2020/07/24 のログ
ご案内:「環状道路:パーキングエリア」に雨夜 賢瀬さんが現れました。
雨夜 賢瀬 > 常世島の外周を巡る環状道路。
速度違反の切符切りのために良く走っている。

他にも、現場急行には便利な道で、よく利用している。
よくある交通事故や、ちょっとした揉め事の解決。
最近であれば、光の柱の件に"穴"の発生、「トゥルーバイツ」の変死の通報。
交通部の自分だが、足回りの素早さを買われて、所属部を超えた風紀内の便利屋である。
まぁ、退屈しないのでそれをよしとしている自分も居るのだが。

今もそのうちの1件の合間だ。

ヘルメットのバイザーを降ろして、学園内の無線ネットワークに接続する。

雨夜 賢瀬 > バイザーには地図が表示される。
そこには変死報告の有った場所がマークされていた。

「よく出来たもんだな……」

見事にバラけている。場所の予測が全く出来ない。
首謀者はよっぽど頭が切れる……というよりも、
この島のシステムを、上の性質を良く把握しているのだろう。
おかげで、よく駆り出される。

雨夜 賢瀬 > 雨夜賢瀬。3年。
異能に目覚め、入学したのは、5年前、19歳のことだった。
成績が特別悪いわけでもないのだが、現在も席を置いている。

「……まぁ、これだけのことが起きても、
 大きくは変わんないんだろうな。上もそう考えてんだろ」

バイザーを上げて、光の柱に目をやる。
交通部で、便利な現場急行係である自分がアレの調査を命じられることは、まずない。

雨夜 賢瀬 > 特別興味があるわけでもない。
対応できるようにしているとはいえ、基本的に荒事はごめんだ。
自分には、戦闘に使える異能もなければ、そこまで秀でた魔術の力もない。

パーキングエリアの自販機で買ったコーヒーを口に運ぶ。
……このコーヒーあんまり旨くないな。

しかし。
変死の現場急行も結構考えものだ。
死体を何回見せられればいいんだ?俺を何だと思ってるんだ。
まぁ、そんなに重く受け止めてないのは、他にもバレてることなんだろうが。

雨夜 賢瀬 > 光の柱も、『真理』の件も、個人的に何かをするつもりは一切ない。
特別に感情を置いている個人が根底に関わっている、というわけでもないし、
そもそも大体のやつにとって、俺のことなんか全く知らないか、
せいぜい変な白バイに乗ってる奴ぐらいの認識だろう。

……まぁ、山本には失敗してほしくはないとは思うが、
ダメだったらそん時はそん時だ。きっと残念に思うだけ。

雨夜 賢瀬 > のんびりしていると、ヘルメットに着信が入る。
コーヒーを飲み干して、応じてみれば、また現場急行案件だ。

「はいはい、任せろ。他に居ないんだろ?」

全く。切符も取りたいんだがね。
査定に響くわけでもないし、ノルマじゃないが、俺の仕事は本来はそっちなんだから。
空き缶を所定の場所に捨てる。風紀正しく。

休憩はしまいだ。
急発進しながら、サイレンを鳴らして走り去る。

ご案内:「環状道路:パーキングエリア」から雨夜 賢瀬さんが去りました。