2022/01/09 のログ
ご案内:「青垣山」にフィーナさんが現れました。
フィーナ > 雪の降る、冬の青垣山。
積雪によって道が滑りやすくなり、専用の登山道具が無ければ滑落の危険性もある。

そんな中、ドレスと杖のみで登山…それも、登山道を外れた場所から上っていた。

奇妙なのは、地に足がついておらず、草木の茂みや藪などをものともせず、加えてその葉を歩き食いしているところだろうか。

フィーナ > エルフであるフィーナにとっては街並みよりも慣れ親しんだ場所であり、文化の利便性こそ失われるものの、心地良い環境であった。

「ふぅ」

白い息を吐いて、周りを見渡す。
鬱蒼とした森の中。人里離れた、自然と神秘が満ちる場所。

住居を構えるならこの辺りが良いだろうか?
よほど迷ったり、何か目的が無ければこんな場所までは人は来ない。

フィーナ > 「………」
キョロキョロ、と。住処に程よい樹木がないかを探す。
生きている樹木で、出来れば大きなもの。
その一部を間借りして、住処にしようと考えているのだ。

「…うーん」

しかし、元居た環境とは大きく違ってしまっているため、なかなかお眼鏡に叶う代物が無い。

フィーナ > 「…樹齢500越えてるのが良いんだけど…」
森に住むエルフ…少なくともフィーナは樹木を住処とすることで、その樹木のエネルギーを分けて貰っている。
樹齢が高ければ高いほど、そのエネルギーは魔力寄りのものとなり、一般では神木と呼ばれる物となる。

しかし、ここには既にいくつかの神社等が建立されており、そういった神木は管理されてしまっている。

フィーナ > 「…地道に探すしかない、かぁ」
フラフラと、目的の樹木を探して彷徨い始める。

端から見れば遭難者だが、フィーナはそんな事はこれっぽっちも考えていない。

最悪空を飛べば下る為の道は見つかるし、そもそもこの森の中は慣れた環境なのでフィーナにとっては街並みを歩くようなものなのだ。

フィーナ > 「…そろそろ帰るかな」
日が落ちてきて、周囲が暗くなる。
流石に森の民エルフといえども夜闇の中を探索し続けるのは危険極まりない。

一度撤退して、居候している寮へと戻るのだった。

ご案内:「青垣山」からフィーナさんが去りました。