2022/10/11 のログ
ご案内:「訓練施設」にアイノさんが現れました。
アイノ > 「はー。こんなテストで何が分かんのかね。」

ため息をつきながら、金髪ツインテール少女が肩を竦める。
北欧の念動力保持者、厄災の魔女、バス事故を起こした危険人物。……様々な肩書を持っている少女だ。
ひとまず、ここでは単なる天才美少女(自称)である。

彼女の周囲にはふわふわとシャープペンやらプラスチックフォークやらが浮かび上がり、くるり、くるりと頭の周りを回り続ける。

少女と女の間を通り過ぎる彼女は、特にそれを気にすることも無く………いや、むしろそんな自分をアピールするかのような薄着で、ん、っと背伸びを一つして。

アイノ > 「能力のコントロール、ね。………私にそれを言うかなあ。」

あえて能力を封印するのではなく、普段からずっと使うことでコントロールのコツをつかむ……そういった特訓中である。
故に、試験の内容は欠伸が出るように簡単なもの。今の彼女ならば、狙った場所に物をぶつけるなど、できて当然の行動。

「ほい。」

右手を無造作に左側に振れば、シャープペンがうなりをあげて訓練場の端に置かれた空き缶に突き刺さり、からん、からんっと音を立てて転がって。

「………やー、なんでもできて困っちゃうわ?」

ははは、と肩を竦めて笑う少女。

アイノ > 「…次にやるとしたら、なーにかしらね。やっぱり空を飛ぶとかなのかしらねえ。」
 ん-、っと何かを想像する。ふわぁ、と欠伸をしながらもう一度右手を左側に無造作に振れば、プラスチックフォークとナイフが、今度は錐もみをしながら空気を切り裂いて。

 突き刺さるというより、破裂音と言った方が近いか。空き缶の横に穴をあけて缶が空を舞い。その缶に更に穴があく。もはや弾丸のようなそれを楽し気に扱いながら、視線をちら、と向けてぺろりと舌を出して笑う。

「以前より回転数は上がったかな。………やー、この能力に関しても天才だなー私。
 天は二物を与えずっていうけど、なーんで私にはダース単位でくれっかなー。私に甘くな―い?」

ケケケ、と軽口を叩く美少女(自称)。

ご案内:「訓練施設」からアイノさんが去りました。