2019/02/16 のログ
ご案内:「列車内」に清姫 藍紗さんが現れました。
清姫 藍紗 > たたん、たたん。
たたん、たたん。
一定のリズムを刻みながら、割とのんびりとしたスピードで走る列車。
旧知の間柄であった妖と少しの会話のために遠出をしたのだけれど。

「………あー……」

比較的暖かい車内。ぽかぽかと照らす日差し。
硬くもなく柔らかくもない、絶妙な塩梅の椅子。

………コートを羽織っていた彼女は、すっかり眠気に囚われうつらうつら。
今日は割と体調がいい。 車内は寒くないし。

清姫 藍紗 > 車内には人はいない。おそらく、それこそ列車関係者が前に乗っている程度だろう。
車内に一人だからこそ、なんとなく気が緩んでしまう。
ふわ、とあくびを一つ。手を口元に当てて、見た目からすると小さなかわいらしいあくびをして。

「………まだかかるのよね。」

停車駅はいくつかあるが、目的地までは割とまだ時間がある。
どうせ誰も入ってこないだろう、なんてぼんやりと考えながら、かくん、かくんと首を揺らし。

清姫 藍紗 > 「うん、大丈夫、大丈夫。」

起きてる起きてる。
しっかり目的地までの時間は計算してるから大丈夫。
目を閉じて少し休むだけ。
目を閉じているだけで体は休まるってどこかで聞いた。

「………」

すやり。
ふわふわコートがこれまた毛布のように気持ちがいい。

ずるずる、ずるり。

次第に列車の揺れのせいか、体が次第に傾いて。
ぽてり、と完全に椅子に横になってしまう。

清姫 藍紗 > ミステリアスな長身の女性。
変わり者のようで、割と俗物的な彼女。

今日は電車の座席にうつ伏せ寝。
すやりすやすや。
あったかい。

たっぷり30分は寝てしまえば、むにゃむにゃと寝ぼけ眼で改札を下りて。
全く知らない場所であることに気が付いて、眩暈がしたとかしないとか。

ご案内:「列車内」から清姫 藍紗さんが去りました。