2021/10/03 のログ
幣美奈穂 >  
にゃんこさん、もう撫でないのか、というように足元でぴとっ。見上げてうにゃんと鳴きまして。
ウサギさんはちょっと悟ったようなお目めです。
慌ててるの、美奈穂だけです。

「ほら、ウサギさんのお腹でお耳、きちんと温めまして・・!
 あっ、お耳ですから耳鼻科ですかしら?
 わたくし、病院なんてお見舞いにしかいったことなくて・・!」

健康優良児、まったくお医者さんのお世話になることはないのです。
今にも泣きそうなお顔と、ずびずびしだしたお声ですけれど。

「つ、付け耳・・あの、本当に大丈夫ですか・・?」

ちょっと突けば目からだばーと涙がこぼれそうなのですけど。
大丈夫、という言葉に。両手で胸を抑えてほぉ~っとするのです。
ウサギさんのお腹、ぬくぬくです。

頭に何か付けられます。
修世様の頭を見ますと――お耳が消えてます!
ちょっとびっくり。
そーっと何かついた感じの自分の頭の上に両手を上げますと――。

「わっ!、わっ!?。
 なんかあります!なんか生えてますわっ!?」

恐る恐ると指で触れば、どうやら・・さっきのお耳。
なんと、美奈穂の頭に引越ししたご様子!
ウサギさん、器用に頭の上で落ち着く態勢を見つけてのんびり。
にゃんこさんは靴の上に背中を乗せて身をくねらせます。

「おー・・すると、光奈様が獣人さんになったわけではなかったのですね。
 よかったです・・あっ、予防接種、念のために受けておきますか?
 10月の月末に、異邦人街の3丁目でたしかあったと思うのですけど・・」

頭を撫でられて、ふにゃりと笑顔になってしまう美奈穂です。
尻尾があったらぶんぶん振っているかもしれないのです。

修世 光奈 > よしよししたいけれど、ちょっと後回し
まずはしっかり誤解を解かないといけない

うるうるするおめめをみていると罪悪感がすごく生まれる
私費でちょっとお菓子でもお詫びにあげようかと考えつつお耳を移植
しっかり嵌めてあげれば、ぴょこぴょことお耳が跳ねます

「優しいなー美奈穂ちゃんは。
えへへ、これで美奈穂ちゃんも獣人さんだねえ」

そのまま片手は美奈穂ちゃんをなでなで。
うさぎちゃんを胸に抱えるのはちょっと仕事的にまずいので片手なでなで
しばらくうさぎちゃんに構ってから、次はねこさんを撫でる
両手が幸せでほわほわしてきちゃう

「そうそう。ごめんねーびっくりさせて
予防接種かあ、獣人用じゃないのなら受けようかな
最近、色々動いてるからやっぱり怖いからさー」

予防は大事だ
大事な彼に移すわけにもいかないし
無料で受けれるなら、受けようと思うから、こくこくと頷いて

周りをふい、と見回す。
お客さんも大分まばらになってきているし、バイトの時間もそろそろ終わりだ

「…ね、美奈穂ちゃん。せっかくだしケーキとか食べていく?
びっくりさせちゃったお詫びに、一つなんでも私が奢ってあげよう~」

なんて笑いつつなでなでを続ける
厨房に入らなければ多分、ねこさんとうさぎさんも付いてこれるだろうと

幣美奈穂 >  
頭の上でピコピコ動く感覚。
自分の頭にわんこさんお耳が動く感じ。
なんかよく聞こえるようになった感じですし(気のせい)
強くなった感じもします!(気のせい)

「はいっ!。わんわんですっ!」

きりっとし(たつもりで)お胸の前で軽く握った両手を構えるのです。
今なら、公園にいる大リスさんにも勝てそうな気がします。
肉球見せている子犬にしか見えないかもしれませんけど。

「あ~・・でも、光奈お姉様が半獣人さんになっちゃいましたわね・・」

尻尾だけ見るのです。
ここら辺までだと人間なのでしょうか?
そうなのでしょう。
そうに違いありません。

にゃんこさん、撫でる手を前足肉球で挟んで掴もうとします。
うさぎさん、頭の上で安定してきました。
美奈穂も撫でられてご満足です。

「はい・・ご病気かと思いましたもの。
 10月のは・・獣人さんとか用ですわ。
 えと、異世界予防は毎月15・30日でありますけど・・」

異世界、どんな病気などが来るか判りませんので、とても大事です。
ゾンビ―菌などは初動が大事ですし。

「ケーキですか?
 はいっ!
 ――わたくし、驚いたりしてませんわ?。
 風紀委員ですから!」

えっへん。胸を張る美奈穂ですが、にゃんこさんもジト目してしまうどこからきているのかその自信、です。


「栗とか南瓜のケーキがあるのですか・・?」

目をキラキラさせながら、光奈様の袖口をしかっと掴むのです。

修世 光奈 > かわいい美奈穂ちゃんに可愛い犬耳が着くと更にかわいい。
これはたくさん可愛がらないと…

「あ~、尻尾は服にくっついちゃってるからね
帰る時に耳を返してくれればすぐに戻れるし」

安定したうさぎさんはそのまま
にゃんこさんには手をねこじゃらし代わりにして遊んであげよう
あまり意識していなかったけれど、日程を聞けば行けそうだ

「じゃあ、どっちかで受けようかな。
美奈穂ちゃんにせっかく教えてもらったしね」

せっかく教えてもらった情報を無駄にするわけもなく
しっかりとその日に予防接種を受けて対策しよう

「そうそう、ケーキ。
…ふふ、そっかぁ。
あ、そうだ。風紀委員なら…会った事あるかわからないけど、帽子被った人…
キッドって知ってるかな?あの人、不愛想に見えるけど優しいから美奈穂ちゃんが困った時は助けてくれると思うよ
もちろん、私もね」

まあ彼女も風紀委員…だからそうそうそういうことはないだろうけど、一応
なんだか心配になってしまうので、伝えておくのでした。

「ん。あるよ!カボチャ、栗…甘いのからそうじゃないのまで。
ねこちゃんたちは大人しくしててねー」

流石に動き回られると怒られちゃいそうだから、賢いうさぎさんとねこさんに話しかけて
美奈穂ちゃんと一緒にお店の中へと案内しよう

中には、モンブランとか、かぼちゃのケーキなどがガラスケースに並べられていて
色とりどりのそれらが、ハロウィンっぽさを演出しています

「どれにするー?」

持って帰っても良いし、ここで食べてもいいけれどとりあえず注文を聞いてみよう

幣美奈穂 >  
ふんすふんす。
先ほどまで泣き出す直前だったのが、なんかやる気になっているのです。
プラシーボ効果、凄いのです。

「そうなのですか・・そうなったらこの力もなくなるのかしら・・?」

強くなった気なのです。
ちょっと残念。
今のうちに自分の?わんこ耳をなでなでしておくのです。
おちついたウサギさん、目を閉じかけ。器用に寝ようとしています。

「今だと・・お月様からの影響を防ぐとか、そういうお薬です。
 あと、来月だとサンタさんが風邪を持ち込んだりしないように風邪薬とか・・」

地域密着予防接種です。

「帽子被った人ですか・・キッドさんですね。
 はいっ!、わたくしも先輩さんだから色々と助けます!」

風紀委員、お互い助け合いです。
周囲の猫社会や犬社会と上手くやる方法とか、給湯室ルールとか。
色々、先輩としても教えて上げれるのです。
あと、芋煮会にも誘ってあげないと!
本人は凄く真面目に風紀委員活動しているつもりです。

「はわわ・・栗・・栗きんとんとか栗羊羹、栗ご飯ならするのですけど。
 あっ、キッドさんに今度、栗拾いも教えてあげますわね!」

お口の中、栗モード。
ですが、今日の狙いは南瓜です。
なんか、目つきの悪い南瓜のイラストを見たので、お口で退治する気まんまんです。

うさぎさんは修世様の頭の上で落ち着いたので、ごろごろしたにゃんこさん抱き上げます。
強そう?、と目で尋ねてみると。
にゃんこさん、ふいっと目を反らすのです。
ガラスケース、ぴたり。
挟まりかけたにゃんこさん、前足でぐぐっと抵抗。
そんなの気にせず、う~んう~んと悩みますけど・・。

「この、カボチャパンプキン南瓜モンブランにしますっ!」

器がハロウィンカボチャっぽく作られたのを見つけまして、
ぱぁっと明るい顔で振り返って元気に言うのです。

修世 光奈 > 「うーん、大丈夫だよ。
私の力を犬耳に乗せて美奈穂ちゃんに送っておいたからね!
耳を外しても、しばらくは強い美奈穂ちゃんだ!」

みょみょみょ、と力を送るポーズをしてみる
なんだか頭の上のうさぎさんが大人しいけど、帰る時に起きて貰えばいいか、と

「ん。じゃあその辺しっかり打っておかないとねー
よし、お願いね美奈穂ちゃん。ちょっとは休憩とかしないといつまでも働きそうな人だからさ」

はぁー、とため息
その分、自分がしっかり休ませてはいるのだけど
やっぱり風紀委員内でも少しは気を抜いて欲しい
美奈穂ちゃんの純粋さがあれば聞いてくれるかもしれない

それでなくても、風紀委員同士の交流も大事だろう

「お。栗…っと、そっちだね。
それはおすすめだよー。名前がカボチャだらけだけど…
色んな味がほわーっと優しく口の中に広がって、口の中が秋って感じになる!」

にゃんこさんを救出してから
手を洗って、不思議な名前のモンブランを取り出し
お金は自分で出しておくとして…

「どうする?食べていくー?お家にもって帰ってもいいけど」

などと言いながらモンブランを取り出して
カボチャの形の器の中にモンブランとカボチャペーストがたっぷり入った秋スイーツ
ぐちゃぐちゃになるわけでもなく、調和がとれた一品です
一応店内の飲食スペースもあるけれど、時間も時間だしどうするか聞いてみよう

幣美奈穂 >  
「そなのですか?
 お、おぉ~!。本当です!
 なんかすっごく強くなった感じがしますわ!」

しゅっしゅっ(と主観な音がする気がするわんぱんち)
実際は、てっふてっふととても柔らかそうなぱんちです。
遅いし威力があるとはとてもあるとは思えないぱんちですが、その軌道だけはまっすぐ。
日ごろの鍛錬の成果です。
うさぎさんのお耳、徐々に垂れてきているのです――熟睡?

「はいっ、キッドさんにちゅーしますっ」

ふむんっ。
両手を胸の横で気合のポーズ。
やる気にだけは溢れている子なのです。

「ほわほわ~で秋なのですか。
 美味しそうですわね・・」

またガラスにぴとっと近づこうとする美奈穂。
挟まれるのを防ごうとまえあしをつっぱるにゃんこさんですが・・。
ずぶり。
意外なほど豊かな美奈穂のお胸に半分沈んでしまうにゃんこさんなのです。
助け出されたにゃんこさん、修世様の足元、その裏にと。
安全地帯みつけたり。

「えと・・1個だけだと。おうちのにゃんこさんが悲しそうになりますので・・。
食べて行こうかなって・・」

取り出されるのを、キラキラとした目で見ていた美奈穂。
ちらりちらりと上目遣いで、だめ?と目で尋ねるのでした。

修世 光奈 > 「うん、これでさいきょーの美奈穂ちゃんだ。
それでお仕事頑張ってね」

てふてふぱんちでも、何故か堂に入っているように見える
熟睡?してしまったうさぎさんは、頭の上で保持しておこう
これも帰る時にまた美奈穂ちゃんの頭の上に戻せばいいし
暴れないなら、それでいいと思うのだ

ねこさんはキッチンに入らないようにだけ
あとはしっかり掃除すれば大丈夫だろう
商品は安全にしておかないとね

「………………。あ、ちゅーはだめだよ?えーっとえーっと、握手くらいにしておいて、ね?」

ちょっとは私も大きくなったつもりだったけれどガラスケースに押し付けられるお胸を見て少し悔しくなる
これが体質の差か、あるいは――
と思ったがちゅー、と聞くと少し慌てる
いや、いきなりちゅーされた時の反応も気になるがそれはそれで。
美奈穂ちゃんのバディを考慮するとぎゅーも怖いので握手を促してみる

そうしながら、見るのはケーキだ

「ん?いいよー?どっちにしてももうお客さんも来ないだろうし、ゆっくりしていって」

上目づかいで見つめてくる美奈穂ちゃんにこく、と頷いてテーブルへ導く
お皿にカボチャの器を乗せて、スプーンを近くに置く
にこにこしながら、どんな反応をしてくれるかなー、と楽しみにじー、と観察

幣美奈穂 >  
「さいきょー・・。
 あれですわね、これでマグロマイスターのお口にお肉を食べさせることも・・」

お野菜好きのマグロマイスターさん、ビタミンB豊富な豚肉や、健康に良い青葉梅堤ささみなどを口につこむのを想像します。
抉り込むように口に差し込むべしっべし!。

「え?、ちゅーは駄目な子なのですか?
 キッドさん、お子様なのです・・」

お注射ダメな子のようです。
急にキッドさん株が下がった気配がするかもしれません。
握手で・・ツボ!。なるほど、ツボ押しで予防ですわね!
と、なぜか納得する美奈穂なのです。

お手てをきちんと洗いましてから、テーブルの椅子。
その上に正座です。

「うわぁ、わぁ・・可愛いですね・・。
 では――はろうぃんの風紀活動の成功を祈願しまして、いざっ!」

ていっ。
スプーンで目つき悪いカボチャを真っ二つ。
それから、スプーンに乗せまして。お口を開けてあーん♪

「ん~~~♡。甘いけど甘すぎでなくて、パンプキンのほこほこ甘さもあって。
 美味しいです!」

ぎゅっと目を瞑り、握ったスプーンをちょっと上下に振りながら。
もう片手でほっぺを抑えて美味しそうにもぐもぎゅしてこくりとするのです。
もう一匙掬いますと・・修世様の御口元に。

「美味しいですわよ?。あーんです♪」

と差し出すのです。

修世 光奈 > 「マグロマイスター………………?」

なんだかとっても胡乱な単語が聞こえたけれど、楽しそうならいいか。
動物に好かれるようだし、この島には色々いるし
そんな異名を持つ何かが友達でもおかしくはない。

「……???、え、えーっと、うん。
お子様だからね!手加減してあげて!」

何だかかみ合っていないように感じるけれど
ごめん、ジェー君、と心の中で謝りながら
とりあえずちゅーは回避する!
もし、おかしなことになったら謝ろう

「はい、召し上がれ。美奈穂ちゃんの成功を願って」

ふふ、と笑って見守るとこれまた幸せそうな顔
私は作っている側ではないけれど、こんな顔をしてくれるなら嬉しいだろうなあ

そう思いながら見守っていると、こちらに差し出されるスプーン

「え?いいの?………………、じゃあ、ちょっとだけ。あーーん」

少しきょろきょろしてからこっそりいただく
試作品で食べたことがあるものだけれど、食べさせてもらう+美奈穂ちゃんの可愛さで美味しさが2倍だ

もぐもぐ、と口の中で秋の味を感じて…

「んーー♪、おいしー、やっぱり甘すぎないけどしっかり美味しいのがすごいなぁ………」

下手に砂糖なんかを大量に入れない素材の甘さを生かしたスイーツに頬が蕩けそう
ついつい顔も綻んで

「あ、美奈穂ちゃんスプーン貸して?………………あーん♪」

今度は、スプーンを借りて一口分を掬い取って美奈穂ちゃんへ差し出す
せっかくだし、お返ししておこう。
それほど大きなスイーツではないけれど、甘味の幸せを感じるには十分だ

幣美奈穂 >  
既に、元の呼び名の原型が無くなっているマグロマイスター。
美奈穂の中では風紀委員会の壁新聞部の部員で、マグロ料理の鉄人。
そしてお肉嫌いで野菜好き。
よく怪我するよわよわ後輩さんなのです。
誰の事かは判りませんが。

「はい・・でも、ちゅーは慣れてないと大変ですわ。
 あっ、気を反らしてちゅーするのとか上手な人とかもおりますの」

こくりっ。
手加減、大事です。
まずはもみもみ指圧から始めないといけない子なようです。

「はい。あ~ん♡」

ここでぎゅっと奥に差し込まない。
美奈穂も学んでいます。
お口に入れてくださるのを待ってから、
お口に入ってしまったのを確認してからスプーンを引くのです。

「どうですか?。
 ほこほかあまーいでしょう?
 しっとりなのはクリームたっぷりなのかしら?」

嬉しそうにお伝えしながら、次は自分の分。
スプーンをお渡ししますと、小さなお口を一杯広げまして、あむり。
両手で抑えたほっぺに甘さがじんわり広がり、もぎゅもぎゅしているうちに少しずつ消えていきます。
自然な甘さなので後を引かないのも美味しいでしょうか。

「じゃあ、つぎはわたくしの番です。
 はい、あ~んです♪」

代わりばんこと、またスプーンで修世様の口元にと。
それほど大きくないのですが、二人で食べますと味の共感というのでしょうか。
美味しく感じられますし、味に飽きることなく物足りないうちにケーキはなくなってしまうのです。

修世 光奈 > いつか会う時が来るかもしれないから、覚えておこう。マグロマイスター
もしかすると美味しいマグロをもらえたりするかもしれないし

「そんな達人が…、あ、うんそうだね。ちゅーは慣れてないとね…」

気を反らしてちゅー…不意打ち?
上手な人が居る、ということは美奈穂ちゃんもその教えを受けている可能性が…?
いろんな可能性が浮かぶけど、悪い感じはしないし…多分大丈夫、だと思う

少し不安になるけれど…とりあえずは優しいあーんを受けて、しっかり咀嚼

「あ、そうそう。あっさりになりすぎないように、クリームはちゃんと作ってるって言ってたなあ」

そういえば、と思い出す
拘りを聞いた覚えがあるから、その努力の成果をたっぷり味わって
けれど食べていくと無くなってしまうのが悲しいところ

でも、例えケーキが無限にあっても、それはそれでぷくぷく太ってしまうだろうから、無くなる方がいいのかもしれない

「あーん♪」

代わりばんこに…少し自分は遠慮気味に、美奈穂ちゃんに多く食べてもらう
仲良くしているけれど、お客さんはお客さんだから
あっという間に空になったお皿は、猫さんを踏まないようにしながら片付けて

「おいしかった~、ありがとね、美奈穂ちゃん。バイトの疲れも吹っ飛んだよー
今度また、風紀委員に差し入れに行くね」

口の中に残る優しい甘さをまだ感じながらお礼を
あーんしてくれるとは思わなかったから、予想外のプレゼントだった
これは、この後のお店の片付けも捗ること間違いなしだ。

幣美奈穂 >  
「噂では・・マグロを一目で目利きしまして、マグロ包丁使わせれば常世一だそうですの。
 でも、やっぱり初めてのちゅーは、やっぱりびくびくしますものね・・。
 光奈お姉様はいつもちゅーしてますか?」

マグロマイスターさん、凄いのです。
マグロ料理している姿は見たことがありませんけど。
お注射、今でも刺さる時はぎゅっと目を瞑ってしまいますが、ちくっとするだけなので、割かし平気です。
そんな美奈穂、修世様は毎年の予防接種とか受けているのか、聞いてみるのです。

にゃんこさんも、興味津々で机の上を見ようとのびー。
机の高さから、前足の先がちょっと出てるだけです。
代わりばんこで頂いたカボチャのケーキ、とてもおいしくて満足なのです。

「ごちそうさまでした――はいっ!。ありがとうございます」

きちんと両手を合わせてごちそう様。
差し入れを頂けると聞くと、またお顔が華やいだ笑顔。
頭の上のお耳もぴくぴくと元気に動くのです。
お片付け、手伝いましょうかどうかと悩むのですが。
自分の領分ではないと、にゃんこさんを捕まえて抱っこです。
自分の分は?という感じで見上げて来るので、額をこしょこしょとしてあげて。
あとでおやつ上げようと思うのです。

「光奈お姉様はまだお仕事ですか・・?」

お片付けをフロアの方から見ながら、にゃんこさんをにゃんにゃんとあやす美奈穂。
ふふふっ。今の美奈穂はスーパー美奈穂。いつもより超強くなっているのですよ?
と心の中でにゃんこさんに言っているのでした。

修世 光奈 > 「な、なるほど…。
ええと、うん。初めては緊張するよね。それは…。
い、いつも!?いや、いつもってほど…。………………してるなー…」

増えていくマグロマイスターの知識。いつか役に立つのだろうか
それだけで結構頭のリソースを使うのに、突然の質問にあわあわする
嘘を吐いてもいいのだけど、言いふらしたりはしないだろうし、こく、と頷いておいた

会えば確かに、人目を避けたり二人きりの時にちゅーはたくさんしている気がする…
最初は恥ずかしかったけど最近は嬉しくなって…って、違う違う。片付けしなきゃ

もう慣れたもので、バイトの時間の終わりも近いからキッチンに声をかけて
色々報告したり軽く謝ったりしてから、美奈穂ちゃんの様子を見る
ちょっと頭がうさちゃんによって物理的に重いけれど、起こすのも可哀そうなのでそのままだ

「あ、もうすぐ終わるよ。片付けもそんなに残ってないし…。よかったら一緒に帰ろー
とと、そうだ。美奈穂ちゃん、うさちゃんと耳を交換してー」

ただ、いつまでもそうしているわけにもいかない
うさちゃんもきっと美奈穂ちゃんの頭の上がいいだろうし
起こさないようにそーっと、犬耳と交換して
すぷすぷ寝ているうさぎを美奈穂ちゃんの頭の上に乗せていこう。

そして言った通り、片付けはすぐに終わる
裏のロッカールームでささ、と私服に着替えれば後は帰るだけだ
外はすっかり暗くなっていて、街灯とお店の明かりが道を照らしている

テーブルでねこをあやしている美奈穂ちゃんに近づいていって

「おまたせ。美奈穂ちゃん、家はどのへんだっけ。お話しながら帰ろうよー」

少しくらい遠回りしても、どうせ同じ島の中だし、そんなに遅くはならないだろうと思いつつ
楽しくおしゃべりでもしながら帰ろうと提案してみる

幣美奈穂 >  
してるというのを聞きまして、うんうんと頷きます。

「大事ですものね。ちゅーは予防にもなりますし、元気になれるのです」

真面目な美奈穂、予防接種の大事さに賛同するのです。
予防することにより、風邪やインフルエンザの様に他からうつるだけでなく、
他にうつすのを予防できるのです。
・・健康優良児で加護のある美奈穂には、実に縁遠い話なのですけど。

「あっ、あと。マグロマイスターさん・・実は、男の人と三角関係とか・・お友達が言っておりました」

これは腐った文化に造詣の深い同級生情報。
実際にどういうのかまではお友達、教えてくださいません。

すぴすぴ、熟睡なウサギさん。
垂れた長いお耳です。

「あぅ・・お耳さようならなのです・・」

この獣人化する道具。外れる時、耳がみりみり引き裂かれるのかと。
ぎゅっと目を瞑って頭を差し出します。
同時にぎゅうっと抱きしめられたにゃんこさん、お胸に半分また沈んでしまいちょっとじたばた。
痛みはなかったのですが、ずっしり。
ウサギさん、交換されても熟睡。堂が入った警戒しない寝っぷり。
なんというか、危険を全く感じない空間なのかもしれません。

待つ間、にゃんこさんと紐取勝負。
目の前でゆらゆら揺らして、にゃんこさんが捕まえる前に、さっとリボンを引くのです。
反射神経勝負・・傍から見ていると、にゃんこさんが接待プレーしているのが丸わかりかもしれませんけれど。
美奈穂は真剣・・いつもより勝率がいい気がします!

「あっ、はーい。えと、学生街の~・・」

高層なマンションなどもあり、交通の便や商店街もすぐ近くの好立地。
そんな場所をお伝えするのです。
にゃんこさんを引き連れて、慌てるように近寄りまして。
修世様のおててを両手できゃっち!
おててを繋いで帰ろうとするのです。

修世 光奈 > 「あーうん、そう、だね。確かに。
無理矢理はヤだけど、うん。元気になるね!」

こうなったらもう頷くしかない
実際に、元気になるのだから仕方ない
おはよう、おやすみ、いってきますなどなど
最近は自分からも求めてしまっているから…いやいや、置いておこう
しかも、またマグロマイスターについて補足される

「男の人と三角関係のマグロの専門家…」

面白いような、あんまり聞きたくなかったような
複雑な気持ちで、けもみみカチューシャを優しく外してあげる
残念そうな様子に心が痛むけれど、代わりにうさぎさんを乗せて

「あ、そうだ。それならえーっと…またコスプレとかしようよ
これくらいのグッズならどこでも売ってるしさ」

今度は片方だけじゃなく一緒に、と
遊ぶ約束を軽くしてからお着換え
学生街の方だと聞けば…探し物で行ったあたりだなあ、と頭に浮かぶ

「ん。そこなら知ってるー
よし、いこっか」

手を繋がれても当然逃げるなんてせずに
きゅ、と握り返して…お店の人に再度挨拶してから
ちょっと遠回りにはなるだろうけれど、うさぎさんと、ねこさんと、美奈穂ちゃんと。
2人と2匹で、たのしく他愛のないことをおしゃべりしながら帰りましょう

予想外の出会いだったけれど、とっても楽しい一日となりました。

幣美奈穂 >  
「でも、無理矢理も時には必要ですわ・・」

必要なのに予防接種に来ない方なんかには、無理矢理も時には必要です。
学園の平和を守るためには仕方がありません。
忸怩たる思いで重々しく?頷くのでした。


「え?、売ってるのですか?」

お目めぱちぱち。
そんな獣人化セット・・違法物でしょうか?
異世界の産物かもしれません――これは、調べませんと!
なんて、こくこくと頷きます。

手を繋げばちょっと嬉しそうに。
軽く手を振りながら楽しくおしゃべり。
にゃんこさんも近づいて足元をうろうろして、先を歩いては立ち止まって振り返りとしてますが。
暫くすると、縄張りの端に来たのでしょうか。
「うなぁお」と鳴くと、すたたっと建物の隙間に入っていくのです。

頭の上のウサギさん、結局起きてこず。
今夜は美奈穂のお家でお泊りです。
送っていただいた高層マンション、路面電車駅も目の前という好立地。
その出入り口で美奈穂は手を振り振り見送ります。
その後、とてとてと元気にお家にと帰るのです。

今日もしっかり風紀委員活動しましたわ、と本人満足。
お友達とお話も出来て、ケーキも頂けて。
幸せな美奈穂のいつものような一日なのでした。

ご案内:「ラ・ソレイユ」から幣美奈穂さんが去りました。
ご案内:「ラ・ソレイユ」から修世 光奈さんが去りました。