2020/07/12 のログ
ご案内:「青垣山」に伊都波 凛霞さんが現れました。
■伊都波 凛霞 >
「やー…久しぶりに騒いじゃったな…」
こんな深夜に家に帰るのも久しぶりかも、と自宅である青垣山中腹の道場へと向かう
怪異も住まうこんな山を毎日上り下りしているのだから、ハイスペックもうなずけるもの、といったお姉ちゃん
ご案内:「青垣山」にモノ・クロさんが現れました。
■モノ・クロ > ひっそり、こっそりとついていくモノ。
周囲に居る何かが怯えているのがわかる。
結構強いのかな、お姉ちゃん。
■伊都波 凛霞 >
「──……と」
ずっとついてきてるなあ…と、足を止める
気配は感じているけれど、それがナニカまではわからない
ただ、それは山に入ってからじゃない、
むしろ山に入ってからは、周囲の小さな怪異の気配が遠のいていく
つまり、そんな何か
懇親会会場からの帰りなのだ、なんとなく冊子はついた
振り向いて
「ねえ、どうしてついてくるの?」
そう声をかける
■モノ・クロ > 「…あー、えっと。えいんへりあるさん、見失っちゃって。それで…」
なぜか、子供が言い訳するように。
「それで、凛お姉さんについてきちゃった」
■伊都波 凛霞 >
「あっ、君……」
そう、エインヘリヤルという少女について、懇親会に来ていた少女
…そして、それ以前に深夜の校舎で出会っていた
「ええー…ついてきちゃったの?
どうしようかな……」
夜の青垣山は、結構危ない場所だ
…辺りの気配を感じる限りは、大丈夫かもしれないけれど
■モノ・クロ > 「ここ、初めてきた。ここに住んでるの?」
近づきながら、問う。ここが住処だというのなら、何かあっても、『また会いに行けるから』。
■伊都波 凛霞 >
「う、うん…一応ね…家があるから…」
近づく少女には、やや軽快
この少女が触れた途端に雪兎が調子を崩したことには、一応後から可能性に気づいたから
「一人で帰すわけには…いかないよね」
小さくため息をついて、下山を決意
後で家には帰りはもっと遅くなると連絡を入れておこう
■モノ・クロ > 「んー…帰るって言っても、家ないんだよね」
どこかに定住しているわけじゃない。気付けばどこかにいて、気付けば日が過ぎているのだ。
住処なんてわからない。
■伊都波 凛霞 >
「…じゃあ、いつもはどこにいるの?」
純粋な疑問
住む場所がないなんて、思ってもいないから
■モノ・クロ > 「わかんない。いつもは落第街にいるけど…」
嘘をついている様子はない。
■伊都波 凛霞 >
困った、これはどうしよう
迷子の迷子の子猫ちゃん…みたいな歌を思い出す
落第街に置いてくるわけにもいくまい
「手がかりは…あの人くらいかー…」
エリンヘリヤル…名前は知っていた
確か特異調とかいう委員会の特別顧問だ
ただ、すぐに連絡が取れるかどうかは怪しいところだろう
さすがの凛霞もうーん、と悩んでしまう
■モノ・クロ > 「えいんへりあるさんとも最近知り合った程度だし…いつもは『クロ』に任せてるから…」
一緒に考え込む。
「凛お姉さんの家行くのは…難しいよね…」
一応、自分の身の上はわかっているつもりだ。
■伊都波 凛霞 >
「私の家は、絶対ダメ」
はっきりとそう告げる
妹もいる、何より…父様がいる
父は完璧超人なんて持て囃される自分に稽古をつける、古流武術・伊都波の現継承者だ
数多の怪異を単身滅ぼしてきた、やべー人なのだ
そも、彼がなぜこんな山の中に自宅を建てたのか…というのも怪異相手の実戦ができるからという理由である
「君は、人間じゃあない…んだよね?」
以前見かけた状態とはまるで違う雰囲気
何か聞けることもあるかもしれない、と近寄って、そう問いかけてみる
■モノ・クロ > 「どうなんだろ。自分じゃよくわかんなくなってきたんだよね。クロは「お前は人間だ」って言うけど。」
自分のことなのに、あんまり興味がなさそうに。
自分が何者かであることが重要でないかのように。
「問題は、『私がどう在るか』だよね…クロ、結構因縁つけてるみたいだし」
■伊都波 凛霞 >
「さっきも言ってたね」
近くまでいくと、しゃがみこんで、見上げるように
「クロ…っていうのが、以前私に深夜の学校で会った子…であってる?」
別の存在だというのなら、雰囲気が違っていて当たり前だ
「じゃあ、君のことはなんて呼ぼう?」
■モノ・クロ > 「そうそう、あの殺意剥き出しの、これね」
手袋を外して、ぐ、ぱ、と呪紋で出来た手を指し示す。
「私?私はモノっていうの。そういえば凛お姉さんの名前もちゃんと聞いてなかった気がする。教えてくれる?」
■伊都波 凛霞 >
「モノちゃんね。私は、伊都波 凛霞。
それと聞きたいのは……」
じ、と手袋を外した少女の手に視線を向けて
「君に触れると、何かが起こるんだよね?」
■モノ・クロ > 「うん。これ、クロは呪いって言ってるけど、本当は違うの。『私が味わったことのある感覚を共有する』だけなの。気持ちいいこととか、痛い事とか。ほんと、それだけ。触ってみる?」
手を差し出してみる。自分から触る気は無いようだ。
■伊都波 凛霞 >
「やめとく」
クスっと笑っって、お断り
雪兎の調子悪くなった姿を見ているし
「呪いっていうよりも此処でいう異能みたいなものに思えるね…。
うーん、とりあえずどうしよっか…家には連れていけないし……」
■モノ・クロ > 「コレ自体はクロと一緒になって出来るようになったことだけどねー。色々便利なの、これ。自由に動かせるし」
手の形を崩して、うにょうにょと触手のように動かしてみる。
地味に楽しそう。
■伊都波 凛霞 >
「うわーぁ」
うにょうにょする様子を見て思わず声が漏れる
無邪気だけれど、確かに怪異として見て良さそうだ
ますます家には連れていけない、どころか自宅近くだと察知されかねない、父に
「楽しそうなところ悪いんだけど、此処にはいないほうがいいと思うなあ…
私についてくるのも、やめたほうが…」
■モノ・クロ > 「えー、楽しそうなのに」
残念そうに。
「それより、私も凛お姉さんのこと、知りたいな―。ここのみんな、怖がってるし。ここで結構殺したりしてるの?」
落第街の常識がそうさせているのか。そんな質問を投げ飛ばしてきた。
■伊都波 凛霞 >
「私はそんなにはしてないよ。
この辺りは特に私の家に近いから、人に危害を加えるのはもうあんまりいないんじゃないかな…
…今日はもうよる遅いし、また今度、ね?」
昔は結構いたというような言い回し
もっと知りたい、と述べるモノに、言い聞かせるようにそう言葉を向ける
■モノ・クロ > 「えー…そんなぁ。せっかく『自分と同じ匂いがする人』と出会えたのに。もっとお話しよーよ」
覗き込むようにして、話そうと、近づく。
一人にしてほしくないと、呪紋が走る髪がざわめいて、囲もうとする。
■伊都波 凛霞 >
「…ごめんね」
髪と同じ焦げ茶色の瞳が、やや哀しげに細められる
そのまま、軽々と数メートルの跳躍
…音もなく、髪の囲いの範囲外へと着地する
「我儘は聞けない」
ドレスだとやや動きにくいが、このくらいの運動能力は発揮できる
■モノ・クロ > 「………はっ、鬼ごっこ!」
独自解釈。どうやら逃がすつもりはないらしい。
「鬼ごっこなら得意だよ!」
しゅる、と木の枝に呪紋を伸ばし、まるでターザンのように飛んでくる。
■伊都波 凛霞 >
「違うんだけどなー!」
苦笑する
深夜の青垣山で鬼ごっこなんて、さすがにやったこともない
「しょうがない、諦めてもらうには逃げ切るしかないのかなー…」
ドレスの胸元から指先に3つのプラスチック製らしい玉を取り出す
ボン!炸裂音と共にかなりの広範囲に白煙が立ち込め、視界が閉ざされてゆく
■モノ・クロ > 「わお!」
そのまま、煙の中に突っ込む。
「よっと」
着地して、もう邪魔だと言わんばかりに衣服を脱いでいく。
そして、足の呪紋を地面に這わせ、広げる。すごい速さで、網を張る家のように。
呪紋を踏めば、それを掴んで、一気に引き込むという作戦だ。
■伊都波 凛霞 >
とりあえず見失うことには成功させた
となればその後に選ぶ行動は
視覚に頼らない全方位、聴覚に頼る、ヤマカン、といったところか
平面移動よりも多角的な移動のほうが索敵にはかかりにくい、というのが鉄板
なるべく音を立てないように、木の幹をトン、トンと跳ねるように移動して、太い木の枝の上で様子を見る
うっかり枝に引っ掛けてドレスを破ったりしないよーに
■モノ・クロ > 「んー…」
罠に引っかからない。自分と同じ移動方法かな?だとしたら…
呪紋を引っ込めて、再度枝に呪紋を引っ掛け、飛ぶ。
上に。
ぐぁ、と反動をつけて空高く。
これなら、俯瞰して凛お姉さんを見つけられる。
■伊都波 凛霞 >
さて、気配を見失わないようにして、残った2つの煙幕玉
一つは真上の幹に、もう一つは少し遠くに向けて、投擲
ボン、ボン、と炸薬の音が2回響く
うまくだまされてくれないかなー、と新しく白煙が発生した反対側へ、移動開始──
■モノ・クロ > 「…………」
違う。あの新しい煙には、『動き』がない。
そっちじゃない。
観察しているうちに、高度が失われ、落下していく。
適当な枝にまた呪紋を引っ掛け、振り子のように、また空高く。
「見つけた」
煙が出た反対側に、凛お姉さんの姿を認める。
まだ上空だから、手は出せない。
■伊都波 凛霞 >
「……と」
背中に視線を感じる。振り向きはせず、山の岩肌を跳ねるようにして、移動
疾い、カモシカかなにかのようだ
「(煙の動きを見たのかな、なかなか冷静だね)」
移動するルートは、山を下山するもの
自宅である道場からは離れるルートだ
■モノ・クロ > 「…んー。」
あの岩肌ではさっきみたいに跳べない。下に降りれば追いかけきれないかもしれない。
だったら降りなきゃいっか。
ぶわ、と。腕の呪紋を、まるで翼のように広げる。
そして、まるで、鳥のように。
凛お姉さんに向かって、滑空し始めた。
■伊都波 凛霞 >
僅かな風切音
チラ、と後ろを確認…随分と器用だ
やろうと思えば色々なことができるんだろうなー、と思いながら
「ねー、そろそろおいかけっこ、私の勝ちでいいんじゃない?」
そう声をかけつつ、やや移動の速度をアップ
まだまだ出るぞこのエンジンは、そう言いたげだ
■モノ・クロ > 「まだまだー。勝ち誇るにはまだ早いよー。」
未だ上空で滑空を続けるモノ。
そう、滑空しているだけ。高度を維持して追いかけているだけだ。
ばさり、と。
羽ばたいて、高度を上げる。追いかけながら、少しづつ。
虎視眈々と、狙っている。
■伊都波 凛霞 >
「(うーん、藪に飛び込めば簡単なんだけどなぁ)」
借り物のドレスを傷つけたり汚すわけにもいかない
しょうがない、と覚悟を決めて
「このままじゃ終わんないだろうし…っと」
きゅっ、と一際大きな岩の上で、静止。向き直る
「時間決めよ。あと1分。
その間に触れなかったら私の勝ち、どう?」
■モノ・クロ > 「わかった。一分ね」
了承したのか、翼を縮める。
モノの姿が次第に大きくなる。
速度を乗せて、降下してきている。
■伊都波 凛霞 >
「そ、一分。服はノーカウント。
鬼ごっこだからね、タッチできたら終わり。
時間切れは私の勝ち」
わかりやすくていいね、と
「じゃ、はじめるよ。いーち…───」
言わばに降り立ったまま、軽く足回りをトントン、と具合を確かめつつ、カウントアップ、開始だ
■モノ・クロ > 「………」
しゅるしゅると。自分の前方に呪紋を円錐状に集め、空気抵抗を少なくする。
その姿はまるでロケットのようで。
一直線に、凛お姉さんに向かってくる。
たどり着くまで、5秒程度か。
■伊都波 凛霞 >
「2、3、4──5」
着弾、の瞬間にはサイドステップ、最小の動きで直線軌道のそれを躱す
岩肌が点在する、ちょっとした開けた場所
夏にはキャンプなどするのも良さそうな場所だ
「6、7、8──…」
カウントは続く
■モノ・クロ > 「よっ」
ぶわっ、と。円錐に固めていた呪紋が一気に拡散する。
まるで、網を張るかのように。
空気抵抗を強めてエアブレーキの作用をさせつつ、避けることを許さず、かつ着地の衝撃を緩衝させる、一石三鳥の行動。
最小の動きでは、逃げられないだろう。
■伊都波 凛霞 >
「え」
直接触りに来るかと思えば、それは予想外
暗器が色々あれば切り抜けられたかなあ、なんて思いつつ
諦め完了
「あーあ…麓まで降りれば良かった」
といってももう、麓も目前だ
常世の町々の夜の明かりが、背後に目を向ければ見えるだろう
■モノ・クロ > 「つっかまえへぶっ!」
勢いを殺しきれず、岩肌に足を引っ掛けゴロゴロと落ちていく。
それでも網という呪紋は、凛お姉さんをしっかり捕まえていた。
一応モノも配慮しているのか、呪いは微弱だ。耐性があるなら、耐えられるだろう。
『生理的嫌悪感』
■伊都波 凛霞 >
「っわ…大丈夫?」
なわけないか、と追いかけようとして…
「──……」
じわりと感じるモノに眉を顰める
もう何年も怪異を相手にしているからわかる
精神汚染や、それと似た類の何か──耐えないレベルのものでは、ないけれど
ゆっくりと、網から逃れながら、斜面を転がっていったモノを追いかける
■モノ・クロ > 「あいたたたた…へへ、私の勝ち!」
ひっくり返ったまま、ピースサイン。
目立った傷も無く、とりあえず無事なようだ。
■伊都波 凛霞 >
「はいはい…私の負けー…かぜひくよ?」
怪異は風邪を引くのだろうか、わからないけれど……
引っ張って起こそうと、手を伸ばす
「もう時間も遅いからやっぱり私は帰らないと。
また、次にあった時に遊んであげるからさ」
■モノ・クロ > 「んー…じゃあ、一個だけ!一個だけお願い!」
そう言って、せがむ。
「ぎゅー、ってしていい?」
■伊都波 凛霞 >
「パーティ会場でも行ってたね、それ」
苦笑する
「どうしてそんなに、そうしたいの?」
理由を聞いてみよう
■モノ・クロ > 「…その。こうなってから。誰にも、触れられなくて。」
触っても呪紋か、もう冷たくなったのか、どちらかでしか無くて。
それ以外も暴力ばっかり。それはそれで、好きではあるんだけど。
「そう、それだけ。」
■伊都波 凛霞 >
「いいよ」
笑顔で、そう答えろ
「おいでー?」
両手を拡げ、迎えるように
■モノ・クロ > 「ん」
そう言って、抱きしめる。呪紋は、できるだけ抑えて。
暖かい。
久しく、味わっていなかった、優しい暖かさ。
そして、凛霞の異能を通して、記憶の断片が流れ込む。
捨てられたこと。
慰み物にされていたこと。
四肢を落とされ、物扱いされていたこと。
第三者に、クロと無理矢理融合させられて、クロに身を明け渡した事。
そして、それら全てに、嫌悪感なく、慈愛の心で皆に接していたということ。
■伊都波 凛霞 >
ぎゅ、とモノを抱きしめる
呪詛のようなものが、染み込むのを感じる
けれど怪異を相手どる自分は、この程度なら大丈夫──耐えられる
キン──……
意図せず、異能が発動した
こんなことは珍しいけれど、何か、働きかけるものがあったのかもしれない
記憶の断片、その中身は…凄惨なものだった
「そっか…」
「独りだったんだね」
「こうやって、誰かに触れたかったんだね」
「誰にも、伝えられなかったんだね───」
脳裏に鮮明に浮かぶそれらに触れると、自然と涙が流れる
こんなことを、誰がわかってあげられるというんだろう
■モノ・クロ > 「え?」
きょとん、と。見上げる。
触れたかったのはそうだが、別に一人だったわけじゃない。
クロもいたし、それ以前も私と接する人は何人も、何人もいた。
みんな私にかまってくれて、みんな私を『使って』、『良く』なってくれた。
最初はしんどかったけど、あとの方は慣れて、四肢を落とされたときも気持ちが良かった。
モノには、凛お姉さんの涙の理由がわからなかった。
■伊都波 凛霞 >
「……───」
そう、感性が違う
それらの受け取り方も、感情も
「…ごめん、なんでもない」
手で自身の涙を拭う
ただただ、不憫だった
「…もう、いいのかな?」
そっと抱き締めていた手を、解く
■モノ・クロ > 「うん、ありがと。凛お姉さん」
呪紋を、元に戻す。
多分、今の。私のことを読んだのかな?
良いなぁ。
もっと、知ってほしい。
でも、流石に今日はやめておこう。もう遅いし。
だから。
「次会ったら、また遊ぼうね!」
そう言って、手を振って、立ち去ろうとする。
■伊都波 凛霞 >
「あ…待って」
去ろうとするモノを呼び止める
「…わざとじゃなかったんだ、けど。
……君の過去、見ちゃった。…ごめんね」
律儀といえば律儀すぎたかもしれない
けれど黙っているのは、なんだか心苦しくて
「うん…それだけ。
またね、モノちゃん…クロちゃんも」
その後は、笑みを浮かべて、手を振った
■モノ・クロ > 「うん、そんな気はした。だからね。」
振り返って。顔の包帯を取る。
見つめる。
「次は、もっと知ってほしいなぁ。いっぱい、いっぱい。全身で、感じてほしいなぁ。だから、次も、『遊んで』ね?」
無邪気で、不気味な笑みを浮かべて、背を向ける。
あぁ、楽しみだ。
ご案内:「青垣山」から伊都波 凛霞さんが去りました。
ご案内:「青垣山」からモノ・クロさんが去りました。
ご案内:「青垣山 廃神社」に持流 童男さんが現れました。
■持流 童男 > 「・・・・」
自分が無力でも、それでも、誰かを守れるならと思っていた
しかし、昨日の山本殿の声が頭によぎる
「某は、少しは成長したのでござろうか」
拳を握りしめ、廃神社に一人の大男があぐらをかいて座っている
■持流 童男 > 「・・・・確約できるならか・・・」
そうつぶやく。
迷った、回答になんと返事をすればいいかわからなかった。
「・・・なんでまた某は迷ってるでござるか」
「胸を晴れるヒーローになるっていったのでござろうが」
歯を食いしばりながらも、
「・・・あの時、はっきりとできる!!と言って、弱音を吐いている。山本殿を、他の参加者に嫌われてでも、本気で殴って。目を覚まさせてやれば・・・!」
過ぎたことだと分かっている。しかし。あの時、即答できなかった自分自身に対して不甲斐なさを思う。
「不甲斐ない・・って思うだけじゃいけねぇでござるよね」
地面をしっかりとして、拳で叩き、立ち上がる。
「昨日は泣いた。そして今日は悔いた」
「だったら次は何をするか。」
■持流 童男 > 「次は間違わないためにどうするかでござるよね。」
そう言いつつ考えつつも、どう行動するか考えて
「ヒーローはいつだって、全力全開でござるからな」
そう言いつつも目には、光が宿っていく
■持流 童男 > 「悪に墜ちても、人外になってまでも、異形になってまでも、助けたい奴がいるでござる」
しっかりと覚悟を持った
その瞬間、ベルトが反応する。
<ヘルゲート・・・・オープン>
地獄が開いたかのような低い声
<ヒーローゲート!・・・オープン!>
温かい太陽のような高い声
「なんかなったでござるな・・?」
「気になるので、黄泉の穴方面で変身するでござるか」
いいつつも青垣山を降りていく
ご案内:「青垣山 廃神社」から持流 童男さんが去りました。