2021/03/23 のログ
ご案内:「演習施設」に神代理央さんが現れました。
■神代理央 >
常世学園二年生。
成績は中の上~上の中をいったりきたり。
得意教科と苦手な教科の差が激しい。
とはいえ、基本的には何でもそつなくこなす模範的な生徒……ではあるのだが。
「………不条理!ふじょうり、きわまり、ない…っ…!」
今日の体育科目の小テストは
《異能や魔術などの能力を用いずにシャトルラン》
勿論。当然。当たり前の如く。
達成出来なかった。
というわけで補習。
フィジカル面諸々を考慮して、本人の限界値まで走り込めば許してくれるらしい。
体力が限りなく貧弱な少年は、なまじ優等生の仮面を被っていたが故に補習をサボる事も出来ず、体育服姿で走り込む羽目に。
「……だい、たいっ…!いまどき、ここまでっ、からだをいじめぬく必要も、ある、まいっ…!」
風紀委員会特務広報部部長。
落第街から鉄火の支配者として知られる風紀委員。
現在グラウンド2周目。酸素が足りない。
ご案内:「演習施設」に尊・A・Cさんが現れました。
■尊・A・C > 誰かが走っている模様。
練習か居残りかはたまたそれ以外の目的のために走りこむか。
誰かがいるととは知らなかったので上下ジャージで通り掛ったのがつい先程の事。
『Он студент с бедным телом. Если у тебя нет никакой силы, насколько я вижу, ты выглядишь очень слабой.』
口から小声かもしくは聞こえる範囲は限りなく小さなもので喋る言語は馴染みが薄いと思うどこかの国言葉。
大した内容の事は喋る事はなく独り言のように思えてならずもう暫く息切れの激しそうなとある学生を見学に留まる様で。
『Я слышал, что Бог дает только испытания, которые, как он думает, человек может преодолеть. Тебе просто нужно тренироваться.』
褐色肌の生活委員会祭祀局所属。
一人でいるよりなぜか狼と一緒が多いと聞く謎少女。
でも今は一人だった。
■神代理央 >
3周目に行く前に倒れてしまうのではないだろうか
と思う程にぜいぜい、と呼吸を乱してふらふらと走り込んでいた。
そういえば、この課題何周走れ、とかそういったノルマは無かったな、とぼんやりし始めた思考で考えていたのだが。
ふと、朦朧とする聴覚が察知した言葉と、視界の隅に映る少女の姿。
彼女が発した言葉の中身までは掴み切れなかったが――
「Кража имеет плохой вкус. Было бы не интересно смотреть.」
ジロリ、と睨む様な視線と共に、汗を垂らしながら立ち止まって。
耳を打った言語に近いだろう、と思われる言葉で声をかけた。
■尊・A・C > 何周走っているのかほ知らぬがこの身程。
乱れに乱れて今にも倒れる寸前の学生を関係ない身程としては見ているだけだったのだ。
それがかの学生の耳に届きあまつさえ言語を理解され逆に睨む視線と文句に近い言葉を返されれれば
おやおや?と僅かに驚いたような顔をして返す言葉はそのままで言葉を交わし始めて。
「Хмм? Я удивлен, что ты говоришь на этом языке.」
「Простите. Почему ты бежал? Я смотрел на тебя, думая, что не должен был тебя беспокоить.」
最初は驚いたことを、次に軽い謝罪と見ていた理由を口にする。
■神代理央 >
「Я был с отцом, когда был маленьким.
Я тогда выучил несколько слов.」
「Так что я не могу хорошо говорить.
Прошу прощения, если сложно понять.」
ぜいぜいと吐息を乱しつつも、立ち止まった事で少し落ち着いた様子。
ネイティブ程上手く話せる訳では無い、と彼女に言葉を返しながら此方を見ていた理由を聞けば小さく苦笑い。
「Как видите, я не уверен в своих физических силах. Вот почему я так делал дополнительные уроки.」
「Вот и все. Не большая причина.」
彼女の謝罪に鷹揚に首を振りつつ、此方は走っていた理由を答える。
そんな会話を交わしながら向ける視線。
此方に視線を向ける褐色の少女には見覚え…というよりも
聞き覚えがあるのだが――
■尊・A・C > 「Не я, из всех языков, с которыми я сталкивался,
этот говорит на языке нескольких месяцев.
Это основной язык, которым я пользуюсь, и я очень хорошо его знаю.」
「Надеюсь, ты не возражаешь, что я понимаю, о чем ты.」
息切れ酷くないか?何十周も周回していたのか?
それだったのならその息切れ酷模様も理解も出来る。
今時誰も監督していない補習は意味があるのかと思うほど。
然しながら言語のレベルは差があった模様で少し考えた後。
「Я не думаю, что беготня в одиночку увеличит ёмкость моих лёгких.
Я думаю, что лучше тренироваться в воде,
чем на земле. Сопротивление лучше в воде, чем на суше.」
「Да, я понимаю. Да, да.」
「Кстати, должен ли я быть знаком с языком,
на котором мы общаемся?」
転入してひっそりといたので彼と面識はない筈なのだが、
はてさてどこですれ違ったのか記憶が多くもないし芳しくない。
出入口に突っ立っているのもあれだったので中へと少し入っていく。
■神代理央 >
「Было бы хорошо, если бы смысл был понят.」
取り敢えず此方の言葉は通じてはいる様子。
幼い頃に話していた程度だが、意志疎通くらいはまだ出来るものだな、と少しだけ安堵の吐息。
「Под водой …? О, это как тест, а не тренировка. Я не ищу эффективности.」
「Ой, простите. Там есть скамейка. Если не возражаете, давай поговорим там.」
ふむ、と頷くと中へ足を踏み入れた少女をグラウンド脇のベンチへと。
自分も其処まで歩いていけば、エナメルバッグの中から取り出したタオルで汗を拭う。
「Если это не ошибка моей памяти, я новичок в ритуальном бюро. Ходят слухи о твоей внешности.」
と、彼女に声をかける。
此方も彼女と面識がある訳では無い。それでも、彼女の姿に見覚えならぬ聞き覚えがあったのは、噂を聞いていたから。
祭祀局の新人。公安…ではなく、生活委員会だっただろうか。
褐色の肌と不思議な民族衣装を纏った銀髪の少女。
その目立つ容姿と祭祀局という組織の性質上、噂話が耳に入るのは早かった。
尤も、ジャージ姿の彼女に対して、それが正解であるかどうか少し自信は無かったのだが。
■尊・A・C > 「Возможно, я не очень хорошо разбираюсь в японском.」
しかしこちらに合わせてくれている分、逆にもう無理だから日本語?常世語にしてくれと言われた時には
かなり怪しい発音と言語力のなさに膝を屈しそうな気がしないでもない。
「Наверное, это исправление. Никто не контролирует.」
「Только ненадолго, я не думаю,
что смогу остаться надолго,
так что я просто надеюсь,
что увижу тебя в следующий раз.」
ベンチへと誘われたもののちらと見えた時計の針を見て
見学しすぎたと気づいたらしい。短時間で見てから去るつもりだったのにと肩を落として、
ベンチまでは寄ったが座る事はなく少しだけ会話をして帰る事にしたようだ。
「Чрезмерная…
Поправка комиссара государственной службы.
Думаю, это был отдел по связям с общественностью Комиссии по делам государственной службы?" Правитель Железных Огней", полагаю, это у тебя такое название. Я не тот, о ком можно сплетничать, мне кажется, я слишком много говорил. Я только надеюсь, что мы встретимся в другой раз. Прощай.」
すまん、また会える事を願うよ、と一しきり言葉をかけてから
軽い謝罪を口にして祭祀局と生活委員会に属する女はジャージ姿のまま
少し急いだような風にして最初から最後までネイティブ言語のまま立ち去りました。
ご案内:「演習施設」から尊・A・Cさんが去りました。