2020/11/29 のログ
■砂金雲英 > けしからん服装はドラゴン娘の趣味ではなく確実に違うドラゴンから勧められただろう代物だった。
動きやすいのと今インストールしている服がこれしかないのとで敗れる心配のない
謎布で出来た服であってぴちぴちな童貞を殺す服ではないのかと突っ込まれても不思議ではない。
順応に適応力がすぐに発揮される青年は凡人ではない。
小市民でもない、小市民で凡人なら今頃漏らして失神してる。
スタイルが諸分かりな非常に(略)な服装のドラゴン娘は上目遣いのままにすすすっと近づいて
「まじゅつのてんそうじっけん。あのあぶない術式に付き合うあなたはいのちがおしくないのですか?
術式の不備によっては 上下 体がバイバイしちゃいますよぅ?
世界に拠りますけどとある世界では転送魔法は免許がいるほどの高難度術式だそうで、
それを魔術の転送実験としてバイトを集めるとは給金が高くないとブラックです。」
色々と見た目は幼いのに中身はそこそこおませなものでした。
いろいろとそそられる非常に(略)な角少女は意思疎通が出来ると
水を得た魚の様に彼の横であったり後ろであったり前に回ったりと動く動く。
そして上目遣いに寄ろうとする。
「私に?ない。ないよー。ここは転移荒野っていうならず者がいたりいろいろと危ない地帯だね。
時々《門》が開いたりして迷い物が来ちゃったりするけど。
場所?すんごく外れだね。ここから歩いただけじゃあ遭難しちゃうかもねー?
街に戻りたいなら私が連れてってあげようか?ここは散歩道だから。」
■火光雷鳥 > (すげぇな…けしからん!は、もう当然として冷静に見たらファンタジーとかでしかお目にかかれないような服装だぞこれ…むしろ衣服の機能性とかあるんだろーか?)
自称凡人、この短時間でちょっと落ち着いてきたのか今更ながら少女の服装を冷静に検分する。
いや、冷静には出来ないのだがお互いの意思疎通がきちんと出来ると、時と場合によるが人間割と落ち着くものなんだなぁ、としみじみ思う。
ちなみに、気絶や失禁どころか、真っ先に逃げ出そうとする辺り、情けないが危険察知能力方面は悪くは無いようで。
――まぁ、その結果がこれであるが。まさかドラゴンと知り合うとは…。
「いや、命は惜しいぞ当たり前じゃんか。ただ、俺以外も何人か転送実験付き合ったけど、みんな無事に指定ポイントに転送されててさ。
けど、なんか俺だけ見事に事故って指定ポイントと全然違う場所に飛ばされたんだよ。
…え、何それ?いや、学生の小遣いとか考えればバイト代はそこそこの額はあったぞ。」
まぁ、高額バイトは駄目絶対!と、今回学べたからいいとしよう。あと、けしからん服装にはもう慣れ…慣れ…慣れんわ!!
ともあれ、こちらの横や後ろに回り込んだり、会話をしながらも常に落ち着きなくこちらの周りを動き回るドラゴン娘さん。
敵意や害意は無さそうだし、少なくともこうして会話は出来るのだからやべー子?ではなさそうだ。
…いや、どちらにしろドラゴンさんなので俺なんて路傍の石ころ以下なんだけど。
「――薄々思ってたんだけど、やっぱりここが転移荒野かよちくしょう!!何で最近やべー場所に迷い込むんだ俺…!!
…あ、マジで!?じゃあ、手間掛けるけど街まで送ってくれると助かる!!……あ。」
彼女の申し出に思わず食いつくが、ファーストコンタクトでの恐怖が今更ぶり返してきたらしく、へたり込んでしまう。
どうやら、精神的にはまだしも肉体的には恐怖心とかの反動が来たらしい。
「わ、悪いちょっと腰が抜けたっぽいから、送って貰うのもうちょい待ってくれ。
…で、えーとその口ぶりだと…もしかして街の住民?アンタ、異邦人か何かっぽいけど…。
あ、俺は学園の1年生で火光雷鳥っつーんだけど…。」
腰が抜けた姿勢は情けないが、心に余裕が多少なり出来たので会話は続けようと。あと自己紹介も。
■砂金雲英 > 人になる際に鱗の変換を人でいう皮膚と服に置き換えて変化させている。
つまり怪我をしたら服なり皮膚なりが変化するのであって機能性としては衣服以上でした。
服の種類は追々服自体を教えられたり購入したりして知識を蓄えられれば変えられるのではと思うが、
今のところ非常に(略)の同色が増えるだけかもしれぬ。
童貞には目の毒でしかないのに。
ただ逃げ出そうとしたらぎりぎり能力を発動させて重力の坩堝で彼を拘束していたかもしれず。
下手に逃げ出して遭難されては此方が困るという事で重力磁場を
弄って重力100倍とかでGをかけていたかもしれず。
「お祓い行った方がよろしいのではなくて?
お高い妙なバイトは宜しくはないですね、此度の失敗は次に生かしましょう。
傷や…隙が無いですねこれはこれは」
青年の横や後ろに回ってその場をくるくるしていた理由は
隙があるかどうかの確認だったのと傷はないかの確認だった。
なさそうなので落ち着きを取り戻すように青年の真正面に戻ってきた。
「お祓いは常世神社や宗教施設等をお勧めしておきますよう?
最近?ってことは何度かあるんですねぇ?それは聊かまずい事なのでわ?
ぎゅんっと戻れますよう?私の能力は空は飛びませんし。…おやおや」
ファーストコンタクトが強烈でした、ドラゴンと遭遇事件。
腰が抜けたようすなのでその場にしゃがみ込むと 少し考えてから自己紹介を。
「困りましたねえ。街は街でも異邦人街の住人ですよぅ。
学園には通っていないので学年はないですねえ、在籍した方がいいんですかねえ?
名前はとりあえず 砂金雲英、きらちゃんでいいですよう?」
学園の方に行けばいいですかねえ?とか寮住いなら居住区のほうがいいですかねえ?とか
どっちがよいですかねえ?とか伺おうとする。
■火光雷鳥 > 服装もだが、彼女の人間としての姿が見た目12,3歳くらい?なのが余計にまずい気がする。犯罪臭がするというか…いや、流石に失礼すぎるだろうこれは。
とはいえ、どちらにしろ童貞には刺激が強いのである。未成熟ボディでエロい服装ってやばくね?
と、考える程度には精神的余裕は取り戻した。人間って案外慣れるもんなんだな…と、しみじみ思う。
あと、目の毒ではなく眼福である。ただそれを口にしたら流石にあかん気がする。
ちなみに、耐久力は人並みなので、重力拘束とか下手したらプチっと潰れそうだ。
「……うん、マジで一度お祓いして貰った方がいいかもしれねーなぁ、俺。
いや、あんたも何か妙なバイトでもしてるの?え?ああ、傷はねーけど…。」
隙はありまくりでは。少なくとも自分は強者でもなければ戦闘経験が豊富でもない。
まだ、自分自身の真価や意味に気付いてすら居ないのだ。無理も無い話しだが。
どうやら、先ほどからこちらの周囲を彼女が廻っていたのは、傷と隙?の確認らしい。
「能力…異能か?まぁ、最近ここも含めてやべー場所ばかり行ってる気がするからなぁ」
そういう意味では不幸だ。だが、同時に知人友人と『偶然』遭遇して助けられてこうして無事に過ごせている。
今回も、彼女が通り掛かったから助かったようなものだ。悪運だろうか?
「あーー…無理にはとは言わないが一応は在籍しておいてもいい気はする。
俺も、つい2ヶ月くらい前に島の外からこっちの学園に転入してきたばかりで、あまり詳しくその辺りは知らんけど。
住居は…異邦人街がいいなら、そっちでもいいんじゃねーの?
一応、学生街とかにも学生寮とかマンションとかアパートとかもあるしさ。」
と、そこは彼女にも何となく伝わるように助言をしてみつつ。自己紹介には頷いて。
「ああ、キラ…さんな、よろしく。…あと、さっきからずっと我慢してたんだが限界なんで言わせて欲しい。」
――その服装、エロいんだけど!!…いや、似合ってるんだけどさ!!
あと、見た目的に犯罪じゃねーかと俺は思うんだ……いや、キラさんが実年齢何歳か知らないけど。」
あくまで人間基準、見た目だけで見ればこの年齢でこのけしからん服装!?となるが。
ドラゴンである彼女が見た目どおりの年齢、とは限らない訳で。
ご案内:「転移荒野」から砂金雲英さんが去りました。
■火光雷鳥 > 【一時中断。後日再開予定】
ご案内:「転移荒野」から火光雷鳥さんが去りました。
ご案内:「転移荒野」に砂金雲英さんが現れました。
ご案内:「転移荒野」に火光雷鳥さんが現れました。
■砂金雲英 > まだ子供の身分なので外見は精神に引きずられてしまったのか12,3歳とかいう
犯罪臭漂う物に加え纏う服装が色気さえ備わって居たら最強な非常にけしからんものを
着ており、それが青年の前で上目遣いをしたり近づいたり覗き込んだりと―
未成熟ボディでエロいけしからん格好を着ている―いや着ているというか装備している自覚は ない!
「妙なバイト。バイトはないよ、この見た目でバイトは犯罪でわ?
ないならいいんだよー うん よし」
うろうろきょろきょろじーと見たり覗き込んだり上目遣いに見ていたりと
これで色気と成熟ボディが備わって居たらそれこそ魅惑とか魅了とか青年に向けてあらん限りの―はなさそう。
「在籍していた方が良いと。んー変化の免許まだ異邦人街で取れていないから。あ、でももうすぐ取れそう。
寝ている時に竜の姿になって寮破壊したくないんだよぅ。まずいでしょ、竜の姿で寮破壊。」
竜の姿は先ほどのファーストコンタクトの姿そのまま あの5mサイズの竜です。
大きさは『フツーの竜だね』で終わりそうなものだけど。
彼がこらえ切れていなかった悩みが暴露されると むぅと困った顔をして
「えー 犯罪?エロい?何が??
実年齢は数えていないよーぅ?かれこれ…500年位。
ドラゴン年齢が三桁なだけで人間変換したら12歳になっちゃうから。」
そこまで言ってから すこぉし流し目と艶っぽい笑みを浮かべて猫撫で声を添え青年に上目遣いで近づいて
「雷鳥おにーさぁん? きらにイケないことしてほしぃのぅん?」
精一杯なオトナ?の色気をし始めてみました!
■火光雷鳥 > そもそも、異邦人という事は別の世界の出身だろう。自分の身近な友人にも異世界出身者が居たりするし。
そうなると、問題になるのが自分の世界とこちらの世界のカルチャーギャップとかそういうのなのだが。
あと、幾ら12,3歳くらいの外見でもけしからん服装で近くから見られたりするとドキドキくらいはする!
(あと、絶対この娘はあれだ、自分の服装に対しての自覚ねーだろ絶対!もしくは慣れてるとか!?)
こんなけしからん服装が普通な異世界とかあったら、どれだけ眼福――ゴホン!ともあれ、こっちは色々と気が休まらない!
「いや、見た目と実年齢が食い違う人もこの島じゃ割と珍しくないって聞くしさ。」
しかし、やたら至近距離から観察してくるなこのドラゴン娘さん。
別に彼女の興味を惹く程のものは自分には無い――筈だ。多分だけど。
「むしろ、下手したら風紀委員さんとか生活委員さんが出張るんじゃねーかなぁ、それ。
まぁ、変化の免許とか異邦人街のあれこれは俺にはよくわかんねーけどさ。
と、いうかそもそも今の姿って、キラ的には結構きつかったりするの?やっぱ元の龍の姿の方が楽とか?」
そもそも、龍の姿が本体なのだろう、多分。そうなると今の姿はあくまで仮初、というかコミュニケーションをし易くするための擬態みたいなものだろうし。
「――うん、500年でもこっちの人間からすればふつーにやべぇからな?
まぁ、時間の流れとか1年の長さとか色々違うかもだから、人間換算で12,3歳、って事ならしょうがねーけど。」
そもそも人間とドラゴンだし、同じ寿命の筈が無いのだけれども。
ともあれ、やっぱりドラゴンなんだなぁ、と変な所で納得していた。
「って、うぉぉぉい!?いきなり何!?ちょっとコラ!余計に犯罪的だからやめぃ!!」
いきなり誘惑モードみたいなのをかましてきたキラに慌てて制止を。くそぅ、不覚にもドキっとした!
矢張り童貞には刺激が強すぎるらしい。と、いうかこれってむしろ俺が押し倒される側になりそうなのが悲しい。
まぁ、彼女も本気ではないだろうから大丈夫だとは思うが。
■砂金雲英 > ちゃんと違う世界の竜の谷という辺境の地からやってきちゃった迷い竜という扱いでした。
その割に混乱していないしカルチャーっギャップやホームシックなどになっていない。
外見はロリな代物にけしからん服装なのにそれは武器にしていない。
やろうとすればもれなく犯罪者ホイホイになりそうなのに。
服装はこのドラゴンの住んでいた谷では標準女性衣装だったのは言わないでおこう。
「色々といるんだねぇ、まぁ一時保護してもらった人は頭が三つあったけど!
あれけるべろすとかいうもふもふの方だったかなぁ。」
人間の形をしていない種族とか慣れているらしくもふもふがもふりたいとか手をワキワキとしていたり。
青年を観察していたのはなんとなーく若い男を至近距離で見た事がないからという―やめておこう。
「風紀さんは警察機構?だったかなぁ?生活さんは何だろう。
角だけが消せないのは子供だからっていう意味なのは分かっているから。
んーいや?大丈夫よー翼とか尻尾とか本当の角まで隠す擬態はきついかも知れないけれど、
角以外まではわりとへーきへーき。」
竜の姿や竜人の姿 まだ出来ていない人化の姿。人化はまだほど遠い未来の話。
「あと500年したら大人になって こーぼんきゅぼんとか
大人の魅惑なぼでぃー?になれるんじゃないかなぁ。
この見た目でバイトは身分証なければまずいでしょうよぅ。」
いきなり冗談に見えないように彼に迫ってみたけれど、
本気でもないし少女側が青年を押し倒してペロンと食べちゃいそうだったけど。
一瞬の魅惑ドキドキタイムをしでかして ぱたっとやめておいたのです。
「あはー 冗談だよ? うん、雷鳥おにーさんはドキッとしたのか。
ふーふっふっふ。色気?出てた??出ていたみたいだねぇ?」
また普通のすまし顔になっても背丈の差もあって上目遣いは続いていた。
■火光雷鳥 > 彼女の住んでいた異世界がこういう服装だったら、確実に童貞殺しなりそうだなぁ、とか他愛も無い事を考える。
――うん、ナイスバディならありじゃねーかな。いや、それはそれで目のやり場に困る!!
等と、年頃の青少年らしい悶々とした葛藤、あるいは妄想は兎も角として。
「…マジで?あー…でも、異邦人街の人たちは異世界から来た人達が結構多いんだろうし、珍しくはねーのかな。」
頭が三つ…ケルベロス?それ、頭が三つだけでなく顔とかが人狼みたいな感じになってるんだろーか?
あと、それぞれ性格や個別の人格とか持ってるんだろーか?気になる事は多いが、それはそれとして。
「あー…正確には、風紀委員会と公安委員会の二つが警察機構のあれこれを分割してそれぞれ担当してる、とかだった気がする。
…っていうか角はそういやそのまんまなのか。つまり、キラが成人…あー成竜?になると角も消せるとか?」
角が消せないのはまだ子供だから、という事らしい。こうしてほぼ人の姿で会話も問題なくこなせる、というだけでも少年からすれば普通に凄いと思うけれど。
やっぱり、異世界というのは色々と未知の塊で自分の想像力なんて追い付かないんだろうなぁ、と自称凡人は思う。
「うん、500年後あれこれはいいとして、その服装でナイスバディとかなったら色々やべーからな?」
ナチュラルにけしからんどころの話ではなくなりそうだ。しかも彼女自身はこの服装に抵抗無さげだし。
どちらにしろ、ただの人間の自分は500年後なんてとっくに墓の下だから見る事は叶わないだろうが。
「くそぅ、からかいでやってるのは分かっていても反応してしまう自分が悔しい!!
…あーーけど、あんましそういうのは迂闊にやらんようにな。割と洒落にならん展開になる事もあんだろーしさ。
まぁ、ドラゴンのキラが早々遅れを取る事はねーかもしれんけど。」
やれやれ、と肩を竦めつつ済まし顔に戻ったドラゴン娘さんを見下ろしていちおー忠告を。
まぁ、余計なお世話、お節介かもしれないが、一応言っておくに越した事はあるまい。
■砂金雲英 > 童貞とはなんぞや?とは違う意味で気づいていなさそう。
童貞を殺す服というのを異邦人街で見かけたのだけどどう童貞を殺すのか理由と威力について聞いていない。
服単体で童貞を一撃のもと殺すわけもなさそうなのに。
謎は深まってしまうけどまだその服に似合う色気と魅惑のボディがないので服は手出しできなさそう。
「あとはぁ、一つ目の角生えた巨人のおっちゃんとかはいたかな。
サイクロ…そんな人たち。色々といてドラゴン混じってても平気だったので居心地がいい。」
色々な種族が魑魅魍魎とばかりに共存しているっぽいので
割と大きい部類が多いドラゴンとかもいるようなので落ち着けそうな今の住いは異邦人街で決まりだと思う。あと鉄道が至る所にあるので交通の便としては飛ぶのが無理なら鉄道で移動をすることにするし。
「風紀と公安どっちが怖い?怖い?怖くない?
角は消せないよ、成人になったら消せるようになるんだって。
人になっているドラゴンで子供と大人の違いは多分 角があるかないかだと思うよ。
多分。うん。」
異世界によっては尻尾とか翼とかもついている子供もいるらしい。
雲英は角の有無で大人か子供かの区別なので分かり易い。
「胸あったら重そう。今の姿でちょうどいい。」
胸は邪魔でしょう、とか言い始めた。今の小悪魔な見た目で成長が止まってくれれば
ふふふふとか妄想を思い込み始めたが、成長が止まるかはまだ分からないでいる。
「危なそうな人にはやらないよぅ? 雷鳥おにーさんにはと・く・べ・つ!
忠告承りましたよぅ?でもそんな真面目なお顔も す て き。」
にまぁ、と笑みを浮かべ右手の人差し指をぴっとあげてぴこぴこと左右に揺らす。
上目づかいで角度的に胸の小さな谷間がこんにちはしそうな角度を何となく無意識に保ち、
傍から目撃されればきわどい服装の少女に迫られている青年の図がそこに。
でもここは転移荒野。目撃者はいなさそう?
ご案内:「転移荒野」に火光雷鳥さんが現れました。
■火光雷鳥 > 童貞を一撃で物理的に殺すとか凶悪すぎる。確実に自分とか死ぬじゃないの…何それ怖い。
いや、性的に殺されてもそれはそれで情けない死に方なのでノーサンキューなんだけど。
「あーー…何だっけか。えー…ああ!サイクロプスだっけ?
ドラゴン交じりねぇ?色々な種族の人が暮らしてるだろうしなぁ。」
考えたら、まだ異邦人街に赴いた事は無い。今度時間がある時にでも足を運んでみるのもいいかもしれない。
そして、ドラゴン娘さんからの質問に真顔で「俺はどっちも怖い。警察の代替、というだけで正直ビビる!」と、言い切った。
別に嫌いだとかそういうのではない。むしろ治安を保ってくれてるのはご苦労様です!と、言いたいくらいだ。
ただ、今まで平凡に暮らしてきた身としては、警察というだけで萎縮してしまうのである。
「うん、そもそも俺は本物のドラゴン、というのを拝んだのがキラが初だから他のドラゴンがどうの、とか分からんからなぁ。」
苦笑気味の表情で答える。ただ、もうすっかり最初のビビりや緊張感は薄れたようだ。
矢張り、服装と見た目のコンボで犯罪的なのは兎も角、人に近い姿だと威圧感も無いし普通に話し易い、というのが大きいだろう。
あと、胸の大きさとか重さとか言われても俺はどう答えればいいのか。自分の嗜好がモロに把握されそうだから黙っておこう、それが賢明だ。
「特別扱い!?いや、有り難い…のか?まぁ、うんどうも?
あと、真面目も何もそこは普通は心配するだろ。いや、この島の普通の基準がよく分からんけどさ。」
島に来てそろそろ3ヶ月ほど経過するが、未だに本土との違いが凄くて驚く事も多い。
それでも、何だかんだ慣れはするものだ――いや、流石に今回のドラゴン遭遇はビビるしかなかったが。
■砂金雲英 > 童貞を殺す服の一つに縦セーターの背中ががら空きの素肌丸見えのけしからんな服が合ったけど、
あれくらいは小さいのもあったし着こなせられそう。ただそれを着て誰を悩殺するのかまでは未定でした。
「色々といるみたいなので 異世界巡りしたいのならお勧めぇ。
面白いものから怖いのまでいるっぽいけど見た目だけだから。
警察の代わりはどちらも怖い。怖いのかぁ。そーか」
異世界に警察というのはいなかった。取り締まるものとして騎士団とか冒険者とかはいた。
それとは違う警察とはなんぞの者か。ここ数か月?異邦人街にいたとしては最低限は分かっているとはいえ。
「初ドラゴンなのかー、それはそれは。
ドラゴンはいるっぽいのだけどねー色々と。」
見た目とけしからん服装は変わっていません。コンボとか狙っていないのに恥ずかしそうにするとか未だにない。
胸についてはそれっきり何も言ってこなくなった、胸無くても悩殺魅惑の振る舞いは出来ていそうだし―
今後使うは分からないけれど。
「うん、そろそろご主人様ーとか相棒とか見つけないといけないかなーって。
…5mくらいのドラゴンにビビっているようじゃあ、もっと大型種は失神しちゃうんじゃないかなぁ?
どう? 真面目な顔はりりしいけれどぉー」
と、くねくねしだすドラゴン少女、恥ずかしそうに照れながらときどきちらちらっと青年をちらり見してる。
■火光雷鳥 > そもそも悩殺してどうするのだろう?まぁ、そこは聞いても何かアレだし止めておこう。
と、いうか彼女にそういう気がそもそもあるかどうか、というのもある。
「うん、まぁ異世界とか全然分からんド素人だから、興味はあるなぁ。
今度足を運んでみっかね……また妙なトラブルに巻き込まれない事を祈りたいけど。」
ここ最近、裏常世渋谷に落第街、禁書庫にとうとうここ、転移荒野とやべー場所ばかり偶発的に迷い込んでいるし。
ちょっと、俺の運気がダダ下がりになってない?矢張りお祓いは真剣に検討するべきかもしれない。
風紀や公安については、それ以上の意見は述べない。自分が勝手に萎縮しているだけなのだし。
「ドラゴン、ねぇ?…まぁそりゃ、異邦人街とかには居るかもだけどさ。」
――自分が『龍』と縁が深い難儀な因果を持つ事をこの時点では全く知らない故に。
だからこそ、自分自身が『そうなる』可能性に関しては思いもしないのだ。
取り敢えず、けしからん服装も流石に普通に見るくらいは…いや、まぁ難しいけどいい加減にツッコミもしていたら少し慣れた気はする。
「いやいや、ご主人様とか柄じゃねーし、相棒としちゃ俺は雑魚過ぎるだろ、凡人だし。
むしろ、ドラゴンのキラに釣り合う要素が俺には欠片もねーっての。」
くねくねして何を言ってるんだこの娘さんは、とジト目になりつつ溜息を。
こっちを評価してくれるのは勿論有り難いのだが、生憎とそこまで立派でも強くもないのだから。
「と、そろそろ歩けそうだ。キラ、悪いけど改めて街まで送ってくれると助かる。」
もうちょい雑談しているのも悪くないが場所が場所だ。そろそろ街中に送って貰うのがいいだろう。
■砂金雲英 > 悩殺出来そうな異性はともかく同性は今のところ いない。
小悪魔とか魅惑とか魅了は何となくわかっているから今後やりそう。
「普通に接するのがいいと思うんだよ、怖がったらダメかな。
普通に普通に過ごすといいと思うんだよ でも来ちゃうトラブルは避けようないね」
あ、不穏なことを言ったぞ。トラブル回避のためにお祓いは勧めたので
行くか行かないかは彼というか彼の意志と行動次第、後は責任取れない。
「そうかなー?人間と組んだドラゴンの組み合わせはよくあるよ?
その後の人間は大抵 英雄になるね。努力と筋肉は裏切らないと聞くよ。
今は諦めとくかー。」
今は。どういうことだ。くねくねも終わって街まで送れと
言われれば 空を見て徐に街の方向を見たかと思うと。
「街の方に連れていくねー 大体この方角だったかな?かな?」
むんずと彼の片手を掴むとこれから進む二点の空間を重力の道によって繋げて、
超高速で移動しはじめる。ぎゅんっという空気を押し殺す音を伴って
重力で作り上げたベルトコンベアーで運ばれるようなイメージ
ーもっと分かり易く言えば転移荒野の地面を抉る様な跡を残しつつ
地上を走る重機関車が街へと突き進んだそんな感じだったとか。
「街にとうちゃーく ごりようありがとうございましたぁ」
何とも気の抜けた声と共に青年を解放したのは わずか数秒後の事だった。
■火光雷鳥 > 悩殺されそうで怖い男子ならここに居る。ただし色々と犯罪的なのでそこは回避したい所だ。
じゃないと社会的に死ぬ、多分この少年が。まぁ、常世島では珍しくもないのかもしれないが…。
「……いや、怖がるなと言われても。俺、ただの凡人だから怖いモンは怖いんだよ。
あと、何か俺がトラブル誘引体質みたいな感じになるから止めて!?」
おかしいな、俺は何時からそんな感じに。島に来てから運気のアップダウンが凄くなってるんだろうか。
まぁ、でも少なくとも落第街とかと違って異邦人街がそこまで物騒ではないと思いたい。カルチャーショックは凄そうだけども。
「うん、俺は英雄どころか村人Aのポジションな?努力は人並みにしてるけど、筋肉はまぁ普通だなぁ。」
いや、ちょっと待って?『今は』って何!?完全に諦めた訳じゃないの!?
このドラゴン娘さんは俺の何を評価しているのか。気に入られるような要因も特に無いのだけど。
ともあれ、そろそろ街が恋しいのでいい加減にここいらで送って貰う事にした――のだけど。
で、そのまま彼女に片手を捕まれたかと思えば「へ?」という表情。
そういえば、どうやって移動するのだろう?てっきりドラゴンの姿に戻って背中にでも乗せられたり?とか思っていたら――
■火光雷鳥 > 「どわああああああああああああああああああーーーーーーーーーー!?!?!?」
■火光雷鳥 > よく分からないが、超高速移動で街中まで運ばれた。ちなみに原理とか何をやったのとかはさっぱり分かっていない。
むしろそんな余裕無かったし――あと、吐きそう。「おぇっぷ…。」と、口元を押さえつつも頑張ってリバースは回避した。
「さ、さんきゅ…つ、次の機会にはもうちょい…手加減…頼むわ…うっぷ。」
僅か数秒の間にちょっとちびりそうになって人生走馬灯流れかけたけど、まぁ見渡せば確かに覚えのある街中の景色だ。
取り敢えず、吐き気は堪えつつきちんと礼は述べてから、何とかよろよろと歩き出して。
「と、ともあれ今回はこの辺で…また、会ったらドラゴンの事とか聞かせてくれ…じゃーな、キラ。」
顔色が悪いけど、それはそれとして何とか笑顔を保ちながら軽く手を振って別れるだろう。
――ちなみに、別れてから流石に限界だったのか近くの路地裏で泣く泣くリバースしたのであった。
ご案内:「転移荒野」から砂金雲英さんが去りました。
ご案内:「転移荒野」から火光雷鳥さんが去りました。