2019/03/31 のログ
ご案内:「山の中にある温泉」に近衛 昴さんが現れました。
近衛 昴 > 崩落した研究所から何とか体を回収しながら脱出をするも義体はすっかり埃塗れ、このまま戻ったのでは整備担当に何を言われるか溜まったものではなく、帰路に着く途中立ち寄ったのは山中の温泉。

ここならば一目にも着かずに義体も洗浄できると浴場へと生身の体を抱えながら入り、とりあえず義体を洗おうと洗い場で生身へと戻ると軽く体へとお湯を賭けながら泡立てたスポンジで洗い始め、他に人がいないので視線を気にすることなく洗うほうも洗われるほうも体は泡で覆われてゆくか。

暫く洗っているものもさすがに重すぎて動かない体を洗うのには苦戦してしまい、解決法として義体の方を動かして自身の体を洗うほうが早いと洗い始めて。
生身と違って凹凸の少ない体は洗いやすく、義体を洗い終えればついでに生身も洗おうとするも眠ったように動かない自分自身を洗うのはどうにも不思議な感じがする。

近衛 昴 > ピクリとも動かない体を膝の上に載せながら足や腕を上げたり、広げたりしながら隅々まで洗えばふと両胸を背後から揉んでみると、普段から大きい胸の方がいいと断言しているとある人のことが思い浮かび、そんな人の気持ちもわかる気がすると弄りながら考えてしまう。
泡を綺麗に流せば生身の体を抱えて湯舟へと体を沈めてゆき、湯舟の淵に背中を預けるように座れば元の体へと触れて戻り、生身で乳白色のお湯の温かさを堪能するように背伸びして。

「んん~~ッ、ッはあぁ、一仕事終えた後のお風呂は格別だわ。汚れてたのも綺麗になったことだし、成果もあったし、いう事なし」

乳白色のお湯の中へと肩まで浸かりながら染み込んでくるような温かさにはふりと溜息を漏らしてしまい、ぼんやりと春先の空を眺めれば温泉の囲いの向こうには開きかけの桜が見えて柄にもなく風流だなと考えてしまう

近衛 昴 > すっかり気が抜けた緩んだ笑みを浮かべながら湯舟の淵に両腕をかけるようにもたれ掛かると両胸を湯舟に浮かべ、いい場所を見つけたものだとしみじみと考えながらもっと桜が咲いたころにまた来て花見しながらもいいものだと企んで。

こんなことなら何か用意してくればよかったと思い、桜が満開になった次の機会には忘れず用意しようと。

ぼんやりと空を眺めながら湯舟に使っていると少し逆上せてきてしまったのか湯舟の淵に腰かければ、少し冷え始めた春風が心地よく火照った肌を暫く冷やそうと

近衛 昴 > すっかり火照った肌の熱も引いたところで湯舟に入り直しながらこれからのことを考え始めて、とりあえずの収穫物は届けるとして気になるのは大型のドローンの設計図。

今の所触れていないと異能で意識を義体に移すことはできず、戻すだけならやれないこともないが無理やり戻す以上リスクはついて回る。

意識という大量のデータの移動を手順を飛ばして行うのだから当然体に負荷がかかる上、一時的ではあるが精神的な異常をきたすのが今の所判明している。

2人同時にしか移動できないのが今の所の欠点であるが、あの設計図の図面通りのものが出来上がれば少なくとも移動には困らないだろう。

そんなことを考えながら、隣で瞳を閉じたまま湯船につかる義体の頭を撫でるだろうか。

近衛 昴 > 暫く考えを巡らせていたが、そんな考えも温泉の心地よさの前には勝てるわけもなく、またまったりとした空気に身を任せて寝起きのまどろみにも似た温かさに浸ってしまっていて。
1人で温泉を貸し切りの様に満喫するのもいいが、誰かが来て思わぬ出会いにも期待してしまうのは混浴という環境のせいだろうか。

もう少しだけ、もう少しだけこの安らぎの時間を楽しもうと。

近衛 昴 > すっかり体も温まったので義体に移れば、抜け殻となった生身を抱えるようにして露天風呂を後にして帰路に着くだろうか
ご案内:「山の中にある温泉」から近衛 昴さんが去りました。