2021/07/11 のログ
ご案内:「演習施設」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 演習施設に風菜の姿。
珍しいジャージ姿だ……豊満な巨乳が目を引く。

「さて、『空間転移』を中途半端に……」

そう言って、意識を集中。
前に出した左腕、肘から先が消える。
その肘から先は、離れた中空に出現する。

「オッケーですね」

そもそも風菜の『空間転移』は、『空間連結』と呼ぶべきものだ。
空間をつなぐ穴を作り、その穴に自分をくぐらせて実質的な転移としているだけだ。
こういう、中途半端に体のパーツを他所に飛ばすのはその延長上でできる。

雨見風菜 > 「さて、ここから『糸』の射程がどうなるかですが」

言って、『糸』を放つ。
風菜の位置から、飛ばした左手は11m離れた位置。
だが、操作に問題はなかった。
其処から、自分のもとまで最短距離で伸ばす。
このやり方でも、何一つ操作に支障はなかった。

「ふむ、これはつまり私の体から10mですね」

ある意味当然ではあるだろうが。

雨見風菜 > 今度は右手から『糸』を放つ。
放った『糸』を『空間転移』で11m飛ばす。

「うーん、操作射程外ですね……
 やっぱりこうなっちゃいますかぁ」

どうやら、体のパーツを飛ばせばともかく『糸』単体では駄目なようだ。

雨見風菜 > ふと、なにか思いついたような顔になる。
『空間転移』で両肩から先を足元に落とす。
腕を動かそうとすれば動くし、空間の断面自体を動かして戻すこともできるが。

「なるほど、面白い使い方ができそうですね」

満面の笑みだ。
一体何に使うのか……碌でもないことに使いそうだ。

雨見風菜 > 次は、『糸』の先端にナイフを括り付ける。
そして、標的を出現させて。
『糸』を巧みに操作して、標的の四方八方から攻撃をしてみる。

「いい感じ……ではあるんですけども。
 やっぱり、あんまり気乗りはしないですね……」

流星錘のような、だがそれよりも変幻自在の軌道。
ふと見かけた動画に触発された戦法だが、風菜の異能に合いはするが気分的にはやはり他人を傷つけるのはよろしくないようだ。
とは言え、そうせざるを得ないだろう事態があるかもしれない。
風菜はそう思い、『糸』の流星錘を色々な軌道で標的に当てていく。

雨見風菜 > そうして、しばらく訓練に打ち込む。
雨見風菜 > 「……ふう。
 結構汗も流しましたし、今日のところはそろそろ終わりましょうか」

そう言って、後片付けを始める風菜だった……

ご案内:「演習施設」から雨見風菜さんが去りました。