2020/11/05 のログ
ご案内:「演習施設」に照月奏詩さんが現れました。
照月奏詩 >  ゆっくりと、されどその動きは止まることなく。
 拳を放つとその反動を殺さず利用するかのように流れるように反対の腕を足を。そして足を出せばそのまま地面につく反動を生かし肩を使った体当たりそして距離を開ければまた拳……
 一切止まることなくすべての攻撃が攻撃であると同時に次の攻撃の予備動作となる。

「よし、まだいける」

 いったんピタと動きを止めると息を吸い込む。
 そして一気に吐き出すと同じ動き。だがさっきより早く鋭く。さっきまでが舞いとするのなら今回は文字通りの攻撃。
 その手は剣と化し足は槍と化し、体そのものが強力な鈍器と化す。
 リハビリというのも仰々しいが、ケガも治ったので少しだけ体を動かしに来たというわけである。

照月奏詩 >  ひときわ大きく地面を踏みしめるよう打ち下ろすと同時に拳を前に突き出す。
 太鼓を打ち鳴らしたような音が足元から響きわたり。

「ん、回復」

 文字通り命中すれば凶器と化す威力で放った拳を下ろす。
 本当は能力を込みの練習をしたい所ではあったが……奏詩としては”防御系の能力者”でしかないのだからそれはできないわけで。

「案外時間かかったな。薬もしっかり使って4日か……」

照月奏詩 > 「さてと、体は無事動くってわかったし」

 機械の前に移動するとあーでもないこーでもないと色々と悩んでいる。
 悩んでいる内容は疑似的な敵をどうするかである。
 今回は確認が主ではある。だがだからと言ってあまり弱すぎる相手を作り出してもしょうがない。

「やっぱり無難な所でプリセットの敵……いや、でもプリセットだと動きがどうしてもな」

 結局あれこれと機械を操作しているだけで一向に先にすすんでいないのであった。

照月奏詩 > 「……まぁ、こうするか」

 結局悩んだ結果プリセット高難易度。それを……

「これだけ並べればやりがいあるだろ」

 ズラッと3セット。能力完全開放なら簡単にいなせる相手だが。奏詩として戦うしかない今の自身では限界ギリギリどころかかなり難しい相手だ。
 だからちょうどいい。グッと拳を握りしめると腰を落とし構える。

「トレーニングスタート」

 その声と同時に敵が動き始めるのであった。

ご案内:「演習施設」から照月奏詩さんが去りました。