2022/02/16 のログ
ご案内:「転移荒野」にセレネさんが現れました。
■セレネ > 転移荒野の一画、静かな湖。水面に映るのは丸い月。
この時期は水辺は冷えるが、海辺よりはマシなのか。
偶には散歩も月光浴も違うところで、と思いこんなところまで足を運んだが
もう少し暖かくなってからくるべきだったか。
…いや、それはそれで虫が出るから虫除けが必要になるな。
『…月はどの世界でも綺麗だから良いわね。』
口元しか見えないフード、その奥の蒼が満足げに細まる。
月明かりに浮ぶ影、その背には普段隠している大きな双翼が形となり浮かぶ。
…月光下だと完全に隠し切れないのが困ったものね。
■セレネ > 立ったままも足が疲れるから、湖の畔にそっと腰を下ろす。
水辺に月、己の過ごしやすい場所。元居た世界では、泉に浮かぶ月が綺麗で気に入っていた場所があった。
月の魔力が満ちていて、眠くなってしまうくらい居心地の良い場所だった。
…此処もまぁまぁ悪くはない。少しばかり細工をすれば、暫く”眠れる”くらい居心地は良さそうだ。
尤も、満月か、それに近い月の満ちである必要はあろうが。
『人のいる場所だと流石にね…。』
こんな辺鄙な場所に来る人物などそうそう居ないだろう。
そんな高を括りつつ、ふわりと背から隠していた双翼を現わして。
人避けと、獣や虫除け等、複合魔術を構築していく。
■セレネ > 広範囲である必要はない、少しだけで良い。
これくらいかなと判断すると構築した魔術式を展開、暫し待つ。
魔術や魔法の腕には自信はあるが、それでも決して完璧ではない。
周りの気配が一切無くなれば、安堵と共にフードを外し。
月明かりに照らされる月色と蒼が、淡く輝いて光を散らす。
『久し振りに、ゆっくり眠れそう…。』
紡ぐ声色も眠そうだ。
蒼もうとうと瞬いて、片脚を緩く抱えて蹲る。
双翼は自身を包むように丸くなり、空と地上とで二つの月が出来上がる。
空が白み始めるまで、女神は眠りに就くことだろう。
ご案内:「転移荒野」からセレネさんが去りました。