2021/11/18 のログ
高梨美子 > 孝介が教えてくれるならきっと
順位が上がること間違い無しで
頭をかいた孝介に首を傾げつつ、次いだ言葉には小さく首を縦に

「うへへ、孝介と話し合うようにって
 勉強してたらハマった」

セーフティはここか、と嬉しそうにカチャカチャと解除したりロックしたり
そうしながら銃の構造を見ていく
実際は気になった銃しか知らないので孝介よりは知識は薄くて

「え、見た目的な問題?」

「不良的な俺が持ってたら危ないか…?」なんて
自分の目付きの悪さを自覚しながら
孝介の笑みをパチクリと眺めて。

「うぇ、まずかった?
 ああ、俺も45口径好き。パワーこそ正義」

こっちの発言に孝介が周りを見たのに対して
この話題はもしや禁句…? とか勉強した美子だった
まさかFF外から失礼されるとも分からず。

「え、いいのか!?」

差し出されたマガジン、それを受け取って
装填したらセーフティを探して解除、構えてみるものの
銃を斜めに持つというギャングの構えになってしまっていた。

霧島 孝介 > 「…好きな人に合わせるタイプだな」

セーフティの位置を確認し、弄る彼女に小さく呟く。
自分の趣味は恐らく一般女性に好かれるものではないため
その方が嬉しいけど、と生暖かい目で彼女を見守る

「いや、そうじゃなくて…こう、銃刀法違反的な?
 俺も普段から装備してないしさ!」

見た目の話になれば、ちゃんと言葉を付け加えて説明する
彼女の見た目や世間からの評価が不良であろうがなかろうが
自分の中での評価は変わらず、目つきも好きと思ってたりしている。
あえてそれは言わないけど。

「はは、脳筋かよ!
 気持ちは分かるけどね。俺も大口径はロマンだと思ってるし
 戦いで作り出す武器は大抵デカいからな」

大型メイスやレールガン、ミサイル、機関銃。
果てにはパワードスーツなど、戦闘の際は自分の生成できる限界まで
大型化する傾向にある。
その方が強いし、かっこいいしね!

「勿論、撃ち方は…」

彼女の後ろに回り込んで、構えを見るが
なんと横撃ちのような姿勢。しかも片手。
流石に銃は撃った事ないか、と経験豊富な彼女でも限界があると悟り

「…まず両手で持とうな…」

背後から銃に手をかけてセーフティをかけて
彼女の背に近づいて、手を取って構え方を教える。

右手で握り、左手はサポートハンドとして添えさせて
撃つときは両腕を伸ばして、真っすぐ見るように、と

「普通撃つときは片目を閉じないんだけど、初めてなら閉じてもいいかも」

と最後に教えれば、彼女から離れる。
何時でも撃っていいぞと言った具合に腕を組んでその背中を見守る
これこそ後方彼氏面である。

高梨美子 > 「…?なんか言った?」

カチャカチャと銃に夢中で孝介の言葉が聞こえなかった
なにか言ったかな?くらいにしか聞こえずに
孝介へと視線を向けて問いかけた。

「ああ、なるほどね?たしかに問題かも
 風紀委員の人に見つかったら怒られそう」

うーむ、と手の中の拳銃のトリガーガードの中に
指を入れてくるくると回しながら考える。
勿論、目付きが好きと言われたら
顔を赤くして銃を取り落しただろうけど。

「うひ、どっちかってーと脳筋
 対物ライフルとかも好きだしさ
 あ、今度見せてよ」

恐らく、見せてもらえたなら大はしゃぎで
説明を求めて、見せてと強請って困らせると思われて
大きいのは正義!

「撃ち方…はい」

まずは両手で持とうと言われて、かくりと首を縦に
それでも、孝介が背後に来て構え方を教えてもらえたなら
そのとおりにして、背後に感じる孝介の熱と吐息が熱くて
顔まで熱くなってしまうけれど、今は実弾を使っているのだと
意識を集中させる。

「そうなんだ、んじゃあ片目閉じてみるな?」

教えてもらったとおりに両腕を伸ばして、照準を覗く
そして、孝介が離れたタイミングで引き金に指をかけて目標を
照準に入れてトリガーを引いた。
後方彼氏面を見たらそれもかっこいいと目を輝かせたはずで。

そして乾いた音が響いて、狙った的のど真ん中、ではなく右に逸れた
所に当たってしまって。む、と唇を突き出した。
反動は、思いの外少なくて驚いた。

「もう一発」

パン、と乾いた音をさせて今度は左に逸れて
それを見てムキになったのか、連射し始めて弾倉を空っぽにした。

霧島 孝介 > 「や、何でもない」

彼女に言うほどじゃないなどと考えれば
ふふっと笑いながら何でもないと言い切る

「うん、だからここだけの秘密、な?」

一応、演習施設内だし注意か反省文くらいで済みそうではあるが
念には念のため、と思いつつ、人差し指を立ててニシシと笑いながら

「対物ライフル。良いけどさ
 …それよりいい物、後で見せてあげるよ」

大はしゃぎの彼女にこっちも笑顔になって
人が居なければ幾らでも見せるし、撃たせてあげるが
もっと凄いものを作れるから、サプライズで見せようか

背後に来た時はこちらも汗と女の子の匂いがふわっと漂い
それに顔を赤くするが集中して、説明をする

「おぉ、上手いじゃん!」

彼女が弾を撃ち尽くすと、感嘆の声を挙げる。
真ん中に命中したものは無いにしても、撃った弾丸の殆どは的に命中しており
拍手をしながら、彼女に近づく

「筋がいいね。流石!
 目疲れたでしょ?リラックスしてね」

彼女を褒めに褒めちぎって、その後は常備してる目薬を差し出す。
普通の人間なら10m離れてても当てるのは困難なほど。
それを初めて撃って的に当てるなんて相当にセンスがある。

流石だよ!などと褒めて、隙を見れば頭を撫でようか

高梨美子 > 「ん、そっか」

なんでも無いと言い切ったので
本当になんでも無いのだと信じて笑みを浮かべ

「おう、ここだけの秘密」

悪戯っ子のように笑った笑顔はとても可愛くて
胸をキュンキュンさせながらこっちも笑顔のまま頷いた

「いいよな!あのフォルム!破壊力!
 ……ん?うん、楽しみにしてるな?」

なんだろうか、孝介が良いものというものだから
とてもかっこいいものなのだろうかと胸を期待で膨らませて

そうして、説明をしてもらった後に弾を打ち尽くしたら
まさかの褒めてもらえて、それに驚きながらもちゃんと弾は
全部出したかのチェックを済ませて振り返って。

「マジで?俺ってば筋良い?
 うへへ、ありがと」

こんなに褒められたことはないもので、照れくさそうにしながら
片手を銃から離して頬を掻いて。
テレテレとしていたら頭を撫でてもらって、頬を染めて
孝介へと抱きつこうともして。

霧島 孝介 > あぁ、やっぱり彼女の笑顔は素敵だ
一緒にいると自然と笑えるし、気が楽になる
世間では不良だの何だのと言われているが、彼女の素晴らしさを知らないなんて勿体ない

そんなことを考えつつ、胸をキュンキュンさせているのは彼女だけでは無くて

「んっふっふ~、おう!」

彼女に楽しみにしてると言われれば、手を後ろで組んで
愉悦したように笑う。
どれだけ彼女が感動して、目を輝かせるか想像してしまい、にやけが止まらずに

「おう、いやぁ、美子って実は万能?」

彼女から銃を貰い、弾を全部出したか、自分もチェックして消し去る。
その後は撫でながらも「偉い偉い」と褒めていたら
急に抱き着いてきて

「うおっ!?」

驚いた声を挙げる
セーターとは違って、Tシャツだからか
普段より膨らみが分かって危ない。
だけどまぁ、ボクシングの時の汗が引いて寒くなって来たし、風邪引いたら良くないよね
と適当に理由を付けて抱き返してみる

高梨美子 > なんだろうか、なんだろうか
愉悦したように笑う孝介に胸の高鳴りはまして
孝介といると自然体でいられて、笑顔も絶えない。
素敵な彼ができたと、改めて思う。

「ば、万能ではねーぜ?
 だって、勉強だって教えてもらうし」

そんなに褒められたら、顔から湯気が出てしまいそうになって
嬉しくなって、思わずと孝介へと抱きついた。

「んふふー」

驚いた声を上げる孝介に満足気な笑いで応えて
抱き締め返してもらったら、首筋に鼻を埋めて
孝介の匂いを堪能する変態。

でも、このままだとサプライズが見られないので
寂しそうにしながらもゆっくりと離れていって。

「でさ、驚くものって何?」

両手を後に組んで、上半身を屈ませて上目遣いで問いかけて。

霧島 孝介 > 「はは、逆に勉強さえ出来ちまえば完璧って事じゃん!」

頭から湯気を出す彼女に「可愛い」などと呟いてしまう
つい、口から出てしまって数秒後に我に返って口を覆う。
思ってることが口に出てしまった。

「ん、んんっ…!」

首筋に鼻を埋められたらこそばゆくて
匂いを堪能される。
その状態が続くと我慢できなくて色々と危ない。
彼女の肩を持って、ゆっくりと離して

「あぁ、対物ライフルよりもっと素敵だよ」

演習施設の端末を操作しながら、あるものを作り出す。
それは遮光ゴーグル。強すぎる光を防ぐゴーグルを二つ作る。
その一つとポケットから耳栓を取り出し、彼女に渡して「付けて」と言う

「よくゲームであるだろ?」

端末の設定を終えれば、紙製の標的が消え去り
次は100m先の地面から分厚いコンクリート製の壁が出てくる。

その後、ゴーグルを付ければキリッと真剣な眼差しになり
蒼い粒子を舞わせて、集中させれば

1.5mほどの大型のレールガンを作り出す。

それを抱えるように構えれば、引き金を引く。
長い銃身は電気を迸らせ、凄まじい光と轟音と共に磁気を帯びた弾丸が射出させる。

弾丸は軌跡に残光を追いてゆき、真っすぐと飛んでいく。
刹那よりも速いスピードでコンクリートにぶつかり、粉々に砕く。

高梨美子 > 「え、いや……俺は完璧じゃない……し」

「むしろ欠点だらけだし」と言葉を続けたら「可愛い」なんても
聞こえてきて、視線をウロウロとさせて口を覆う孝介をじっと見上げてしまって。

「んぁ、ご、ごめん!」

そうして、匂いを堪能していたのだけれど
咳払いと肩を持って離されたら、謝るものの
後悔はなくて、むしろ機会があったらまたやる気でいる。

「え、そうなん?もっとつえぇってこと?」

問いかけていたら、遮光ゴーグルと耳栓を孝介が作って渡してくれて
それをきちんと装着したら、紙製の標的は消え去って
コンクリート製の壁が出てきて怪訝そうな表情になったけれど

「う、おお…!」

大きなレールガンが作り出されたら、感動で声を漏らして
構える様子を眺めたら、標的のコンクリへと視線を移して
そうして、耳栓越しでも伝わる轟音と、激しい閃光

その弾丸は青白い光を纏ってたなびかせ、たように見えた瞬間には
コンクリートが破壊されていて、その威力を見たらブルリと体を震わせた。
そして

「す、すっげえ! ドーンってなったらドガーンって!」

その威力と派手さに興奮して、すごいすごい!と数回跳ねて
語彙力は消え去って、擬音のみで感動を伝えようと

「すげぇサプライズ!ありがとな!」

抱きつきたいけれど、今は危ないだろうから抱きつけなくて
孝介の肩を撫でて感謝を伝えて、ついでに頬にキスを贈ろうかと。

霧島 孝介 > 可愛いとか、抱き着いたり匂いを嗅いだり、顔を赤くしたり
何だこの空間は、何だ!?と自分で驚いて
ついこの前まで彼女ナシ陰キャだったのに。人生って分からんよな…としみじみと思い

一連の動作が終わり、レールガンの銃身から廃熱の為の蒸気が吹き出て
熱された銃身が冷却されていく。これがカッコイイ。

「へっへーん!どうよ!?」

彼女の言葉にこちらはレールガンの先端を地面に付けてドヤ顔。
ゴーグルを外し、手に感じた衝撃に拳を握って
彼女が派手さに語彙を失い、飛び跳ねてるのを見れば、自然と笑顔になってしまう

「お、おう…」

肩を撫でられ、頬にキスされる。
柔らかい感触と匂いがまたふわっとしてきて、自分と彼女のゴーグルとレールガンを
蒼い光に戻し、消し去る。そして、顔を赤くして、彼女に背中を向けた。

「あの…そういうのされると我慢できなくなっちゃうから…」

口籠りながら、彼女に背を向けて言って
顔は見えないが耳まで真っ赤になっているだろうか

高梨美子 > 孝介がしみじみと考えている間も
どうやってこの空間をもっと甘くしてやろうか
もっと孝介の笑顔を見ようかと虎視眈々と。

発射の後、銃身から排熱のためであろう蒸気が吹き出した
これがロマンってやつなのだろうか、ロマンかっこいいとか思いつつ。
次いだ言葉には声を大きくして

「すげぇよ孝介!まじで感動した!」

もう必要ないかと耳栓を取って、ドヤ顔をする孝介をぽけーと
顔を赤くして眺めたら、気を取り戻して笑顔へと変わった孝介の頬にキス。

「うひゃー、すごかった!まだびりびりしてるぜー」

レールガンとゴーグルが青い光へと戻っていく
それを満足そうに見送ったら、孝介が背中を向けたので
どうしたのだろうかと後頭部を見つめたけれど

「え、あ……ご、ごめん
 そ、それは今度に取っといてな?」

耳まで真っ赤になっているのを見たら
はしたなかったと思い直してあわあわと両手を振って
そして「取っといて」とは小さな声で。

「あ、そ、そろそろ飯食いに行く?
 色々動いて腹減ったろ?」

霧島 孝介 > 彼女がもっと甘い空間にしようと企んでいることは知らず
彼女が虎なら自分は兎か何かだろうと結論付けるか。

「ふっふーん!」

「感動した!」「すごかった!」
っと、彼女が褒めてくれる間はそう鼻を高くしていただろうか
その後のキスで余裕は全て無くなってしまったが

「……うん」

何とか風に当って、頭を冷やすが
中々に冷え切らずに深呼吸をする。
彼は耳が良いから、「取っていて」という発言は聞こえたが
どっちに対する相槌かは濁して

「ん!そうだな。
 何食べに行く?」

時計も確認して、いい時間だなと思いつつ彼女に問いかける。
そうして、色々と話しながら彼女と共に出口へ向かう。

ボクシングについて、異能について、彼女と共有して話し合う。
色々と楽しい経験が出来たと考えて彼女とご飯へ行くだろう―――

高梨美子 > 虎は兎をかるのにも本気を出すのだ
そうして、鼻高々な孝介を褒めつつ

「また見せてな?」

あの衝撃が忘れられなくて、もう一度とせがんで
そうして、キスをした後はこっちも顔は赤くなってしまって

「ありがと」

顔を冷やすよう手であおいで
どっちに対する相槌かはわからないけれど
きっとどっちもだろうと、礼を言って。

「えーと、肉食べたいからステーキ屋行こうぜ」

こっちもスマホを取り出して時間を確認したら
スマホをポケットにしまい込んで、他愛ない雑談をしながら出口へと。

こっちも、ボクシングについてや異能のことなどを共有して話し合う時間
それはとても大切で、楽しくて、寒いからと手を繋いでご飯へと向かっていくだろうと

ご案内:「演習施設」から霧島 孝介さんが去りました。
ご案内:「演習施設」から高梨美子さんが去りました。