2019/02/12 のログ
ご案内:「訓練施設 射撃訓練所」に織機雪兎さんが現れました。
■織機雪兎 >
(先日の落第街での一件で、先輩から何か武器ぐらいは持っておけ、と言われた。
しかし剣を振り回すほどの技術も力もないし、魔力的なものは自身の体質に致命的なほど合わない。
となると半ば必然的に銃と言う選択肢に落ち着く。
かと言って自動小銃や散弾銃など殺傷力の高すぎる銃器は怖い。
そもそも重い。
そんな何キロも抱えて歩けるか。)
――うーむ。
意外と当たらないとは聞いていたけど。
(だからこうして拳銃を構えて練習などしているのだけれど。
さっぱりと言っていいぐらい当たらない。
的には当たっているのだが、狙ったところにさっぱり飛ばないのだ。
一発一発狙いを定めて撃っているにも関わらず。)
マガジンに入る弾の数で選んだけど、失敗だったかな?
(実のところ所謂ガク引きをしているので、撃つ瞬間に銃口がぶれているだけなのだが、銃の扱いに関する講習を聞いただけのシロウトにはそんなことはわからない。
とりあえず空になった弾倉をモタモタと交換し、的へ向かって撃ち始める。)
ご案内:「訓練施設 射撃訓練所」にラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンさんが現れました。
■ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 射撃訓練所、あらゆる火器の訓練を目的とした施設の中に、一人の生徒。
その装いは大変に軽装だが、抱えている者は服装とは打って変わって物騒なものだった。
「ユーティライネン、訓練の許可を申請します」
受付であらかじめ予約をしていたのか、簡単に手続きを済ませれば射撃場へ。
隣のレーンでは風紀委員の腕章をつけた女子が拳銃の訓練をしているようだった。
別段、知り合いというわけでもないので話しかけたりはしない。
ただ、相手からしてみればその光景は中々に威圧的に見えるだろう>
■織機雪兎 >
(誰かが入ってきた。
チラリとそちらを見て、再び射撃訓練に、)
はいカワイイ。
(戻らず二度見。
思わずつぶやきが漏れた。
自分と同じぐらいの身長の女の子がごっつい重機関銃を持っているとか浪漫に溢れすぎててカワイイ。
一旦自分の訓練をやめ、彼女の行動を観察してみることにする。)
■ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「射撃を開始します」
耳につけたインカムに一言報告すると、銃を構える。給弾の妨げにならぬよう後付けされたグリップ。
腰だめの姿勢でも射撃できるよう改造された射撃ボダン。
本体のみで40kg近くあるそれを持つと、すぐに姿勢が安定して固定される。
見た目からは想像もつかない光景だろう。
そしてボタンを押すと…
目標のパネルは数発当たっただけではじけた。
人間の身体を引きちぎるほどのエネルギーを持つ弾丸を打ち出しているというのに、
その姿勢は全くぶれない。
「次に動作制御」
粉々になった的が格納されると、今度はランダムに飛び出してくる的を射抜く。
まるで銃座に固定された自動制御の対空砲のような動作。
そうやって弾薬をばらまいていくと、ベルト弾倉が終端に来る。
底でやっと、隣のレーンの風紀委員に見られていることに気が付いたのだった>
■織機雪兎 >
(けたたましい音を上げて恐ろしい速度で銃弾を吐き出していく重機関銃。
目標物があっという間にはじけ飛ぶ。
暴れ馬みたいな反動がありそうなものなのに、全くブレることなく固定した様な姿勢を取っている彼女。)
ヒュー、カッコイイーあとカワイイ。
(パチパチと拍手をしながら思わず本音を漏らす。
ゲーセンのシューティングゲームすら怪しい自分では、銃が軽かろうが反動がなかろうが、こんな芸当は無理だろう。
そんなことを思いながらしばらく眺めていると目が合った。)
や。
見事な腕前だねえ。
■ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「あの、、、何か御用でしょうか、、、?」
拍手をされると半歩、たじろぐ。知らない人に声をかけられてしまった。
最近は見知った相手とばかり話していたせいで、自分が人見知りであることを忘れるほどだ。
何よりも、名前も知らない相手に可愛いといわれることに表情が硬くなる。
軍隊にいたときに違う部隊の人間から言われたのを思い出して、いい気分じゃなかった。
「長いこと、、、訓練したので」
どちら様ですか?その一言が言えなくて、言葉に詰まる>
■織機雪兎 >
いやぁ、見ての通り僕も射撃訓練をしていたのだけどね。
ご覧の通りのありさまでさ。
おっと結果を見て射撃訓練?なんて語尾にクエスチョンマークを付けないでくれよ。
拳銃なんて今日初めて撃ったんだからさ。
(自身のレーンにぶら下がっている的にはバラバラと着弾跡がばらけて数か所あるのみ。
一マガジン撃ち切って、命中率は三割から四割と言ったところか。
しかもその殆どが的の上部外側に集まっている。)
やっぱり訓練あるのみかぁ。
良ければコツ、と言うか拳銃の正しい撃ち方を教えて欲しいのだけれど。
――あぁ、僕は一年で風紀委員の織機雪兎と言うんだ。
君の名前も教えて欲しいな、可愛いミリタリールックのお嬢さん。
(歯の浮くようなセリフをすらすらと。)
■ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「今日はじめて―――ですか?
インストラクターもなしに……」
彼女の使用していたレーンの先にある的を見て、着弾数を見る。
4,5発の穴が開いているのが見て取れるが、彼女の使っていた拳銃を見て納得。
装填できる弾の多いモデル。9㎜弾であれば12,3発入るだろう。
初心者が指導もなしに訓練とは、、少々呆れたようだった。
「撃った衝撃で銃身が跳ね上がってるんでしょう。
腕だけで支えようとしてもあなたみたいな腕の細い女性には無理です。
―――えっと、私はラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンです。
長いのでラウラと呼んでください。
と、私に対して可愛いというの、やめていただけませんか」
銃の扱いを教えてほしい。そう言われると、銃をこちらに渡すように促す>
■織機雪兎 >
先輩が教えてくれる予定だったんだけどね、急に都合が悪くなってしまって。
一応講習は受けたし、モデルガンを使って構え方とか気を付けるべきことは教えてもらったんだけど。
(銃まで受け取ってさあ教えを、と言う段階でぶっちされてしまった。
ここに来れば誰かいるだろうと思ったのだけれど、誰も居なかったのだ。
この島の色々フリーダムな雰囲気と言うのもある。)
反動が少ないって聞いたんだけど、それでも結構あるもんだね。
ええと、こいつはなんだったかな。
たしかなんとかの五十七がどうとか。
(5.7x28㎜弾が20発入るオートマチック拳銃。
その辺に興味がないので、名前までは憶えていなかった。)
んー了解らうらん。
僕のことは愛を込めてゆっきーと呼んでくれて構わないよ。
(可愛い云々はスルーして、彼女に銃を渡す。
ちゃんと引き金から指を外し、銃口が地面を向いた状態で。)