2021/09/30 のログ
■ラヴェータ > 「...何もないな」
久々に戦争の記憶に奮い立っていたが、モデルガンがあれでは楽しめたモノではない。
それに荒野には特に何かあるわけでもない。
せっかく来たのだから、といったなにかもない。
危険地帯に踏み込みたい、何かと手合わせしたいという欲求がどこか強まっているように感じるが...
「いかん、いかん」
理央がまた心配する。
浮かんだ欲求を脳裏に浮かんだ少年の表情でかき消し、踵を返す。
そのまま少し歩き、そのまま夜の闇へと溶けるように消えていった。
月下とはいえ、少女の影がやけに濃く見えるのはきのせいだろうか。
ご案内:「転移荒野の端っこ」からラヴェータさんが去りました。