2020/11/17 のログ
刀々斬 鈴音 > 「うん、すっごく鈴音向け。」

これから気にするべきなのは風紀委員の眼ではなくて落第街の生徒の眼。
……もともと、あそこでは全員敵だったようなもの。
気にする方向が減ったくらいに考えておこう。

「了解だよ部長。
 ……絶対の忠誠……ここまでしてくれたんだもん!
 言う事くらいいくらでも聞くよ!」

相手にどういう意図があったとしても鈴音が捕まっていたことに変わりはなく
彼の助けがなければ自らの刀と別れる事になっていたことには違いない。

命よりも大事な刀の恩人。忠誠を誓う理由には十分足りる。

「了解だよ!!」

涙の跡を拭って立ち上がると。

小さくも大きなその背中を 

自らの刃の主の新しい主の背中を追うのだった。

神代理央 >  
己の後を追いかけてくる少女に一瞬視線を向けて。
少しだけ歩く速度を緩めて、少女が追い付けるような速度で、歩いていく。

「色々と事務処理が必要だな。暫くは、特務広報部の寮に住むと良い。
隊員達は皆、元違反部活生だ。揉め事を起こすなよ。
但し、私に反抗的な態度を取る隊員が居れば、その場で斬り捨てても良い。その場合は、私の名前を出しても構わない」

「忠誠と、強さ。その刀が、二度とお前の手を離れぬ様に強くあれ。
お前の強さは、私の利益にも繋がる。精進を怠るな」

後に続く少女に、てきぱきと言葉を続けながら。
最後にふと立ち止まり。少女に振り向いて。



「……まあ、何より。お前が私の元についてくれたのは心強い。
これから、宜しく頼むな。鈴音」

クスリ、と小さく笑みを浮かべると。
再び前を向いて、少女を導く様に歩いていくのだろう――

ご案内:「風紀委員本庁─牢屋」から神代理央さんが去りました。
ご案内:「風紀委員本庁─牢屋」から刀々斬 鈴音さんが去りました。