2021/11/12 のログ
ご案内:「演習施設」に深見 透悟さんが現れました。
深見 透悟 > 「へぇ~……ここが演習施設かぁ~
 もっとゴチャッとしたとこかと思ってたけど案外綺麗じゃん。テンション上がるな~」

グラウンドの様相を呈した演習施設
様々な生徒が異能や魔術の訓練、特に演習を行う場所があると小耳に挟んだテディベアが早速訪れていた
思い立ったが吉日即行動、時にはなりふり構わないのが深見透悟という男である。たぶん

「やっぱ魔術を知るには座学も大事だけど実際見てみるのも大事よね~
 どんな術式を使うかってのは俺のとこじゃ結構秘匿されがちだけど、こっちじゃそうでもないのかな」

ばぁーーーーん、と少し離れたところで大きな音と共に火柱が上がる
アトラクションみてえだな、と正直な感想を溢しつつ、ひとまずあちこち見て回ろうとなるべく人目を避けて歩いていくテディベア

深見 透悟 > 抜き足差し足で進む姿は何とも珍妙だが、本人(本熊?)は至って真剣である
何せ正式な生徒ではない。そもそも正式な入島者でもない
変に目立って人が集まり、結果風紀委員でも呼ばれればコトである

「こっそりとね……こっそり
 あんまり騒ぎにしたくないからね……」

こそこそ、こそこそ
人目を気にしながらテディベアは進んでいく
道中、良い感じのベンチを見つけるとこれ幸いとベンチの下に隠れ込んだ

深見 透悟 > 「いい場所めーっけ
 ここなら人目につかず観察するには丁度良いな!
 双眼鏡……は無いけど、幸い幽霊の視力は良いから困らない!くーっ、便利ぃー」

ベンチの下で腹這いになり、魔術の演習に励む生徒を観察し始めるテディベア
なお本人は隠れてる気でしかいないが、割とバレやすい状況
いつ忘れ物のテディベアだと拾われてもおかしくはない

「ふーん、火水風土の属性はこっちでも健在か
 まあ公園で土精の召喚が通じたから、そんなこったろーとは思ったけど」

ふんふん。どこからか取り出したメモ帳にメモ書きをするテディベア
メモ帳の表紙には『天才の秘密ノート』と書いてある

深見 透悟 > 「ふんふん……ふんふん……
 何て言うか、改めて思うのは魔術が使える人間が本当に多様だよなー
 老若男女問わずって感じだ。あっちじゃ上流階級の特権、みたいな顔して使ってんのに」

メモを取る手を止めて、故郷の世界へと思いを馳せる
あまり思い出したくない程度にはいい思い出は無いが、それでもこちらの世界との比較をするには思い出さなければならず
そして幸か不幸か、透悟は記憶力が良い方だった

「あと……やっぱ生徒のレベルが高いな~
 男女どっちもさー、作り物じゃない感じで美男美女が多いってすげーなー」

はぁ~、と溜息を吐きながらいつしか観察対象は術者へと移っていた
雷の魔術を行使する女生徒を見ながら、ちょっとだけうっとりとするテディベア