2022/02/19 のログ
ご案内:「訓練施設」に矢那瀬陽介さんが現れました。
■矢那瀬陽介 > 踏みつける畳は柔らかく天井支える柱も壁も澄み渡る檜で出来た柔道場。
正座を組めば見下ろす神棚に深々と頭を下げる儀礼正しき行いをするは幼少から武道を叩き込まれたが故。。
なれど目の前にある畳にすンと鼻を鳴らしてしまうのは年相応の好奇心から。
鼻腔に広がる瑞々しい薫りは貼りたてのイ草畳のものと記憶に相違ない。
なれど頭を戻して拳を叩きつければ、静謐な室内にほとんど音が立たない。
「やっぱり普通の畳じゃあないんだ。
結構力入れて叩いたのに手も痛くないし」
ひらり、と開いた掌を振るってから立ち上がった少年は、長い足を何度も屈伸し始め。
上体の捻り、下半身の解し、柔軟体操に勤しんでいく。
■矢那瀬陽介 > その後は汗塗れながら柱に結びつけた帯を引いて投げの練習を。
この施設に備えた性能より地道な訓練で体を鍛えていこうとするのだった。
ご案内:「訓練施設」から矢那瀬陽介さんが去りました。