2020/10/02 のログ
ご案内:「演習施設」に神代理央さんが現れました。
神代理央 >  
先日の裏常世渋谷にて発生した『複数の朧車との戦闘』
此方は物量と火力にて押し潰すタイプの戦い方ではあるが、異形と朧車の個体戦闘値を見れば、怪異側が上回っているのは明白。
特殊個体、と呼称される様な"新型"の朧車も現れ始めている。
現行の戦力で対応するには、あと一押し、力が欲しい。

「……となるとやはり、魔術、という事に成るのかもしれないが…」

思い出すのは、先日吸収した異質な魔力。
その残滓は未だ己の中で燻り、今も尚、己の精神にこびり付いている――様な気がする。
昨日の戦闘で魔術を用いた際には、特に心身に問題は感じなかった。
それ故に、心配し過ぎなのかも知れないが。

神代理央 >  
「………肉体強化、発動」

短く告げた詠唱と共に、己の肉体を魔力の膜が覆い包む。
使用感は何時もと変わらない。
敵の攻撃を受け止める魔力の渦に、特別な変化がある訳では無い。

「先日の"異能同調"も同様だったが、特別しようする魔術にも魔力にも変化が及んでいる訳では無い、か。
しかし、妙な違和感というか…魔力の底が、何時もと違うというか…」

違和感、と簡単に表していいものでは無いのかもしれないが。
魔術を発動する度に、深いナニかを覗き込んでいる様な不可思議な感覚。
それが一体何なのか分からぬ儘、不思議そうに首を傾げるばかり。