2020/09/13 のログ
ご案内:「訓練施設」に霧島 孝介さんが現れました。
■霧島 孝介 > 休日の昼間。
家にいるのも少し退屈になってきた頃合いに、思い立って訓練施設へとやってきた。
正直な話、自分の能力を試すのは嫌いではない。
異能力モノのアニメやゲーム、漫画は大好きだし、自由に使えなかった分、ここでは多少は派手に使うことが出来るからだ
「いち、に、さん、しぃ」
準備運動をしながら考える
今日は何をしようか…最近自己訓練が多かった気もするし、誰かと戦いたい気分ではあるが
いかんせん、相手がいないのが難点である
誰かに連絡してもいいけど、こう
「戦おうぜ~って誘っても、あれだしなぁ…」
■霧島 孝介 > 「よっし!準備体操終わり」
ラジオ体操を最後までやり切れば、ポケットのメモ帳を取り出す
色々やりたいことをメモしてきたところだ
ロボットの手とか、ブレードとか、火炎放射器とか…
何にしろ大事なのはイメージだ。
ポケットにメモ帳を仕舞って、息を整える。
「さぁ…来い」
右手を突き出す。
掌には蒼い光が集まる。
一閃
蒼色の閃光が走る。
生成したのは弧を描いた鉄の刃。
自身の身の丈の半分ほどの大きさのそれにグリップが取り付けられた装置。
所々にはネジやコード、そしてグリップにはトリガーが存在する。
■霧島 孝介 > 「あれ…ッ重」
何かイメージと違う気が…と思ってる矢先にその武器の重さが生成され
一気に武器と共に地面に引っ張られる。
ガンッと少し地面に当たり、小さく音をたてながらもその武器が地面に激突するのをなんとか避け、持ち上げる。
(重い…!20㎏はあるか…!?持ってるのがやっとだ…!)
グググっとなんとか持ち続けながら、それを振るおうとする。
…が、今の状態で振るったとして、その重量に引っ張られるのが関の山だ。
とりあえず、その刃の先端部分を地面につけ、ゆっくり息を吐く。
「なんか…、こう、エネルギー系ソードをイメージしたんだけど…」
何か間違えたか?
途中で別の道具の想像もしてしまったせいだろうか。
明らかに光るセイバーや光線サーベルとは違った鉄塊を見つめて、ため息を吐く。
■霧島 孝介 > 「とにかく、なんかトリガーみたいなのがあるから…」
目の前のコンクリート製の標的を見据える。
円柱型のそれはちょっとやそっとの攻撃では倒れず、拳、銃弾、斬撃を身を削らながらも受け止めるだろう。
しかし、魔術やこういうエネルギーならどうだろうか
ぐっとグリップを両手で握りしめる。
ググッとグリップを傾け、刃を持ち上げ、標的に向ける。
右手の人差し指でトリガーを引く
瞬間、エネルギーの奔流が弧の内側から放たれる。
10mはあろう長く、板状に広がるエネルギーの刃。
それはコンクリートの標的を巻き込んで消し去り、地面を焦がす。
「やっ…!」
その勢いに驚いて後ずさりする。
少しでも角度が変わればエネルギーの波は大きく移動をし、壁や地面を一瞬にして溶断する。
まずい。
そう思って、咄嗟にトリガーとグリップから手を離し、『それ』を光にして消し去る。
■霧島 孝介 > 「……ッ!」
腰を抜かし、絶句。
目の前の標的は勿論のこと、部屋中がまるで火事と暴風が同時に訪れたかのように
切り刻まれ、焦げ、煙を放っていた。
幸い、壁や地面は距離が空いていたため、浅く傷跡が残るのみであったが…
これは
「人に向けちゃ、絶対ダメな奴…」
ぼそりとそう呟いた。
■霧島 孝介 > 「っつかやばっ!」
訓練施設内の惨状を見て、ハッと我に返る。
これは誰かがここに来たらヤバいパターンの奴。
特に教員が来たら何を言われるかわかったもんじゃない。
部屋の隅に置いてあった荷物は無事だったようで、それを纏めてさっさと出ていく。
次に入る奴はどういう反応するかわからないが…うん
そいつに任せよう。いろいろと。
ご案内:「訓練施設」から霧島 孝介さんが去りました。