2019/03/26 のログ
ご案内:「交通機関」に白鈴秋さんが現れました。
白鈴秋 > 「……はぁ、変なタイミングに引っかかったな」

 昼頃の中央駅、元々人がかなり多い位置ではあるが今日、というより今は更に人が多い。
 なんでも線路にトラブルがあったとかで電車の大規模な遅延が発生しているのだ。
 お陰でこうして今進むに進めず戻るに戻れず、壁にもたれかかって缶コーヒーを飲むしかないのである。

「俺が行ってもどうしょうもねぇし」

 自分は道具技師ではあるが、こういう科学方面の道具は専門外である。ある程度は理解しているが本分は魔法の道具である。
 行った所で見習い以下の知識しか披露できないだろう。歩いて向かうというのも考えたが……それをするには少し距離が遠い。
 本当に変なタイミングに引っかかってしまったものだ。

白鈴秋 >  ご迷惑をお掛けして大変申し訳有りませんでした~
 アナウンスが流れる。やっとトラブルが治ったらしい。

「さて、じゃあっうぉぉ!?」

 さて、当然と言うべきか。大移動が始まる。それに飲み込まれもみくちゃにされる。
 目的地には到達したが、いつもの数倍疲れていたという。

ご案内:「交通機関」から白鈴秋さんが去りました。