2020/09/01 のログ
日下 葵 > 「逆です逆。
 怪我が治ってよかった、じゃないんですよ。
 怪我が治らない普通の身体なら私だってこんな戦い方しませんよ」

普通の身体であんな戦い方をするなんて無謀もいいところだ。
怪我が治るからできる戦い方である。

「ただ異能に頼り過ぎて無謀になるのは良くないなって話です」

一瞬で怪我が治るわけではない。
だから隙を生まない立ち振る舞いが必要だと、
最近は常々思っている。

「なんにせよ、前に手合わせしたときよりもいい動きをしていたと思います。
 後は気持ちの問題な気もしますが……」

まぁ、やさしすぎる人が一人二人いるくらいがいいのかもしれませんね。
なんて言って、訓練場を後にする彼を見送るのだった>

ご案内:「訓練施設」から日下 葵さんが去りました。
ご案内:「演習施設」に不凋花 ひぐれさんが現れました。
不凋花 ひぐれ > 「抜き」とは、小刀や超至近距離からの間合いでの太刀を振る際に使われた兵法である。「待ち」からの派生や受け身として扱うのがベースだが、これを攻撃に転じれば神速の業として相手の意表を突いて殺すことも叶う。ある剣豪は水滴を瞬時のうちに数度切ったという逸話さえある『此れ』は、常人には見る事も能わない剣技である。

「フ――」

一呼吸を置いてから演習室のカラクリを相手に居合を披露し、即座に納刀。次の相手を定めた瞬間にはカラクリは瓦解し、また同じく。
これを何度もルーチン化して繰り返し打っている。
ちがうことと言えば微妙に刀の構え方や抜き方が徐々に変わった状態から派生していることである。

不凋花 ひぐれ > がらんと力強く足を踏むこともあれば、下駄であるにも関わらず音を立てずに地面を踏んで構えを取る。
刀は腰に据えた白鞘から前と斜めに斬ることから始まり、腰元より低い位置にいるエネミーには上腕を掲げて唐竹割の要領で上段から抜刀を行い、跳ねるように刀を扱う。

「……二十、二十一、二十二」

一歩踏み込み、背を正し、あらゆる方向からの抜刀を披露する。

ご案内:「演習施設」に阿須賀 冬織さんが現れました。
ご案内:「演習施設」から阿須賀 冬織さんが去りました。
ご案内:「演習施設」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 演習施設に一人の大男が入ってくる

今日も今日とて演習施設で、武器の練習だ!そう思いながらも
ちらっと、少女のほうを見てみる。

そして抜刀してる少女を見て、素晴らしい居合だなぁかっこいいでござうなって思いながらも、

「こんにちは、素晴らしい居合でござるな。」

そう言いながら、近寄っていこうとする。

不凋花 ひぐれ > 最期に小振りで短い抜刀を終えた後、エネミーたちを相手にしたシミュレーションを終了する。
意気揚々とした足取りに、特徴的な語尾。
たしか風紀委員の合宿で聞いた覚えがある人だ。直接は話さなかったが。
刀を腰に下げ、一礼をする。

「お褒め頂き、ありがとうございます。持流さん、でよろしかったでしょうか」

目を閉じたまま顔を見上げ、相手の声を聴きながら問う。
――なるべく相手が自分に近づきすぎないよう、注意をする。

持流 童男 > 「おお、某の名前知ってたでござるか。・・えーっとおぬしの名前・・すまぬ教えてもらえると嬉しいでござる」

そう言ってから近づきすぎないように、一定の間隔をあける。
警戒されてはだめだ、嫌われてしまう
一礼を見てしっかりと見つつも、朗らかな声で提案してみる

「えーっと・・よかったら、訓練で模擬戦・・なんかどうでござるかな。いや!いいならいいんでござるが。」

そう自信なさそうに少女に向けて提案した。

不凋花 ひぐれ > 「耳が良いもので。よくお話が流れて来るものですから。
 私は不凋花(ふちょうか)ひぐれと申します。風紀委員特別攻撃課に所属しております」

 もしかしたら余計な気遣いをさせてしまっただろうか。
 足取りからして躊躇ったものだったが。否、近づかれないのが一番楽ではあるのだけど。
 そう考えた刹那、彼からの提案に「はて」と思わず声が零れた。

「別に構いませんよ。丁度ウォーミングアップも済んだところですから。
 形式はどのようにしましょう。『異能は使う』とか『武器はあり』かとか。私はどのような方式でも合わせられますが……武器ありの方が都合は良いでしょうか。あなたは様々な得物を扱うと聞き及んでおりますから」

持流 童男 > 「おお、それならば、武器ありでお願いするでござる。ちょうど某も武器を使って、訓練をしようと思ってたでござるから」

了承してくれたのを見て、そういいながらもバッグから武器を取り出そうとしたが、
やめておいた、というかそっと目を反らした。
とりあえず適当な棍棒っていうか模擬棍棒を取り出してっと
そう言いながら、バッグから取り出して選んだのは模擬棍棒を取り出して、手にもって準備をする

「某、棍棒使うでござるよ。お手柔らかにお願いするでござる、ひぐれ殿」

そう言った。

不凋花 ひぐれ > 「ではそのように」

彼が準備をしている間にエネミーを除けつつ、広い空間を作り出す。
遮蔽物も何もないオーソドックスな舞台だ。気温は快適、動くのに邪魔な障害や天候もない。
果たして、彼がなぜ武器を取り出すのを途中で止めたのかは分からんのだが。
白鞘の剣を端に置き、訓練用の得物を握る。

「……少し厚手のグリップ感に、剣にはない武骨な音」

自分は眼が見えない。獲物を出した時や諸々の音の情報で判断するしかないのである。幸い彼が得物の名前を言ってくれたから、何となく察したものは確実性へと変わった。

「わたくしはこれで」

一般的なものより少し長い竹刀だ。

「こちらこそ、お手柔らかにお願いします。いつでもどうぞ」

正眼の構えを一度取り、様子を伺う。

ご案内:「演習施設」に持流 童男さんが現れました。
ご案内:「演習施設」に持流 童男さんが現れました。
ご案内:「演習施設」に持流 童男さんが現れました。
ご案内:「演習施設」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 一般的なものより少し長い竹刀をひぐれさんが持つのを見て

こちらは棍棒を持ちながらも、棍棒を頭上高く掲げて

「行くでござるよ!!」

そういいながら真正面から一気にひぐれさんの間合いに入って

棍棒をひぐれさんに放つ!!

不凋花 ひぐれ > 大きな得物を相手にする時には、まともに打ち合ってはならない。
刀は引くものであって打ち合いには長けてはいない。打ち合いを目的とする竹刀とて、体積の大きい得物であれば槍の持ち手にも満たないレベルでぽっきりとやられる。
だからやるべきことは一つだ。

「上段、真正面からの一撃」

相手の大きな体にも武器にも恐れず、涼しい顔をして突っ込む。
腰を最大限まで落とし、脱力した状態から加速する。足ではなく腰から入るスタートダッシュは静止状態でも素早く相手の一撃を避けつつ、下段からの横薙ぎの一撃を彼の腹に打ち据えようとしながら前へと突っ切る。剣道における胴打ちだ。
これが避けられるにせよ防がれるにせよ、自分は直進する儘、構えを解くことはしない。

持流 童男 > 一撃を避けられ、横薙ぎの一撃を腹に打ちつけられそうになるが
間合いに走る勢いで、飛んで前転してから避ける

なかなかにいい剣筋だ、そう思いながらも
にっっと笑ってから、着地した後に間合いを取って

「やるでござるなひぐれ殿」

そう言いながら、今度は上体をひねった一撃を直進したひぐれさんに対して、棍棒を放つ。
構えをとっているひぐれさんに警戒をしながらも、注意深く見る

不凋花 ひぐれ > 「随分と身軽ですね」

距離を置かれるのは想定外だったのか、眉を僅かに浮かせて呆気にとられた顔をしていた。目を閉じて口も小さいから表情は非常に分かりづらいのだけど。

「称賛はあとで聞きます」

片足を軸に振り向き、下駄を鳴らす。
己ならばあのように飛ぶことは出来ないし自由度は少ない。履物の所為で動きにくいのもあるが、こんな挙動をするのは自分の流派にはないから出来ない。
飛べば体の自由は奪われ、反撃も防御も脆弱性が高まる。何より疲れる。
機動性があるものの、無茶な動きをすればそれだけ消耗するハズだ。
基本的な術理がどこまで通用するかは分からないが。

「上段……面打ち……いや、振りかぶり……」

武器を振るう風の流れから動きを推察しながら竹刀を下段に構える。
相手の武器の根元、小手の判定にほど近い場所を撫でるように斬り上げる。
捻りを加えた運動は急には止まれない。武器か腕を打ち据えてかちあげようとする。

持流 童男 > 「・・っ!!!」

手元を狙われてよけようとするが、止まれない
竹刀が手元に当たり棍棒を手放して落としてしまう
しかし、にやりと笑い、落ちた棍棒を
蹴り上げて、ひぐれさんに棍棒を当てようとする!!

当たったら痛いかもしれない!

爆発的な脚力で、蹴り上げられた棍棒は、恐ろしい破壊力を生む!


そのまま何もなければ棍棒を回収しに至近距離に一気に間合いを詰める!
インファイトをしようとするだろう!!