2020/07/28 のログ
ご案内:「留置所」に園刃 華霧さんが現れました。
■園刃 華霧 >
ここは風紀委員会留置所。いわゆるブタ箱ってやつだ。
つまり、悪いヤツの巣窟ってわけ。
何? 罪が決まってなければ悪くないかもって? そりゃそうだ。
たまにうっかり道端で寝込んでたアワレなヤツが、一時的にぶっこまれたりもするしな。
まあでも、悪くないやつなんてそう居ないだろ?
おっと説明が長かった? そりゃ悪かったね。
■園刃 華霧 >
「……腹、減った、ナ……」
ぐぅ……と腹がなる。
なんとなく、気分がしゅん、とする。
そういえば、こういうところって規律とかうるさいし飯が少ないんだよな……
エイジに不便がないか、とかいわれて、ああは答えたけれど。
……いや、意外とこれ辛いな?
まあ、いっつも腹すかせてた頃よりはやっぱマシか……
「やー、しッカし……暇、だナー。
尋問とカさレてる方が気が楽トか、どンなだヨ……」
暇で死ぬのでは? などと本気で思う。
本なんて読む趣味はないし、
差し入れでなにかあったわけでもない。
まあそもそも、趣味って何?って言われたら……
あれ、全然なにもないぞ?
最近ちょっとゲームとかやってみるのもいいかな、と思ってるけれど
まさか此処でやれるわけもないしなー。
「ぉお……誰か来ナいかナー……」
まあそりゃ犯罪者に面会、なんて好き好んで誰が来るのか。
そもそも、交友関係っていってもなあ……だし。
■園刃 華霧 >
で、そうは言いながらも昨日は客があった。
まあ暑苦しいアフロだったけど。
相変わらず暑苦しかったなー、アイツ。
変わってね―でやんの。
あんだけボコったのにさー。
今度また2m内に入ってみて暑さチェックしてみるか。
「エイジが来たダけでも奇跡みたいナもんダよなー。
はハ、少なくトもアタシには二人……ン、いや」
――此方側に戻ってこないか、園刃。私も、お前に恋人の惚気をしてやりたいんだが
「……いヤ、そーダな。
結局、アタシ自身が、信じテなかっタだけ……ダな。
多分、『友達』、まダいルんだろー、ナぁ」
はは、と笑う。
今の自分はどんな顔をしているのか。
多分、初めてするような顔をしていないだろうか。
良かった、鏡がなくて。
ご案内:「留置所」に伊都波 凛霞さんが現れました。
■伊都波 凛霞 >
カツ、カツ。と
ローファーが叩く軽い足音
ややするとその少女は格子の前へと現れて、かしゃんとまた小さな音を立てて、それに手を触れる
「──お久しぶり。元気だった?」
何気ない、どこにでもある、いつもどおりの挨拶
微妙に場所にはそぐわない気はするが、いつもどおりの柔和な微笑みをたたえた表情からそれが出るのはどこか不自然さを感じさせない
■園刃 華霧 >
カツカツ、と足音がする。
おや、誰かが来た?
何処に? 此処に?
はて……今度は誰だ?
行儀の悪い胡座の姿勢のまま、振り返る。
「ン? あー、リンリン!
やっホ。ひひひ、アタシは元気だヨー」
目の前に現れたのは、伊都波 凛霞 。
多分、今回色々手を回してたのはこの相手だろう。
りおちーのやり口とはまた違った、真面目な正攻法。
なかなかに頼もしいよね。
にこやかに手を振って返す。
「よーこそ、いらっシャい! 我が部屋ヘ!
まァ、大したおかマいもできンけどネ?」
ひひ、と笑いながら両腕を広げて、歓迎、のポーズを取る。
■伊都波 凛霞 >
「相変わらずみたいだね」
安堵したような、へにゃっとした笑い方
いつもどおりの彼女、に見える
でもそこにいる彼女は、自分の知るイメージとは違った事をした後の彼女だ
…ひどく落ち込んでいたり、話してくれなかったら…という心配が少しだけあった
「接見禁止にされてなくて良かった。
他にも、誰か来たりした?」
格子を挟み、にこやかに手を振る彼女へと問いかける
「自室に改造したりしちゃダメだからね」
冗談交じりに、そんな言葉も交えて
■園刃 華霧 >
接見禁止。
まあ正直、それくらいあってもおかしくないよなー、と思ったりもした。
其の辺は多分、あかねちんの布石と、誰かさんのオシゴトのお陰かな?
そうなきゃ暇で死んでるかもしれない。
死因:暇
……いや、締まらないな?
「あー、そーネ。エイジが来たナ。
全裸じゃなカったケど。
それ以外は、誰も?
ンだから、来てクれて嬉しイ。
暇で死ぬトこだッタ! マジ暇!」
ひとしきり、ぎゃーぎゃー不満を垂れる。
折角だからね?
「うン。怒られた」
すでに改造しようと試みたらしい。
いいじゃん、暇だったからちょっとくらい快適にしようとしたってさー。
「……ンで?
リンリン、今日はどッタの?」
■伊都波 凛霞 >
「あ、あの人べつに趣味で全裸になったりしたわけじゃなかったから…」
おとぼけとわかっていつつ、なんとなくフォロー
全裸アフロ事件は、やっぱりみんな印象強く覚えちゃってるよね…と思ってしまう
「それなら良かった。
時間も決められてるし、お話するくらいしかできないけど…」
きゅ、と格子にかかる指先に少しだけ力を込めて
怒られたー、なんて言葉に やっぱり みたいな顔をして
「お話したかった、だけ…。トゥルーバイツの生き残りの皆と。
一風紀委員じゃ、…あかねさんのところは、許可が降りなかったけど…ね」
『また話が出来て』
それを喜ぶように、口元を微笑ませる
「私に聞きたいこととか、ある?
なかったら…私が聞きたいこと、聞いてもいい?」
■園刃 華霧 >
「ァー……あかねちんは、マーしょうがナいな。
……って。あァ、そうか。
そッカ、生きてンだぁ、あかねちん……」
ぱぁ、と一瞬朗らかな笑顔が浮かぶ。
普段は大体、意地の悪かったり、
いたずらな顔が多い、この女。
それが、あまり見せたことのない種類の笑顔。
それが一瞬浮かんで、そして消える。
「ン、やッパそンなトコ?
ひひ、いいよ。『話し合い』は大好きサ。
なンでも聞いて。答えラれるコトは、答えるヨ。」
オッケー、何処からでもかかってこい。
そんな風に両手を広げてお迎えポーズ。
しっかりと顔を見つめる。
「アタシから、ハ。
そダな。アレば、後で聞く、でいいヤ。」
■伊都波 凛霞 >
「──そっか、知らなかったよね。
うん、大丈夫!彼女は無事に、生きてるよ!」
これまで見たこともないような表情を見せる彼女
これだけで、少しだけ報われたような気持ちになれる
きっと走り回って、手を伸ばしたみんながそう思えるに違いない
「そうだね。じゃあ……」
格子に指をかけたまま、呼吸を置いて…視線を交わす
「私は、園刃さんの『そのキャラクターしか』見えてなくて、
だからこの話を聞いた時に、凄く動揺した……。
あの人が?どうして?、って
会議なんかでも楽しげに、私のことも茶化したりからかってくれたり…。
きっと、他の誰がそうなるより、驚いた……」
そうなる、とは…トゥルーバイツの真理を求めた、という行動そのものだろう
「…園刃さんは、どうして『真理』を求めたの?」
■園刃 華霧 >
「はハ、でもいいノー?
あかねちんのことって一応、秘密ダったリしなイー?」
ひひひ、といつものからかい顔に戻る。
それでも、声は少し優しげだった。
「ットぉ!?
はハ、いきなりど真ん中ストレート来るネぇ。」
おわっ、と。
まるで殴られたかのようにわざとらしくのけぞる。
まあ実際ちょっと衝撃ではあった。
ンー……
思わず、考え込む。
勿論、話すのは別にいいんだけれど。
とっちらかっちゃってもなあ……
「ま、答えるッテいっちゃッタしネぇ。
じゃその前に、ごめン。
ちょっと順番前後しちゃウけど、アタシから先に質問。」
質問は後で聞くといったな、アレは嘘だ!
いや、だって、ねぇ……
「リンリンはサ、トゥルーバイツの面子……というカ。
『真理』を求めた連中について、どう思う?
なんでも、思ったとおり、教えてよ。」
静かに、にこやかに問いかける。
■伊都波 凛霞 >
「話が表に出なきゃ平気へーき」
優等生ではあるがクソマジメではない少女。へらっとした表情で軽く回答
そして華霧の表情が優しい表情へと変われば、ややこの場の空気が、変わる…
「…ご、ごめん…不躾で‥…でも、どうしても気になったから…」
続く華霧の言葉は、先に問わせてほしい、ということ
トゥルーバイツの各々、真理に触れ、命を落とした者も大勢いる
その彼らにはもはや言葉をかけることも、問うこともできはしない
それを考え、思うのは……
「願いを叶えたかった…でしょ?
その命を捨てて、それでも殆ど勝てない賭けに縋る理由なんて一つしかない。
だから…『死ぬ以外に、そうするしかなかった』人達、だったんだと思ってる」
「──だから!いつも笑って飄々として、人を誂って、
そんな園刃さんがそんなコト抱えてたなんて思わないじゃない!」
かしゃん、と格子が揺れる
人は誰しも何か抱えて生きているもの
そんなことは当たり前に知っているはずだったのに
その憤りは…相手に対するものではない
表面で見た人の印象しか知らずに居続けた、自分へのもの
■園刃 華霧 >
「やーっぱ、やっさしーんだなぁ、リンリンはさー。
そんな怒るなって」
へらへらと、笑いながら憤りを受け止める。
ああ……此処にも、居たんだなあ……
ほんと、怒られるのはアタシであるべきなんだよな。
「そんなもんだよ、多分。
……アタシだって。
結局、他人のことはまったくこれっぽっちも、さっぱりと分かってなかった。」
大げさなジェスチャーをして、ほら、これっぽっちもなかった、とみせる。
そして、静かに、自嘲するように語り始める。
自分の後悔を乗せて。
ただ、こんなときにするべき表情がいまいちわからない。
わからないから、顔がかたどるままにしておく。
「すっごく、間をぶっ飛ばして言えば……ただ、それだけのことなんだ、リンリン。
これはね。『馬鹿』が『馬鹿』だから『馬鹿』をした話って、それだけ。」
ああ、ある意味正しく『私』が『私』だから『私』をした話なわけだ。
まったく、あかねちんの人生哲学ってやつは何処までも『真理』だなあ。
「リンリンはさ、アタシの昔って知ってる?
アタシは落第街で育って……まあ、色々あって此処に来たんだ。
ずっと一人で生きてきた。だからさ。」
そう、この辺の話も結局誰にもちゃんとしてこなかった。
どうせ書類の上では知ることにもなるだろうし。
わざわざ話すこともないだろうと、思って。
それも多分間違い。
「結局、腹の底ではだーれも、信じてなかったんだと思う。
こうして、わざわざ話を聞きに来てくれるようなリンリンとか、
そういう人が居るのにねえ」
あー、バカだ馬鹿だ、と笑う。
■伊都波 凛霞 >
話を終えた後、自嘲するように笑う彼女
けれど、彼女の言葉は…きっと、誰もがそうだと思わされる
「…それは、私も同じ。
園刃さんのことはこれまで書類の上でしか知らなかった。
あとは、たまに会議やお仕事で顔を合わせて話すくらい……」
そう、他人のことなんてわからない
わからないから、言葉を交して、互いの距離を縮めようとするのだ。その逆だって、また然り
独りで生きていても、人の中でいても…習熟度や機会の多さを除いて、それは変わらない
「…だから、また園刃さんと話が出来て、私は嬉しいの。
今、園刃さんがココにいるのは…それを教えてくれた人がいたから、だよね?」
大きな声出しちゃってごめん、と付け加える
■園刃 華霧 >
「本当、それ。
あー、ホント、なっさけないってーか、バカバカしーってか……
いやあ、本当にねえ。
知るって大事ね? だから、アタシもリンリンと生きて話できて嬉しい」
本心を晒し、そしてけらけらと、笑う。
もう笑うしかない。
さっきから自分のバカさ加減だけがザクザクと刺さってくる。
だから、お互いに笑って済ませられるうちはまだましなわけだ。
ズキリ、と何処かが痛む。
痛みをさておき、居住まいを少しだけただす。
「うん、まあ……何人か。
いや……考えてみれば、何人も、だなあ。
自分が生きるか死ぬか、みたいな時なのに人を気にするようなお人好しもいたよ」
思い返してみれば、あれもこれも。
ただ、自分が気づかなかっただけ。
「……で。
リンリンはさ、質問で、なにか解決できた?
まだ、聞く? 何でも答えるよ?」
■伊都波 凛霞 >
「うん。…だから本当に良かった。間に合ってくれて」
間に合わなかった人達も、大勢いた筈
それでも手のひらから落ちずに残ってくれたものがあることに、喜ぶべきだ
「お人好し、ね…ふふ、みんな、誰かがいなくなるのが怖いんだよ。それがあるいは自分が死んじゃうコトよりも。
…あ、えー…と……うーん……」
他には、と聞かれれば、少しだけ言いにくそうに頬を掻いて
「…その、また表に出てこれたら、さ。
風紀委員同士、じゃなくて…友達として、遊びたいなー、って」
いつ自由になれるかなんてわからないのに、こんな話をするのもどうだろう…と自分でも思う
けれどいつだって親しげに愛称で自分を呼んで、たとえそれが見た目だけだったとしても近い距離で話してくれた彼女と、もっと同じ時間を過ごしたいと思ったのだ
今回の事件があったからこそ、いなくなってしまうかもしれないという危機感を知ったからこそ、思えたこと──
「あと私も園刃さんのこと愛称で呼びたいよねぇ…何がいい?かぎりん?」
■園刃 華霧 >
「ま、それもな。
気が付かなきゃ、手遅れってなもんでね。
まったくもって、崖っぷちだったよホント」
やれやれ、と大げさな肩のすくめ方をする。
多分、これが一番の後悔。
自分は掬っている気でいたのに、欠片も掬えていなかった。
そりゃ、手から零れ落ちるってモンだよな。
だから、今までしていた"人間観察"を。
もっとちゃんとしようと思う。
「トモダチ?
あっはは、そりゃモう大歓迎!
でもいいノー? こーンなロクでなシでー?」
ひひひひ、と楽しそうに笑う。
ああ、『楽しい』。
トゥルーバイツとして動いていたときも、間違いなく『楽し』かった。
でも、今はもっと『楽しい』。
――友達として、遊びたい
ああもう、最高じゃないか。
それを、自分で言えない辺りはアタシもまだまだというか……だけど。
「かぎりん? あっは、いいよいイ!
アタシ、人に渾名つけンのはよくスるけど、ほっとんど愛称とか貰ったコト、ないんダよねー。
いや、逆に嬉しいワ!」
ひゃひゃひゃひゃ、とちょっとばかり乙女にあるまじき笑い。
のけぞりすぎて転けそうだ。
■伊都波 凛霞 >
「イイよ!そのままのかぎりんだからむしろいいの!」
格子の向こう側で笑い転げそうになっている彼女
あんまり騒ぐと怒られるかな?と思いつつ、まぁ少しぐらいは見逃してもらえるだろう
「…うん。此処にいるトゥルーバイツのみんなは真理…願いを叶えられなかったかもしれないけど」。
その代わり、…未来を手に入れたはずだから」
未来に悲観や苦痛しか残されていない、と思っていた彼らの未来が、
『真理に至る1%』未満の『可能性』ばかりだとしたら
疲れてしまい、最後に頼るしかなかったモノの先──
そこに、誰かが待ってる…というだけでもきっと、少しは違うのではないだろうか
それが、気休めだったとしても 気休めは無意味じゃない
「私もいきなりリンリン、なんて呼ばれた時は戸惑ったけど、
……おかげで私は、かぎりんと仲良くなりたいな、って思えたから。それに倣うね」
此処に来た時と同じ、人懐っこい柔和な笑みを向けて…
■園刃 華霧 >
「おっけー、それナらもう、『トモダチ』だ!」
けらけらと笑う。
なんだ、簡単じゃん。
ああもう、本当に。簡単じゃん……
「『未来』……『未来』、かぁ……
そうだなー……」
ちょっと危うい同僚を思い出して。
『選ぶ』未来を間違えると、やっぱり『失敗』するんだよなあ……
アイツも上手いこと『選べ』りゃいいけど。
ま、そこは『先輩』としてちょっかいかけてやろう。
「多分、生きる『希望』ってヤツが……他にあれば、なんとかなるよ。
ソイツを手に入れてくれたなら、上々だな。
……って、それはアタシの言える義理じゃないな。
ひひ、同じ側の人間が言っても締まらないねぇ」
へらり、と笑う。
それもこれも、色んな連中が動いたお陰だ。
――『デバイス』を奪いにくるのは「自分の意志で選んだ善人」か「自分の意志で選んだ悪人」だけ。
誰も来ないと思っていたけれど、
意外と、居たんだなあ。
なんだかちょっと『楽し』かった。
「んじゃ。改めてよろしク、リンリン!
今後とも、色々『お話』しヨ!」
■伊都波 凛霞 >
きっと、彼女も『気づけた』と同時に『希望』を手に入れたのだ
小さな希望だって良い。『友達』はきっと、その代表例
死ぬのがもったいない、そう思えるような友達がいるだけで、生きる理由になるから
「お前なんか友達じゃねー、なんて言われたら卒倒するところだった」
はにかみながら言葉を返す
実際、少しだけ緊張した
自分から誰かに友達になろう、なんて伝えたの、いつぶりだろう…と
そろそろ時間ですよ、と
留置所を担当する風紀委員が顔を出し、声をかける
もうそんなに話したかな…とやや名残惜しみつつ
「…うん。こちらこそ…改めてよろしくね。かぎりん♪」
最後に少女が見せた表情は、いつも笑顔の少女が見せる中でも珍しい、満面の笑みだった
■園刃 華霧 >
「ひひひ、そりゃこの期に及んでソレやったらサイアクだなー。
いくらアタシが根性悪だからッて、そりゃ酷い」
ひゃひゃ、と笑い
ありゃ、時間か。
それは名残惜しい……と、少し残念そうな顔を一瞬するが、
満面の笑みにすぐに戻す
「おーウ、時間みたいダね。
んじゃまたナ、リンリン!」
にこやかに手をふる。
ご案内:「留置所」から伊都波 凛霞さんが去りました。
■園刃 華霧 >
「っはー……」
『トモダチ』が増えた。
ああ、とても嬉しい……
……………
…………
………
……
…
「ああ……そう、か……
アイツは……」
ぽつり、と小さくつぶやく。
■園刃 華霧 >
「ァ―……こりゃ、暇、意外と無いカもな。
はは、考えるコト、一杯だワ」
苦笑を浮かべる。
こんな表情、初めてじゃあないか?
「それニ。また、誰か、来るかもシれないシな。
いやイや、『楽しみ』、だね……」
クツクツと、笑った。
ご案内:「留置所」から園刃 華霧さんが去りました。