2021/11/11 のログ
ご案内:「遺跡群」にスライムさんが現れました。
■スライム > 落第街から多くの仲間を失い、そして知恵者であった同族が去り何とかたどり着いた先。
そこは同族が言っていた転移荒野、底に点在する遺跡の一つ。
嘗ての世界に合ったものと同じ空気を感じたそこへと潜り込めば少なくなった仲間を周囲に送り出し考えに没頭する。
この先をどうするか、また数を増やすべきか、それとも去ったd同族のように知恵を付けるべきか。
多くの仲間を、住処を、何より苗床を失った事は痛手。
戦闘力も低い個体が多く何れは駆逐される未来しかなく。
それゆえに知恵者が去った後、一番の知恵を持つ個体である己が悩むしかなく、おそらくは安全な遺跡内で蠢き悩み。
■スライム > そしてそれは思い出し考えつく。
去った知恵者である同族を生み出したその方法を。
ただその方法には並ではない力を持った存在を使う必要があり、その存在は既に奪われてしまっている。
ならばそれを使わずにという方法を考える。
考えに考え、そして思い至ったのは同じ獲物獲物を捕食していた仲間がその生き物に限りなく似た擬態を出来るようになった個体がいたという事。
そこまで考えがいたれば己が一番食った獲物を思い出し、即決断を、落第街に戻るという、もしかすれば仲間共々滅ぶかもしれないという決断を。
しかしこのまま滅ぶよりは…そう考えれば行動を開始し、かつて逃れた場所へと戻るために。
仮初とはいえ、もう一度数を増やし繁栄をするために…。
ご案内:「遺跡群」からスライムさんが去りました。