2020/06/23 のログ
ご案内:「転移荒野」に緋桜 鶫さんが現れました。
緋桜 鶫 >  
"風紀"の腕章をつけた紅い制服の少女が同じように赤い髪を揺らしながら転移荒野内を見回りをする。

「。oO("門"の顕現注意報は出てたけど……今回は特に騒ぎにならずに収まりそうかなぁ……。)」

普段は落第街を中心に見回りをしてるのだが、つい先日あった風紀委員の会議をサボってしまった負い目から、ここ数日自主的に見回りをしてるものの、今まで特に"門"から出てきた怪異や異邦人などに会う事も無い為か少々気が緩みそうになるのを自制しつつ、歩を進める。

緋桜 鶫 >  
「。oO(まぁもっとも……会っても困るといえば困るけど。物理が効く相手ならいくらでも出てきて構わないけど門を通って出てくる怪異とかって殴ってもダメなやつ多いからなぁ……どうせなら公安の戒魔局が見回りしてくれるとありがたいけど、うちらと公安も仲良しって訳でも無いし……。)」

個人的に友好的な人間もいるが、基本的には別組織なのもあって干渉するのも良くないだろうなぁ、とか考えながら見回りを続け、適当なところで座って休憩を取る。

「ふぅ……どうせなら誰かと一緒に来れば良かったな、失敗した気がする。」

つい口からそんな独り言が零れる。
状況にもよるが、仮に"門"から出てきた怪異などを見つけたら自分が取れる手は逃げの一手のみだ、下手に戦って誰かに報告する前に自分に何かあれば次犠牲になるのは普通の生徒かもしれない、そう考えると一人で見回りに来たのは失敗だった、と溜息をつく。

緋桜 鶫 >  
「……よっし、特に目ぼしい物もナシ、っと。今度は……他の子と来ようっと。」

携帯してた鞄から書類を出し、適当にその場で報告書を作って再び鞄に詰める。

「。oO(……私も魔術の一つでも勉強するべきかな?でも才能無かったしなぁ……。)」

今来た道を戻りながらそんな事を考える、実際のところ自分の異能は初見殺しのようなもので、相手が警戒してもその更に上から力で制圧するだけの単純な能力、故に搦め手にはトコトン弱いのが唯一にして最大の弱点だったりする。

「。oO(………まぁ考えてもしょうがないし、この後は落第街の方も見回りして帰ろうっと。)」

軽い足取りのまま荒野の入り口の方へと歩を進め、この場を後にする。

ご案内:「転移荒野」から緋桜 鶫さんが去りました。
ご案内:「転移荒野」に持無 童男さんが現れました。
持無 童男 > 「ここはまた不思議なところでござるな」
とバッグからよっこいせと、魔術書を取り出す。

「さて、ではぼちぼち、ファイアの訓練と行きますかな」
というと同時、怪異がにたりと笑いながら出現した。

「拙者のファイアは・・熱いでござるよ!!!」
と同時に怪異に向かいファイアをぶっ放しす!しかし当たらない!!!

持無 童男 > 「まずいでござる・・・全然当たらないでござる」
怪異はじわじわと近づいてくる。
「こうなれば引き撃ちの原理でござる!!!」

怪異に対して撃ったファイアは、怪異にあったたが、かすり傷程度をつけたものだった。
「なるほど・・・かすり傷はつけられるのでござるな。ぬわぁ!!」
といいつつ怪異の攻撃をその体躯で素早く避ける。

持無 童男 > 「残念でござったな!、某動けるデブでござる!。危ないところでござった・・・得体の知れないものの攻撃はとにかく当たらない、これ鉄則でござる」

怪異の攻撃をとにかく躱し、いなしてそして、・・脱兎の如く逃げつつファイアを撃って、怪異に当てていった。
「よし、流石にかすり傷とはいえ、何回かしてるとやはり弱点になってくるでござるな。それでは怪異どの、まだどこかで」
と最後のファイアをカマして、撤退させ。
「腹減ったでござる。そういえば喫茶店があったでござるな。」
往くでござるか。といいその場をあとにした。

ご案内:「転移荒野」から持無 童男さんが去りました。
ご案内:「転移荒野」に持無 童男さんが現れました。
持無 童男 > 「道間違えたでござるううううううううう!!!!!!」

右回れして猛ダッシュで別方面に行った!

ご案内:「転移荒野」から持無 童男さんが去りました。
ご案内:「転移荒野」に山本 英治さんが現れました。
山本 英治 >  
夕暮れと夜の境界線。
また大規模な門が開いたという話に。
生活委員会と共に現場に急行する。

門から何が出てくるかは、わからない。
だからこそ、備えるのだ。

防疫は生活委員会が、対怪異は風紀委員が。
それぞれ準備をしてある。

門の向こう側は真っ暗でよく見えない。

「今日はケンタウリ流星群……」
「夜空がせっかくの天体ショーってな日にとんでもない事件が起きるかもしれないなんてな」

軽口だって、叩きたくなる。
それくらい今回の門は大きい。

山本 英治 >  
周囲が騒然とする。
門が閉じようとしている。
それも内部にある、異物を吐き出してから。

その時。

出てきたのは、少年だった。
さっきまで村の周囲で遊んでいた、という雰囲気の。
取り囲む俺たちに怯えている。

門が閉じ、空間が安定しても彼一人。
ああ、なんということだろう。
彼は孤独の客人となってしまった。

生活委員会が少し旧式の、それでも安定性の高い翻訳機を彼に向ける。

異界の少年 >  
変なオブジェを押し付けられそうになり。
恐怖に叫ぶ。

「嫌だぁぁぁぁぁ!! 帰りたいよぉ!!」

周りには知らない人ばかり!!
急に夜が近づいている!!
パパ!! ママ!! 助けて!! お願いだから!! 僕を!!

山本 英治 >  
ああ……心が、軋む。
この世界に、また新しい異邦人の誕生だ。

異邦人。人類が接する第二の移民問題。
違う次元からの来訪者は、寄る辺なき世界に惑う。
受け入れるのは、形だけ。
生きるかどうかは本人次第。

目を瞑って歯を食いしばる。
こんな小さな子供が。母親と父親に会う手段をなくしてしまうなんて!!

「……その子、どうなるんですか?」

未来。親友よ、俺は無力だ。
どうすることもできない。
生活委員会はあまり数が多くない。
それも、異邦人を専門に対応する部署となると……