を準備する。

神代理央 >  
「……何だか良く分からんが、肝に銘じておこう。しかしその言いぐさでは、持流は壮絶な失恋でもしたのかね?いや、別に答えたくなければ答えなくても構わんが」

ふむ?と首を傾げながら、尋ねてみる。
今しがたプライバシー云々の話をしたばかりなので、深く追求する事は無いが。

「ふむ。生憎今日は立て込んでいる故、後日で良ければな。
それと、私の異能は演習用にゴム弾などという器用な真似は出来ん。そこで――」

ベンチから立ち上がり、端末を操作する。
広大な演習場の端に、スタートフラッグと白線。
そして、二人が立っている場所に、赤いマーカーが投影される。

「フラッグ戦だ。貴様はあの端のスタートフラッグから、此処まで走ってこのマーカーにタッチすれば良い。
私は此処から、異形を用いて妨害する。要するに、弾幕を抜けてゴールまでダッシュするだけだ」

「とはいえ、此方は実弾。危険な演習である事には変わりないが…どうするかね?」

持流 童男 > 二カッと笑ってから、相手が異能では上かもしれないし強いかもしれない、
だけど何でだろうすっごい

「ワクワクするよ!!勿論やりたいよ!神代さん!」
そう凄まじくワクワクする。

そういってスタートフラッグの場所にいこうとする

「負けないでござるよ。神代さん!!勝ちに行くよ!!!」

そう快活に笑ってから宣戦布告を叩きつける!!

神代理央 >  
「怪我をされては困るでな。此方も、実戦宛らにはせぬ。とはいえ、手加減はせぬがな?」

スタートフラッグへ移動する彼に声を投げかけつつ、此方も戦闘準備。
とはいえ、やる事は余り無い。大楯の異形を消滅させ、弾幕用の異形を10体ほどマーカーの後方に並べる。
無数の砲身が天高く掲げられて――

「何時でも良いぞ。好きなタイミングでスタートすると良い」

通信機を手に取り、彼に開始のタイミングを預けるだろう。

持流 童男 > 「じゃあーーーーーー行くぞ神代さん(キング)」
こちらもニヤリと笑ってから、スタートをかける

そう言って体制を沈めて足の部分に英雄の一撃の30%の負荷をかける

その瞬間に、爆発的な速度で地面を蹴る!!弾幕用の異形を見てから、相手が、弾幕をしてくるんだろうなと考えて、その用意をする!

スタートフラッグから開始地点から真ん中の辺り位の距離に移動しようとする

神代理央 >  
「…成程、早い。勢いもある。良い吶喊だ。しかし――」

「私の異形は『面』を制する。唯突っ込むだけでは…痛いぞ?」

轟音。無数の砲身から吐き出された砲弾は、鉄の暴風となってフィールドに降り注ぐ。
天空に掲げられた砲身から砲弾が吐き出される中、水平に――正しく、持流へと向けられた砲身からは、機関砲の雨霰。

爆発的な威力を誇る砲弾と、数を頼りにばら撒かれる銃弾。
二段構えの弾幕が、フラッグからマーカー迄の全てのエリアに降り注ぐだろうか。

持流 童男 > 「(まずいな!!これは・・っていうか神代殿、やりに来てる・・!)」
そう、苦笑した後に二カッと笑って

「やるじゃないか!神代さん!だけど・・・!」

そうピンチなのに不敵に笑っちまう。笑ってから、右脚に30%の英雄の一撃の負荷をかけて思い切り跳躍する!!
そして天空に掲げられた、砲弾を見てニット笑う。

「この砲弾を足場に使えばいい!!!」

そういって砲弾を、踏みつけながら、爆風で飛ばされながらも、足場に使って神代さんに迫ろうとする!!

神代理央 >  
「……器用な真似を。であれば」

横凪ぎにばら撒かれていた機関砲が、天空から迫る男へと掲げられ――

「足場にならぬ弾をばら撒いて、討ち取ってしまえば良いのだろう?」

討ち取ったら駄目なのだが。
何にせよ、大口径の砲身による砲撃は停止し、代わりに彼に向けられるのは機関砲、拳銃弾、ミニガン等々。
対空砲火宛らに、空間を薙ぎ払う様な銃撃が彼に放たれる。

砲撃の様な華は無いが、接近する者を阻止するに最も効果を発揮する連射・速射性の高い砲塔が、1秒たりとも休むことなく銃弾を吐き出し続けて――

持流 童男 > 「(って!?大口径の砲撃がやんだぁ!?・・・イヤーな予感がするな!)」

そう苦笑してから、次にこちらに飛んできたのは対空砲火の様々な鉛玉の雨だ!!

「うおおおおおおっとぉ!まずいな!!だけど・・!これならいける!」

と言ってニヤリと笑ってから、空気に、蹴りをいれて機動を帰る。、英雄の一撃50%を使って薙ぎ払う銃弾から薙ぎ払われる身を、空気を蹴ることこちらも、高速で躱そうとしつつも、ゴールを目指す!。

「・・やっぱり一筋縄じゃいかないか!!流石だぜ!神代殿!だけど勝つでござるよ!神代殿!」
そう笑っていう!

神代理央 >  
ふむ、と考え込む仕草。
追加の異形を召喚しても良いが、それでは此方が後だしジャンケンしている様なもの。
現在砲撃を続けている異形10体。種別は多脚のみ。砲身は様々。
此れで何とかするしか無いし、何とかならなければ己の敗北だろう。

「……前進せよ」

短く告げる言葉。主の命を受けて、それまで静止状態で砲撃を行っていた異形達が動き出す。
数千発の銃弾を吐き出しながら、一歩、また一歩と。
マーカーの周囲を固める様に展開するだろうか。

当然、その移動を妨げられない様に。尚且つ、鈍重な異形の移動時間を稼ぐために。
再び轟音と共に吐き出された砲弾は、迫る男ではなく、その前方へ。
彼が突き進む大地そのものの地形を変えてしまわんとばかりに、巨大な砲塔が吠えるだろう。

マーカーを守る様に前進した異形は6体。全て小口径の連射型。彼と距離が近づいた分、その弾幕の速度と密度は増している。
後方に残された異形は4体。大口径の砲弾で彼の行く手を阻みながら、時折機関砲での牽制射撃。

さて、今ある戦力で取れる陣形はこんなものか、と。
迫り来る男を、愉快そうな瞳で見据えているだろうか。

持流 童男 > うむむ、そう来たかぁ!なかなかやらしいことしてくるなぁ!
そう困ったように思考しながらも、やっぱり楽しい

数千発の銃弾を、空中で高速に躱して入るが、実弾はかする訳で、
異能の使用限界も近い、っていうかこれ以上するとそろそろやばい

次の一手で決めなくては。そう言ってから義手ではない方の手を見てから、残り二発かと思ってちらっと見てから。義手の方も見る・・・待てよ・・?

「よし!!」

そう言ってから義手からワイヤーを取り出して、神代さんのマーカーを守る異形の一体の脚に絡み付けさせようとする!!

もしもこのまま絡みつけが成功したなら次は、空中で回転しながら。肩に英雄の一撃:50%を使用して振り回そうとするだろう!!

神代理央 >  
ワイヤーを避ける知恵も機敏さも無い異形は、あっさりと絡め取られる。
それどころか、振り回されれば周囲の異形を巻き込み、3体の異形が戦闘不能となるだろうか。
此れで、残りは6体。

「馬鹿力め。数tはある異形を振り回すとは」

「だが……空中で動きを止めるのは、愚策だぞ?」

残った異形全ての砲身が、空中で異形を振り回す彼へと向けられ――轟音と共に、無数の砲弾が放たれる。
足場も無く、ワイヤーの先の巨大な重りを振り回す支点と化した彼に降り注ぐ、砲弾の雨。

その様を眺めながら、端末に手を伸ばす。
もし、という事が有れば、演習を強制的に終了させる為のボタンに手を添えながら――

持流 童男 > 砲弾の雨の中、振り回す重りを利用しようとするがバランスを崩す、なんとか、ワイヤーで縛っている異形の元に潜って異形を自分を砲弾から身を守る盾にしてから

快活に笑う声が聞こえる

異形を砲弾用の盾にしながらも、落ちてくる!

そして、後数センチというところで、手を降って

「さっすが神代殿。某の負でござる」

かすり傷だらけだが、全然ピンピンしているが、限界なのだろう
降参をした。

神代理央 >  
「………いや、私の負けだよ。マーカーに触れれば勝ち、と言ったのは私だからな」

空中から迫る彼を、微動だにせず見つめていた。
そして、降参だと告げる彼に僅かに微笑むと、ちょいちょい、とマーカーを指し示す。

確かに、彼の"身体"はマーカーには触れていない。
あと数センチ、その距離は足りなかったのだろう。
しかし――盾にしていた異形は、しっかりとマーカーへ触れていた。

「健闘を称えよう。この模擬戦は、貴様の勝利だ」

ぱちぱち、と軽く拍手しながら微笑む。
演習終了を示すブザーが、高らかに鳴り響くだろう。

持流 童男 > 「だーーーーー!!つっかれたでござるよ!!」

そう言って大の字に寝転がる。
異形さんを枕にする。なかなかいい寝心地

そして嬉しそうに笑って
「・・・なんとか勝てたでござるよ・・神代殿の異形って結構寝心地いいでござるな」
そう神代さんに笑った。

「じゃあ、神代殿、この後暇だったら、ゲーセンでもいかないかでござる?用事あったらそっち優先で」

そう言ってからなんとか異形さんから起き上がる。

神代理央 >  
「…いや、鋼鉄製の異形を枕にするのはどうかと思うんだが…」

と、ちょっと苦笑い。
そして、ゲーセンへと言葉をかける彼には少し申し訳なさそうな表情で。

「…すまんが、此の後も立て込んでいてな。げーせん、は。また今度の機会に御一緒させて貰うとしよう」

と。起き上がる彼に謝罪を含めた言葉を投げかけながら、展開していた異形達を消滅させていく。

持流 童男 > 「あぁ、それなら仕方ないでござるよ」
そう笑ってから、立ち上がって

苦笑いをしてから、そして、神代さんに笑ってから
ゲーセンへというのがまた今度というのであれば

「ならまた誘うよ!!神代くん!!」

そう友達を誘うように快活に笑っていった。

「ーー個人的に!君と僕って友だちになってる・・と思うから!!!」
そう笑っていう

神代理央 >  
「すまないな。また今度…といっても、ゲーセンには言った事がない故、色々と不慣れかもしれぬが」

「友達、か。そうだな、構わんよ。貴様の様な実直な馬鹿も、嫌いでは無いさ」

普通の人は年上かつ友達と思う相手に『貴様』などとは決して言わないだろうが、そこはご愛敬。
クスリ、と笑って頷くと、制服の埃を叩いて――

「ではな、持流。訓練に励むのも良いが、身体を壊す様にせぬことだ」

と、説教の様な忠告の様な言葉を投げかけて。
演習場から立ち去っていくのだろう。

ご案内:「演習施設」から神代理央さんが去りました。
持流 童男 > 「さて!!っそろそろ帰るか!!!」

といって こちらも神代さんを見送って出口から出ていく!!

「体を壊さないようにかぁ・・・痛いなぁ」

そう言ってから笑って

ご案内:「演習施設」から持流 童男さんが去りました。