2019/05/17 のログ
ご案内:「歓楽街・路地裏。」に柊真白さんが現れました。
ご案内:「歓楽街・路地裏。」に飛鷹与一さんが現れました。
柊真白 >  
(路地裏を並んで歩く。
 路地裏とは言えそれなりに広さはあるが、通りと言うほど広くもないだろうか。
 左右にぽつぽつと如何にも怪しい商店が並んでおり、それらは大体何の店なのかよくわからない感じの怪しい店だ。)

デートするのも久しぶりだね。

(そんな道を慣れた様子ですたすた歩く。
 実際こういう雰囲気の場所は慣れたもので、怪しげなキャッチとか怪しげなオッサンの目線とかは一切無視。
 目的地はもうすぐそこだ。)

飛鷹与一 > (すっかり同棲生活も慣れてきたが、矢張りお互い仕事や何やらで時間が合わない事も多い。
今日は彼女からのお誘いで久々のデート!な、訳だが問題はその場所である)

「うん、確かにここ最近お互い忙しかったからね…けど、真白さん今回目的地は何処なの?」

(と、こちらも風紀委員として警邏はよくしていた為にこういう路地裏もそれなりに詳しい。
同じく、慣れた様子でスタスタと彼女とともに歩きつつ、キャッチとかそういうのは同じくスルー。
彼女からのお誘いでこんな場所、となると明確に目的地はあるのだろうが未だ見当が付かず)

柊真白 >  
(しばらく歩いていると、前方に「武器屋」とデカデカと書かれた看板の店。
 店の前にフルプレートの鎧がかかっていたり「各種銃弾ありマス」と書かれていたり、なんだか雰囲気にそぐわない。)

ここ。
表の方では扱えないものもおいてあって、色々便利。

(曲がりなりにも風紀委員の恋人に教える店ではない。
 が、自身は気にせず扉を開ける。)

こんにちは。
頼んでたもの、ある?

(店主が「ヒヒ、あるよぉ~。ヒッヒ」などと怪しげな感じで応対。
 店の中にはアサルトライフルだとかマシンガンだとか規制がかかっていそうな銃が壁に掛かっていたりする。
 ショーケースの中にはいろいろな銃弾だとか謎の薬ビンだとかがずらり。)

飛鷹与一 > (そうやって暫く恋人とともに歩いて辿り着いたのが…看板からして武器屋!と否応もなく主張してる店。隠す気も無いらしい。
何でフルプレートの鎧まであるのかは謎だが銃砲店、という事でいいんだろうか)

「…あれ?この辺りは一度俺、風紀委員の警邏で来た筈なんだけどこんな店あったっけ?」

(記憶力が悪い訳ではないのだが、こんな店がこの辺りにあった記憶が無い。
最近出来たのか、それとも何かしらの隠蔽手段でもあるのか…いや、あの自己主張激しい看板からしてそれはないか。
ともあれ彼女に続いて中へと入り)

「どうも……うわぁ」

(店内を見渡して一言。仕事のお陰で規制銃火器やら違法品にはそれなりに詳しくなった。
うん、この店は風紀に補足されたら一発アウトは間違いないなぁ、と思いつつ何となく弾薬とかを眺めており)

柊真白 >  
誰か来ないとやってないから。

(この店の存在を知っているものが事前に連絡して伝えた日時でないと店を開けていないだけである。
 わかってしまえば簡単な話。
 店主が奥から持ってきたいつもの長刀やら薬ビンやら何やらを広げて吟味しながら答える。)

薬、質落ちたんじゃない?
研ぎは相変わらずだけど。

(それに対して最近は物騒で質のいいものを引っ張ってくるのは大変だなんだと店主が応えたり。
 そんなやり取りをしているうちに、弾薬を眺めている彼に「そこのそれなんかおすすめだよ、ヒッヒ」なんて声をかけてくる。
 店主が示すのは、壁に掛かっているガトリング銃。
 しかも、翼半分とエンジン一基なくなってもまだ飛べる最強の対地攻撃機に積まれている、個人が持つにはあまりに過剰火力なアレ――のコピー品である。)

欲しかったら買ってあげるけど。

(札束を二つ三つドサドサとカウンターに置いて、自身もそう続ける。
 店主がそれを回収していく。)

飛鷹与一 > 「ああ、そういうカラクリなのか…」

(彼女の言葉に納得した、とばかりに頷いて。つまり”事前予約”が必要な店という事だ。
普段は店を閉じているのだろう。怪しげな薬ビンや弾薬、違法間違いなしの銃火器を眺めていたが)

「…いや、これは流石にオススメされても……。」

(と、そのガトリング銃をオススメしてくる店主に苦笑い。ただ、その外観などは使えそうだ。
自分の魔術による銃火器の再現で使えそうなので、とりあえず買いはしないが魔力で設計図のコピーはしておく)

「いや、”もう必要なくなった”から大丈夫。真白さん、もしかしてその刀とかここで研ぎに出してたり?」

(と、尋ねつつそのまま彼女の方まで戻ってくる。少年は銃火器は自前の魔術で作り出せるので必要は無い。
まぁ、地味に長く使っていたククリナイフが破損してしまった為、刃物は欲しい所だが)

「えーと、すいません。刃物で何か良いのありますかね?こう、ナイフ程度の長さが理想なんですが」

(と、一応店主に尋ねてみる。ククリナイフに代わる一応の近接戦武器…あとは何か隠し武器も出来れば欲しい所)

柊真白 >  
うん、当たれば戦車でも「消える」から、君はやめておいた方が良いね。

(不殺を旨にする彼には文字通り過剰過ぎる攻撃力だ。
 オリジナルではないとはいえ、それに近いものはあるだろうし。)

ん。
色々試したけど、ここが一番いい。

(高い料金を取るだけのことはある。
 と、彼の言葉に首を傾げて。)

あれ、ククリナイフそう言えば最近見てないけど。
壊した?

(店主は「ちょっと待っとって、ヒッヒヒ」と怪しげな笑いを浮かべて店の奥に引っ込んでいく。
 それを見送ってから、)

――一応、売り物をコピーするのはよくないと思う。

(小声でぼそりと。)

飛鷹与一 > 「まぁ、過剰な攻撃能力は俺には必要ないしねぇ」

(明らかなモンスター…パンデミックの連中とかは例外だが基本、不殺を貫くのが少年の過酷な生き方。
恋人である彼女は十分承知しているだろう。しかし、彼女の行き付けの店に案内されるとは思わなかったが)

「うん、ちょっとパンデミックの対処中にね。頑丈だけど特殊な刃物ではなかったし」

(地味に愛用してたんだけどなぁ、と苦笑気味に告げる。壊したくて壊した訳ではない。
あと、店主さんが怪しい笑みとともに店の奥に引っ込んでいく…なんかとんでも刃物とか出てきたりしないだろうな?と、少し不安になった)

「あー…まぁ、巨大モンスターとか出たら火力制圧で使えそうかな、と」

(彼女の小声でのツッコミにやや目を泳がせてからそう口にする。
さすがに対人で使うつもりは一切無い。過剰すぎるし不殺の近いが台無しだ)

柊真白 >  
ふうん。
折ったんだ。
自分の武器を。
私の弟子が。
へぇ。

(不機嫌そうな言葉。
 武器ぐらい使っていれば折れることもあるのはわかっているし、自分も折ったことが無いわけではない。
 ただ意地悪をしてみたかっただけで、不機嫌そうなのは演技である。)

そう言うのはちゃんとお金を払って勉強しなさい。

(無断コピーはいけない。
 などと言っていれば奥から色々持って店主が戻ってきた。
 彼が以前使っていたようなククリナイフだったり、肉厚の鉈だったり、マチェットだったり。
 まだまだあるよ、と胡散臭く笑う店主。)

飛鷹与一 > 「折りたくて折った訳じゃないんですけどね!?」

(恋人でもあり、同時にナイフ術の師匠でもある彼女の不機嫌そうな声。
演技なのは無意識に把握していても、やっぱり怖いのである。なので慌てて弁解をしどろもどろ。
まぁ、彼女はこちらが慌てたりするのを楽しんだりする意地悪さがあるのは知っている)

「はーい…と、いうか俺の貯金とか給料じゃこれは厳しいけどね」

(溜息混じりに、そのガトリング銃を一瞥した。恋人みたいに札束がポン、と出せる稼ぎでもない。
と、そこで店主が戻ってきた。馴染みのククリナイフだったり鉈にマチェット…)

「あの、何かチョイスが偏ってませんかね?」

(普通のコンバットナイフとかでも良かったのだけど、どれも肉厚で大振りもとい頑強そうだ。
しかもまだまだあるらしい。一瞬呆然としていたがすぐに我に返り)

「…えーと、耐食性と耐久性に優れたナイフはありますか?切れ味もあると嬉しいですが」

(腐食に強く頑丈。切れ味よりその二つを重視した注文を店主にしてみる。
まず折れない事、そして錆びない事。恋人と違い近接戦メインではないので、まず自衛を最優先に考えたポイントだ。
いや、まぁ彼女も暗殺者なので近接とはいえ、飛び道具も使うし奇襲メインなのだろうけど)

柊真白 >  
修行が足りない。

(ふふん、と口の端を引き上げて見せる。
 デートが終わったら特訓することにしよう。)

だから買ってあげるって言ってるのに。

(アレくらいならまぁ買えないこともない。
 買っても箪笥の肥やしになりそうだけれど。)

結構的確なチョイスだと思うけど。

(折られたと言っていたのを聞いて、折られにくいものを選んだのだろう。
 どれも頑丈でそう簡単に折れるようなものではなさそうだが。
 彼の注文にやや考える店主。
 すぐに何かを思い出したようで、後ろの棚から取り出したものが、)

――またそんなもの隠してる。

(日本刀。
 刃長さ三十センチほどの所謂脇差である。)

飛鷹与一 > 「…頑張ります」

(あ、これデートタイムの後は地獄のナイフ特訓だな…と、悟って少し遠い目になる)

「いや、やっぱりいいよ。銃火器も取り回しを重視したいしね」

(と、小さく笑って首に振る。それに箪笥の肥やしにするなら買わない方がマシだ。
そして、店主が後ろの棚から取り出したのは…刀?いや、刃渡りが短い。これは…)

「脇差…ですか?真白さん、俺は刀剣は素人なんですけど、これどんな感じです?」

(と、脇差を一度手に取りつつも、彼女へと一度渡して検分して貰おうと。
長刀をメインとする彼女ならば、刀の類の目利きは相応にあるだろうし。
もし、彼女の評価が上々なら多少は値が張ってもこの脇差にしようと思い)

柊真白 >  
(出された脇差を手に取って眺める。
 保管のための白鞘から抜いて刀身を見て。
 布で刀身を掴み、目釘を抜いて鞘も外してしまう。)

うん……悪いものではないと思う。

(飾りっ気がなく、実直な感じ。
 見た目に拘っていないところから、どちらかと言えば実用的な目的で作られたものだろう。
 厚みがあってそれなりの重さもあり、拵をちゃんとすれば重心のバランスも結構いい感じではないのだろうか。)

良いと思うよ。
少なくとも粗悪な乱造品のなまくらじゃない。

飛鷹与一 > (彼女が脇差を検分すると同時に、こちらも右目を閉じて左目だけで”天眼”の異能を発動。
未だに全貌が分からない第二の異能だが、測定などに秀でているのは把握している。
その左目がうっすらと金色に染まり彼女の目利きと合わせてこちらの異能でも鑑定していく)

「…確かに、鋼も良いのを使ってるみたいですね。飾り気より実用性重視なのもいいかも。
拵えは…うーん、別途調達するかこの店で誂えて貰う感じがいいかなぁ。」

(異能の発動を終えつつ、彼女の鑑定結果を聞きながらそう呟く。どうやらこの脇差を買う事に決めたらしい。
問題は値段だが、拵えも整えて貰うとなると+αの値が張るだろうか)

「店主さん、この脇差にします。えーと値段はお幾らで?」

(恋人に安易に頼る事はしたくないので、まずは値段を聞いてみようと)

柊真白 >  
(値段はいくらか、との問いに、にぃやぁーと気持ち悪い笑みを浮かべて。
 「いらないよ」と一言。)

また始まった。

(店主曰く、刀が彼を選んだから金は要らない。
 選ばなかったやつに渡すのならば金をもらうが、刀が自分で選んだのだから、売ったわけじゃないので金はもらえないのだ、と。)

――だってさ。

(ただし、拵の値段は別である。
 示された金額は、安めの中古の軽自動車が現金一括で買える程度。)

飛鷹与一 > 「…えーと、じゃあ支払いは新しく拵えを整える値段でいいんですかね?」

(店主のニヤリとした笑みと一言にぽかーん、としてからそう尋ねてしまうのも無理はない。
恋人の言葉からして、珍しい事ではないのだろう。この脇差に自分が認められたとでもいうのだろうか?)

「…うーん、ちょっと貯金を切り崩す事になるけど買えない額じゃあないかな。」

(一応、危険な特別攻撃課にも所属しているから金銭面では同年代の学生に比べれば意外と恵まれている。まぁ危険手当の意味合いも強いが。
無駄遣いはしないので貯金もそれなりに溜まっている…え?まぁ恋人と比べたら微々たるものかもしれないが)

「とはいえ、一括支払いしようにもそこまで現金持参してないしなぁ…。
…真白さん、後で返すんで立替をお願いできませんかね?」

(ここで恋人に頼るのもかっこ悪い気がするが、後でもちろん返すつもりでこの場での一括支払いをお願いしてみる)

柊真白 >  
(「私ゃ武器の声が聞こえるんでね、ヒッヒッヒ」などと宣う店主。)

本気にしないでね、この店それ以外はぼったくりだから。

(そういう異能なのか、それともでたらめ吹いているのかは誰にもわからない。
 間違いないのは、この店のメンテ代は高い、と言うことである。)

別にいいよ。
百でも二百でも。
プレゼントってことでもいいし。

(彼から頼まれれば二つ返事で了承する。
 今更貸し借りなど気にするような仲でもないし。
 カウンターの上にばさりとお札を乗せた。)

飛鷹与一 > 「えーと、武器の声を聞くという異能…で、いいのかな?」

(店主と恋人を交互に眺めて。つまりこの脇差の声が自分を選んでくれたという事なのだろうか。
まぁ、それ以外はぼったくりらしいのだが。この店を利用してる彼女が言うのだからそこは間違いないのだろう)

「一応”借り”って事にしておきます。親しき仲にも礼儀あり、って言うし」

(律儀というか生真面目な所もあるので、そこは例え恋人だろうと彼なりにきっちりしておきたい。
まぁ、直ぐに返せるだけの貯金はあるのが幸いか。彼女は全然気にしないのだろうけど)

「じゃあ、この脇差は俺がありがたく頂きます。拵えの方をお願いします」

(と、彼女がカウンターにお札の束を載せるのを横目で見てから店主に軽く頭を下げて)

柊真白 >  
本気にしない方が良いって。
いちいち真に受けてると、あれこれ押し売りされるよ。

(こちらは一切信じていない様子。
 ただ、少なくともこの脇差は良いものであることは間違いない。)

ん。
じゃあいつか返して。

(店主が金を数え、しまう。
 そうして右手を彼の方へ伸ばし「じゃあそれ、返して」と告げた。)

飛鷹与一 > 「あはは…今はほら、真白さんが居てくれるんで」

(自分ひとりだけなら危ういが、彼女がストッパーになってくれているので押し売りは平気だろう。
それに、本当にそういう力を持っている可能性だってゼロではないのだし)

「いつか、というか今度お金下ろしてきて直ぐに返しますよ」

(と、笑いつつ持っていた脇差を一度店主に変えそう。拵えを変えるくらいならそんな時間は掛からない…筈?
正直、刀には詳しくないから分からない。今まではナイフを使っていたし)

「でも、脇差となると流石にナイフみたいな使い方とは行かないからなぁ。
真白さんに短刀術でも習った方がいいのかな。ナイフ格闘とはまた違うだろうし」

柊真白 >  
こっちだとそういう姿勢は舐められるよってことなんだけど。

(じとっとした目で彼を見上げる。
 お人好しと言うかなんと言うか。
 まぁ、そういうところは嫌いではない、とは口には出さない。)

いつかも今度も同じでしょ。
――そう言えば、刀の拵って半年から一年かかるって、知ってた?

(知識がないと言っていたので、もしかしたらそう言うのも知らないかもしれない。
 しばらくは仮の拵で凌ぐことになるだろう。)

基本は同じ。
ナイフでも日本刀でも、刃筋が通ってれば切れるし、通ってなければ切れない。
素振りは基本。

(確かに身体の使い方に若干の違いはあるが、そこは叩き込んで覚えればいいだけの話だ。
 そして叩き込むのは師匠の仕事である。)

飛鷹与一 > 「うん、分かってるよ。これでも風紀委員会所属だからね…その手の輩と対峙した事もあるし。
まぁ、俺は裏の人じゃあないから、やっぱりそこは真白さん頼りになるけどね」

(男としてかっこつけたいけど、裏の業界は矢張り恋人の方が知っている訳で。
そこは素直に彼女に頼りたい。それに、この姿勢を含めてこその飛鷹与一という人間なのだ。
この島で、それを一番知っているのは、彼自身を除けば隣に佇む白い暗殺者の恋人だろう)

「…え、そんなに?…じゃあ、暫くは仮のものを使う感じなのかな?」

(目を丸くして。刀剣に関する知識は一般人とか素人と同程度しかない。
成る程、それだけ作成や調整に時間が掛かるなら金銭も相応に掛かるのも頷ける話だ)

「素振り…脇差だと両手より片手の方が振りやすそうだけど」

(銃をメインにするからか、両手とも利き腕だが左右の手で片手で扱えるようにもしておきたい。
まぁ”師匠”のお陰で、筋肉の使い方なども身に付いてきているが。
ただ、暗殺者が師匠だからか、この少年のナイフ術も基礎はいいとして応用がトリッキーになってきているが)

「…これは帰ったら真白さんからの特訓だなぁ」

(メインが銃火器とはいえ、矢張り近接戦の心得は身に付けて損は無い。
小さく笑いつつも、内心でまた筋肉痛とかの日々だろうなぁ、とやや遠い目)

柊真白 >  
全くもう。

(頼りになるんだかならないんだか。
 そう言いたげな視線を向けるも、頼りになるから恋人をやっているわけではない。)

うん。
鞘は抜刀の噛み合わせなんかがあるから、とりあえず仮の鞘だけ簡単に作って使う感じかな。
ちなみに全部お任せと好みのもの自分で選ぶのとあるんだけど。

(最近は3Dプリンタなんかもあるので、仮拵を作る分には結構早かったりする。
 本拵の方は任せれば安いし比較的早いが、細かい注文は出せない。
 自分で選べば色々と時間は取られるけれど、自分のイメージ通りのものが出来上がるし、愛着も違うだろう。)

刃筋を立てて、狙ったところに振り下ろす練習。

(手刀を刀に見立てて、半身ですっと振り下ろす。
 ブレず揺らがず、まっすぐ綺麗に振り下ろして見せた。)

当然。
上達に近道なし。

飛鷹与一 > 「あまり頼りすぎはしたくないけど、頼れる時はちゃんと頼らないとね。
あまりあれこれと抱え込むのは…うん、あまりしない方がいいだろうし。」

(自分一人で抱え込んでもロクな事にはならない。なら、恋人に頼ったり甘えたりするのも大事な事。
まぁ、信頼しているからこそ頼る。自分の一番身近な人だから…言葉にすれば扱く単純な事だ)

「うん、まぁ鞘と拵えは一先ず仮のものを暫く使う感じかな?
お任せ…うーん、まぁ刀身にちゃんと合った拵えであればそれ以上は無いかも…あ。
可能なら拵えに「ヤタガラス」の意匠を入れて欲しいかなぁ。三本足のカラスのあれ。
前に使ってた銃の名前が「ヤタガラス」だったから、それを引き継ぐ感じで」

(と、店主さんにも視線を向けつつ、一つだけ注文を。それ以外は正直お任せでいいという方針)

「まぁ基礎は大事だしね。俺の場合、あくまでメインは銃火器だけど、だからこそ近接戦の心得はしっかりしておきたいし。」

柊真白 >  
じゃあたまにはご飯作ったりして欲しい。

(二人の家の台所は、すっかり自分の城ではあるけれど。
 料理は好きだけれど、たまには人の作ったご飯が食べたいのだ。)

ふうん。

(八咫烏。
 かなり昔の相当偉い人の関係の三本足の烏だったか。
 店主は「承りましたよ、ヒッヒヒヒ」とかなんとか言って、脇差の刀身を持って奥に引っ込んでしまった。
 用事は済んだのでこちらもさっさと帰ることにしよう。)

その意気。
さて、何か食べて帰ろうか。
この間私誕生日だったから与一くんの奢りで。

(などと言いながら店の扉を開ける。)

飛鷹与一 > 「勿論良いけど洋食でいいかな?和食は真白さんの独壇場だしなぁ。」

(恋人と同居前から自炊はしてたし和食も作れるが…文字通り年季が違いすぎて和食は適わない。
なので、まだ洋食の方が彼女を満足させられるかもしれないので、そちらにしておきたい)

「まぁ、銃と脇差じゃかなり違うけど”引き継ぐ”のは意味があると思うしね」

(と、恋人に笑いかけてから、店主も奥へと引っ込んだので、軽くそちらに会釈をしてから店の外へと)

「ここからだと…うーん、歓楽街よりやっぱり学生街の店のほうが安心かな。
じゃあ俺の奢りで…うん、奮発してどっか和食の高い所に行こう」

(財布の中を確認しつつ、まぁ彼女の誕生日祝いになるかどうかは分からないが。
ともあれ、恋人と並んで歩き出そうと。途中、一度何となく手を繋いだりもしながら)

柊真白 >  
作ってくれたものの味にとやかくは言わないよ。

(流石にそこまで無粋ではない。
 好みの話はするかもしれないが、ダメ出しとかはしない。
 満足するかどうかで言えば、作ってくれるだけで満足だ。)

――うん、そうだね。

(引き継ぐことに意味がある。
 それは自身がやろうとしていることだし、次代に生きる様々な人たちへ引き継いでいる最中だと思う。
 引き継ぐものと相手が違っても、同じ思考を持っていると言うことが、なんだか嬉しい。)

いいよ。
この辺お酒出す店しかないし。
ふふっ、別に普通で良いのに。

(とは言え男の子が見栄を張っているときは口を挟まないのが鉄則だ。
 彼に選んでもらった店で、彼と一緒にご飯を食べよう。
 流石にここでは手を繋いだりはしないけれど、学生街では手を繋いだり腕に抱き着いたり。
 ちょっと遅めの誕生祝いを受け取った。)

ご案内:「歓楽街・路地裏。」から柊真白さんが去りました。
ご案内:「歓楽街・路地裏。」から飛鷹与一さんが去りました。