2021/11/30 のログ
ご案内:「訓練施設」に神代理央さんが現れました。
神代理央 >  
必修科目、というものが存在する。
社会に出るにあたって、最低限この科目は取得しておきなさいよ…といういわば社会人免許の様なもの。
常世学園では多くの単位が委員会活動で認可されるとはいえ、それでもままならない事はある。


例えば、体育とか。


「…………………」


風紀委員会過激派の武闘派。
落第街に砲弾の雨霰を叩き込み、道徳と倫理観の単位を落としているんじゃないかと同僚から揶揄される少年は。

持久力を高める為の科目でバテていた。

20mシャトルラン5回目くらいで吐きそうだった。

神代理央 >  
「…こ…この距離を…短時間で何往復も出来るから…なんだと…言うのだ…!」

と、呪詛の様に吐き出す言葉。
別にシャトルランが出来なくったって社会生活には困らない。
ある程度の社会常識と基礎学力があれば良いでは無いか!

と思わなくも無いのだが。
必修科目なので黙々と走らざるを得ない。
まあ、何回まで達成しなければいけない、という明確な数値は無いものの。
『努力した』と教師に認められる数字が必要になるだろう。

『教師が認める数字』ってなんだ。
やっぱり精神論じゃないか。
これだから体育科目の教師共は思考が5世紀は遅れている!
一生100年戦争やってろ。

神代理央 >  
「……全く…筋肉痛で結果的に他の科目に影響を及ぼしたら、悪影響だとは思わない…のか…!」

※普通の生徒に影響が及ぼされる様な運動力では無い

「大体、委員会活動である程度は単位の取得が認められる筈では…無かったのか…」

※ある程度です。全部欠席で単位が取れる訳ありません。

「百歩譲って、この科目が必要だとしても……それならそれで、明確な目標値を定めるというか…精神論に基づかない…数字を、だな…!」

※どんな生徒でも達成できるようにふわふわした目標になっているだけです。

神代理央 >  
少年の悲痛な独り言は広大な訓練施設に掻き消えていくばかり、であった。

ご案内:「訓練施設」から神代理央さんが去りました。