2021/12/10 のログ
ご案内:「演習施設」に霧島 孝介さんが現れました。
■霧島 孝介 > 放課後の演習施設。
今日は部活や特別な授業によって使われることは無く今の所は独占状態。
そんな中、施設内に備え付けられたベンチに座り、靴ひもを結ぶジャージ姿の男が居た。
「…スゥー…アリスワールドちゃん、やっぱいいな」
靴ひもを結んでいる傍ら、ワイヤレスイヤホンで音楽を聴く。
曲は、最近話題のVRゲーム、プレ娘キューティダービーのAngel Legna。
金髪碧眼のプレ娘、アリスワールドが歌う曲だ。
「この前も一着だったからなぁ~最高ですわ」
と、オタク特有の小声独り言を呟きながら、靴ひもを結び終え、立ち上がる。
大きく伸びをして、演習施設の端末へと向かう。
■霧島 孝介 > 「最近めっちゃ調子いいもんな…さてと」
ワイヤレスイヤホンを取り外し、充電端末に仕舞う。
それと同時に端末を動かせば、模擬戦用の訓練ダミーが出てくる
(しまった、イヤホンバックに仕舞えばよかった…
まぁ、いいか。今日はノー被弾で行こうか)
足上の仕掛けを一瞥した後、出現する訓練ダミーを見据える。
前回と同様、素手と得物を持った前衛と模擬弾を装填した銃を装備した後衛の訓練ダミー群。
スタートの合図と同時に陣形を組んでこちらにやって来る
「よっし…」
蒼い光の粒子を出現させ、手に纏わせる。
作り出したのは、ガントレット。
殴った際に拳を怪我しない防御と、殴った威力を高める攻撃を兼ねた一品。
それをガチンと合わせて、音を鳴らせば、一歩踏み込む。
(発動…!)
クラウチングスタートの体勢を取り、スタートすれば、足裏に仕込んだルーン文字が発動し、猛スピードで前衛の訓練ダミーに接近。
「は、やっすぎ!?」
なんとか動体視力と反射神経でダミーを捉え、スピードに乗った拳を叩きこむ。
■霧島 孝介 > 「うわっとと、!」
拳の当たった訓練ダミーの一体は機能を停止しているが
その訓練ダミーに倒れ掛かる。
必然的に、前衛のダミーたちに囲まれ、倒れている体勢になり
「あ、はは…やっば」
模擬刀を持ったダミーが切りかかって来る。
バッと、後ろに飛び退いて一撃を回避するが、他の訓練ダミーが待ち構えており
拳を振るわれる。
振り向いた拍子に顔を殴られて、前のめりに倒れ込む…寸前で足で踏ん張って
「いった…っ!」
訓練ダミーとはいえ、機械で駆動し、合成樹脂とカーボンの塊で殴られれば痛い
鼻血を出しながら、ボクシングの姿勢を取って、ジャブとストレートでそのダミーを倒して
■霧島 孝介 > 前衛の訓練ダミーたちから距離を置き、呼吸を整える
少量の鼻血を拭いながら、歯を食いしばって
「いや、制御むずいな…ってか肩、いった…」
拳で戦うのは初めてで、柔軟体操やサンドバックを使って鍛えてはいたが
ルーン文字のスピードで威力が乗った拳の反作用で、肩に少し痛みが走る。
とはいえ、休んでいるヒマはない。
相手はまだまだ健在だ。
「一つ一つ改善しよう、まずは…!」
後衛の訓練ダミーが射撃をしてくる。
訓練ダミーを中心に時計回りに走り、回避しながら、蒼い粒子を漂わせて
背中、上腕、腰、脚に黒色の強化外骨格を装着した状態で生成する。
前衛タイプの訓練ダミーが追いかけてくるが、それよりも速く、全力疾走して90度旋回。
後衛のダミーたちに向き直って、拳を構える
(発動!)
足を踏み込んでルーン文字を発動。
初手と同様に後衛ダミーの1人に急接近し、一体を殴り倒す。
その拍子に転びそうになるが…
外骨格からガスがプシュと吹きだして、姿勢制御をする。
■霧島 孝介 > オートバランサー。
ロボット系のアニメやゲーム奴でよく聞くネーミングだ。
ガス噴射による姿勢制御をしてくれる。
(…を、即興で出来るのが俺の異能のいい所だよな…)
後衛型のダミーが発砲してくるが、身を屈めて射撃を回避。
そのまま一息にもう一体を拳で無力化し、後衛は残る一体。
模擬弾を撃ってくるが、ガントレットでガードしながら接近。
ジャブからのストレートで難なく無力化した。
「こっからだな…やっぱり近接戦闘は性に合わんかもしれん
…銃使いてぇ…」
置いて行かれてた前衛のダミーたちが群を成してやって来る。
こちらはちょっと息が上がっており、膝に手をやって、呼吸を整える。
前衛のダミーたちが来るまでの数秒で息を整えれば、ボクシングの構えを取り、迎撃をしようと
ご案内:「演習施設」に幣美奈穂さんが現れました。
■幣美奈穂 >
そんな演習施設の横、美奈穂はてぺてぺと歩いているのでした。
お供に、わんこさんを連れまして。
その場所を通りかかった時、なんやら音がします。
ここ、この前、ダミー人形があった場所です!
というので、そぉ~っと体半分ほど覗かせる感じで入り口から覗いてみます。
この前、煙がぶすぶすしちゃったので、大丈夫か確認。
怒られたりしないかと、ちょっとびくびくですが・・。
「あっ――」
なにやら、男の方がどしんどしんとしているようです。
なんでしょう?
ストレス発散でしょうか?、あっ、訓練かもしれません。
両手を構えたの様子は、西洋の拳闘スタイルです。
こう、もうちょっと脇を締めて・・とか言いかけそうになりますが。
それよりも早く――
ばうっ
尻尾を振ったわんこさんが、中に向かって吠えて挨拶をしました。
■霧島 孝介 > 「えっ!?」
疲れてる時に犬の鳴き声がして、肩をビクッと震わせる
そちらを振り向いたら何時ぞやの巫女さんとワンちゃんが!
え、なんで!?ここってペット立ち入り良かったっけ!?
普通に動揺して、接近してくる訓練ダミーから意識が逸れて
訓練ダミーの模擬刀の一撃。
それを頭にモロに食らい、意識が飛びそうになるが…
「っくっ、あっ!」
ガスの噴射で体勢を何とか整えて、ダミーの顎に掌底打ち、ノックダウンする。
ワンちゃんは凄い好きだから、応援してくれて嬉しいけど
普通に動揺する。
ともかく、あと一息。
迫りくるダミーの拳をいなし、カウンター。
最後のダミーの模造刀の攻撃を防ぎ、足裏をトンと添えれば
「発、動…!」
足裏に仕込んだ『加速』のルーン文字が発動。
ドンという音と共に、ダミーを数m吹き飛ばして、訓練を終える。
「くっ…疲れた」
その場に膝をついて、へたっと座り込み、乱れた呼吸を整える。
■幣美奈穂 >
「あっ!?」
こっちを向きましたので、以前に逢いました孝介様と判りましたけれど。
よそ見です!
よそ見はいけません、武道を嗜むものとしてバッテンな所作です!
「あ~~・・」
くらりとされる様子に、残念なお声が漏れますが、
なんと、持ち直しました!
「――あの、大丈夫ですかしら?
えと、修練中によそ見はいけないと思いますの・・」
眉をへにょりとしまして、終わったのかしら?、とへたり込む孝介様に近づきますが。
それよりも早く、わんこさんが尻尾を振りながら近づき、
お顔を向けて尻尾を振って、へっへっと舌を出してます。
この子、施設の周囲によくいる野良の中型県の雑種な子です。
きらきらしたお目めは、とても人懐っこいご様子。
「あと、ちょっと脇が開いてたと思いますの!。
もっとぎゅっとしまして、えいやってしますといいと思いますわ!」
と、えいやっとしてみせる美奈穂。
なんともスローリーで鋭さも力強さもまるでないですが、びしっとはしてます。
■霧島 孝介 > 「いった…」
訓練終了のサイレンが鳴り、打たれた頭を触る
幸い、血は出ておらず、たん瘤で住んでいるものの
あとで医務室に行こうと決めて
「それより、うぉ!?」
視界の端で捉えたのは以前会った巫女さん
そちらの方を向こうとしたらワンちゃんが!?
自身に装着している生成物を蒼い光の粒子に変えて、ノーマルのジャージ姿に戻れば、飛びついて来たワンちゃんの頭を撫でる。
「いや…普通、修練中に後ろからワンちゃんの鳴き声聞こえたら、そっち向いちゃいますよ…
お久しぶりです、幣…先輩」
頭を抱えながら、そちらを向く。
いつか出会った年下の、ちっちゃい先輩。
その時は地図がどうのこうのとか、道がどうのって話をした気がする。
「は、はぁ…アドバイスありがとうございます」
そんなに開いてたっけ?と考えたが
実際問題、脇は開いていて、呼吸が乱れたせいか、型も良くなかった。
少女のアドバイスは割と的確で、ビシッとした動作をしている姿に感謝をして
■幣美奈穂 >
「――ごつんってなってましたけれど、大丈夫ですの?」
なにか頭を触っていたがる様子に、ちょっと心配になるのです。
近付いてご様子を見ることに。
わんこさん、なに遊んでるの?といいたげな表情です。
遊んで欲しい年頃?なのでしょう。
頭を撫でられて、きゅんきゅんと喉を鳴らして、その手を嘗めようとするのです。
青い粒子にちょっと目を大きくさせます。
ですが、声を出すほどではなく・・この学園におりましたら、時々、
光ったりカラフルなのもよく見かけますし。
「もっと、集中して修練しませんと・・。
あっ、ぴこぴこやめて修練にしたのですのね!」
ぴこぴこ――美奈穂にとって、ゲーム機も携帯電話もすべからず「ぴこぴこ」です。
電子機器と相性が悪いので、触ったりしたことありませんので。
頭を覗いてみますと、ちょっとぷっくりしているご様子。
型「だけ」はしっかりしている美奈穂、手を伸ばしまして、
孝介様のたんこぶをなでなでしてみようかとします。
美奈穂、癒す力がありますので、触れたら痛みが引いていくかもしれません。
■霧島 孝介 > 「いやぁ~…医療の知識は人並み程度しかないので、大丈夫かどうか…
医務室に寄ろうとは思いますけど」
模擬刀による殴打を見られて、少し恥ずかしそうにするが
やっぱり頭は痛い。脳内出血とかしてないといいが、と考えつつ
わんこさんの頭を撫でる。
「汚いよ」と言い、掌ぺろぺろは阻止し、続けて背中を撫でる
「は、はい…おっしゃる通りです…
ぴこぴこ?…あ、ゲームの事ですか?いや、ゲームは帰ったらやります」
集中しろという言葉がぐさっと刺さり項垂れながら、反省
そしてぴこぴこという軽量なワードに疑問符を浮かべれば、ゲームの事と納得して、帰ったらやると堂々と宣言する
「…?」
そして、たん瘤を頭を撫でられる形で触れられれば
徐々に痛みが引いていって、目を見開いて少女を見上げる。
まさか、傷を治したりする異能…!?
■幣美奈穂 >
「・・胸がきゅんっと痛くなったり、手足が震えましたり。
幻覚が見えたりとかありませんの・・?」
何か、実は持病が!、とかあったりしたら大変です。
悪魔憑きとかは、無いようですけれど。
へにょりとなっている眉なのです。
わんこさん、くぅんくぅんと啼きながら。
お背中撫でられまして、ぐいぐい頭を押し付けていくのです。
とても嬉しそうなご様子。
「――ゲームはお約束の通り32分だけですから・・」
ぴこぴこ、するらしいのです。
修練の方が楽しいのにとちょっと不満顔な、唇がちょっととがります。
痛いの痛いのとんでいってくださいませ~、となでなでとする美奈穂です。
ついでに、周囲も浄化して清浄な穢れない空気にしてますけれど。
「ぴこぴこしてるからですわ。
――ところで、何をされてましたの?
何か困ったこととかでストレス発散とか・・何か困ったこと、あったりしますの?」
風紀委員4年目、自称ベテランなのです。
学生さんが困っていたらお助けしますのも風紀委員のお仕事でしょう。
■霧島 孝介 > 「えー…それはないですね
多分、それアルコール依存とかの症状じゃないですか…?」
この前、保健体育で勉強したアルコール依存症の症状がそんなだった気がする。
生まれてこの方、酒は甘酒しか飲んでない為、依存も何もなく
頭以外は大丈夫と言って
話は変わるが、霧島 孝介。
この男、犬派である。
甘えてくるわんこを「かわいいかわいい」言いながら撫でまくる
実家にワンちゃんは居るが、女王様気質で、撫でても甘えてこない可愛げのない奴だったから
甘えてくるわんこが新鮮で可愛い。
「あ、はは…そ、そうですね。32分…」
その約束忘れてた、とは言えずに目を泳がせながら
唇をとんがらせる少女に弱った様子で声を震わせる
「…本当に、痛みが飛んでいった…」
少女の手で痛みが消えさり、驚きの表情を浮かべる
あと、何となく感じていた空気の淀みも無くなって
新鮮で清らかな空気に変わった気がして、呼吸も楽になる
(ぴこぴこ関係あるのか…?)
「え、えぇ、近接格闘の訓練ですかね。
ストレスとかは…抱えてないですけど…何でしょう。
今の課題は近接での徒手格闘と、刀とか得物を使った戦闘でしょうか…?」
少女が見た目よりベテランなのは知っている
メンタル面というよりはフィジカル、テクニック面で困っている様子
射撃は得意だが、近接格闘を今後どうにかしなければと考えて、訓練をしていたのだ