2020/08/27 のログ
ご案内:「青垣山」にニコラスさんが現れました。
■ニコラス >
「うーん……」
山の中の木々の中。
焚火の跡のそばに座って唸る。
いつもの山籠もり、焚火はとうにその熱を失っている。
山とは言えそれなりに暑く、しかし結界も兼ねた快適な空間を維持する魔術札を広くはない範囲に貼ってあるので問題はない。
弓もいつものコンポジットボウの調子は悪くなく、滑車の調子もすこぶる良好だ。
では何に対して難しい顔をしているのかと言うと。
「んん……」
そこ等に落ちていた大きめの石を拾う。
それを手の中で回し、しっかり握ってチカラを使う。
すると石は不自然に姿を崩し、そのまま小さい鋼のナイフに姿を変えた。
■ニコラス >
そのまま腕を軽く振れば、そこらの木にスコッと刺さる。
出来たナイフを握らずとも、腕を振るだけで。
「なんで今更……」
最近生まれた自身の異能。
色々試して分かったことは、生き物には使えない事、射程距離は半径一メートルほど、変換したいものと同じ質量の何かを使うこと。
そして、変換して出来た物質は数秒から十数秒で崩壊して砂になると言うこと。
それを証明するかのように、木に突き刺さったナイフが崩壊して砂になった。