2021/12/29 のログ
ご案内:「本土 霧島家」に霧島 孝介さんが現れました。
ご案内:「本土 霧島家」に高梨美子さんが現れました。
霧島 孝介 > 冬休みに入り、島も帰省ムード。
かくいう自分も本土にある実家に帰ってきた。
ただ、今回は一人ではなく、彼女を横に連れてきて

「そ、そんな緊張しなくていいよ」

玄関について、横にいる美子に告げる
と、言っている自分の方が肩に力が入ってしまって
美子を連れてくることは事前に家族に伝えていたが、実際どうおもてなしされるかわからず
不安を感じながらも、扉を開ける。

「ただいまー」

窓に明かりは付いていたし、誰かいるはず
家の中に届く声で帰宅を告げて

霧島ファミリー > 扉を開けると茶髪のポニーテールの少女が驚いた様子で玄関先の廊下に立っている
見た目は冬用のピンクのパジャマを来ていて、手にはスマホとシュークリームが

「……あーーー!お兄ちゃんが彼女連れて来てる!!」

そう大声で二人を指さした後、ママー!お兄ちゃんと彼女ーー!と
言いながら奥のリビングへドタドタと進んでいく。
まさかの妹である。

その数秒後、更にドタドタと先ほどの少女と二人の熟年の男女、そして太った犬(犬種はダックス)がやってくる。

「あなたが美子ちゃんね!寒い所ご苦労さま!ほら、上がって上がって!」

熟年の女性がそう言って家の中に導く。母である。
妹は目をキラキラさせながら、美子を見ていて、父は興味ない振りをしながらもちらちらと様子を伺い
ダックスは上がってくる美子の足の匂いを嗅ぐだろうか

これが霧島 孝介の家族だ。

高梨美子 > 孝介の実家に行くということで緊張しっぱなし
だから行く前にスーツでも買っていこうと思ったのだけど
流石にそれはないとぎりぎり思い直した。

「う、うん……だ、大丈夫」

告げられる言葉は緊張に満ちていて
緊張が更に高まっていくのを感じながらも
不安はなくて、心臓の音が秋超えてくるんじゃなかろうかと
そう思いながら扉を開ける孝介の後に続いて。

そうすると、ポニーテールの可愛い少女がいて

「うひゃぃ!」

大声を聞いて肩を跳ねさせながら思わずと孝介の腕に抱きつき
リビングへと消えていく少女を見送った。

その後は、熟年の男女、お父さんとお母さんと思わしき
二人と太った可愛い犬がやってきて緊張はマックス。

「ひゃ、ひゃい! 失礼いたします!」

目をキラキラさせている少女に軽く手を振って
足の匂いを嗅がれるのは恥ずかしいけれど
可愛いので邪険にすることもできず。
男女には軽く頭を下げて。

温かい家族だな、とほんわかとした気持ちに。

それでも、孝介の腕は掴んで離さない。

霧島 孝介 > 「うっ!?」

妹の大きな声と肩を跳ねさせながら抱き着かれたことに
自分も同じく驚く。腕に感触が…!

そして家族総出で出迎えにやってくるが、違和感
自分に対する出迎えの言葉が全くないではないか…!

「え、俺に対する出迎えは…?」

家族全員が美子に夢中で、美子ちゃん美子ちゃんと声を掛けていく。
メルちゃんただいまーと犬を撫でようとするが『邪魔しないで』という顔で自分を見てくる。

ちょっと悲しい気持ちになるものの、美子の緊張しつつもほんわかとした表情に
こちらも笑顔になって、腕を掴んでもらったまま、リビングへと

霧島ファミリー > 母の声掛けの元、全員リビングへ
カーペットが敷き詰められたリビングにはソファ、テレビ、テーブルなど
一般家庭にありそうなリビングを体現した雰囲気が広がっていて

母「座って座って!!飲み物何がいい?コーヒー?紅茶?」

と孝介の腕に掴まったままの美子を三人掛けのソファーの中央に座らせようとする。
そして、回答を得れば飲み物を作りにキッチンへ。
その間に妹が孝介と反対側に座って、美子にぐいっと迫って

妹「美子ちゃんって身長高いねー!」

どうやったらそんなに大きくなれるの?
と言いながら、美子の腕に抱き着けば、「わ、筋肉すごいっ!」などと声を出して
キャッキャッとはしゃぐ。

そう、妹である霧島 真奈(きりしま まな)は孝介とは正反対。
生粋の陽キャで誰に対してもコミュニケーションを取るコミュ強。

そして犬は、美子の足元で丸くなり、その足を温めるだろう。

高梨美子 > 「うぇ?」

なんかボディブロウ食らったような声が聞こえて
孝介を見たけど特段何もなくて首を傾げ。

そうして、孝介へおかえりの言葉がないのにも内心
首を傾げたけど、今はそれどころではなくて。
慣れない温かい家庭にほんわかしつつも孝介の腕だけは離さない

リビングへと到着したら、一般家庭という言葉が似合いそうな
風景で、初めてきたはずなのにとても落ち着く。

「は、はい……すわろ、孝介」

孝介と一緒に座れたら、一度ゆっくりと深呼吸

「紅茶でお願い、します」

そう答えたら、妹さんが反対側に座ってきて
迫ってこられれば少しひくついた笑みを浮かべる。

「ありがと? 妹さんは可愛いね。えっと、牛乳と運動、かな」

腕に抱きついてもらえれば、段々と妹さんはコミュ強であることに気づく
だから、少しでも仲良くなろうと笑みを浮かべて「凄いでしょ」と
お腹触ってみて?と腹筋自慢しようともして。

ふと、足が温かいと思ってみれば、可愛いワンコが足を温めてもらえている。
未だ緊張しているけど、この温かい家族に早く馴染もうと
孝介の手だけは確り握ったまま体の力を抜いていき。

霧島 孝介 > 自分にとっては見慣れた景色だが、美子にとってはどうだろうか
と、美子の顔色を伺ったがリラックスしている様子で安心して
美子とつないでいる手をぎゅっと握りしめる。

「うん、ほら、言った通りでしょ?」

美子ちゃん美子ちゃんと出迎えて貰える、と
いつかの日に言ったことが現実になって、ニコニコと美子に笑顔を向ける。
そうして、自分の妹が美子に質問攻めしていて、ひくついた笑みを浮かべる美子を見れば

「真奈、あんまり美子を困らせるんじゃないよ」

と、あきれた様子で妹を咎める。
相変わらず、父さん以外は他人に積極的だな、とため息を吐く。

しかし、美子も家族の雰囲気にちょっと押されているが、仲良くなろうとしているみたいで
安心したように笑顔を向けて、「困ったことがあったら言ってね?」と美子の手をぎゅっと握って
ランダム指名 > 高梨美子
霧島ファミリー > 紅茶をお願いされて数分後、紅茶の入ったティーカップがやってくる。
一緒にミルクの入った小さめのポットもソファの前のテーブルにおいておく。

母「美子ちゃん、上着預かるわよ!あと、お菓子とかいる?クッキー貰ったから食べる?」

と美子を手厚くもてなす。
将来の義娘が現れて嬉しいのか、ついつい甘やかしてしまうようで
ティーカップもポットも普段では使わないようなちょっと高価そうな奴を使用している。

妹「あ、妹の真奈でーす!ふふん、一応、モデルやってますから??
  えー!いいなぁ~私もおっきくなりたい~」

美子がひくついた笑みを浮かべているのも知らず、可愛いと言われれば、上機嫌に「えへへ」と笑う。
そして、自分の胸に手をやりながら、大きくなりたいと話す。
身長の話か胸の話か、どっちのつもりで話したのだろうか。
そして美子に誘導されればお腹を触って「わわ、女の人でこんなに固いの初めてっ…!」と驚いたように声を上げて

妹「あ、そういえば、お兄ちゃんのアルバム見る?」

こういう時の恒例だよね、っとニヤニヤと兄の方に視線を移しながら、返答も聞かずにソファから離れる。

高梨美子 > この光景はどれもこれもが新鮮で
胸がホワッとなって、顔がニマニマとしてしまう
繋いでもらっている手を握ってもらえたのなら嬉しそうに握り返して。

「うん、孝介の家族あったかい。連れてきてくれてありがと」

こんなに暖かく出迎えてくれたのは恐らく初めてで
思わずと瞳が潤んでしまうけれど、悟られたくなくて
ぐっと我慢して、ニコニコとした孝介の笑顔で顔を赤くして

「大丈夫、困ったことなんて起きっこないよ」

こんなにあったかい家庭で、そんな事は起きないだろうと
笑みを返したなら、お母さんがティーカップを持ってきてもらって
慌てて礼を告げた。

「ありがと、うございます! あ、お義母さん、そんなお構いなく!」

手厚くもてなしてもらって嬉しく、ついお母さんと言ってしまった。
それでも、もらわないのも悪いのでペコリと頭を下げて。
そうして、妹さんの自己紹介に驚きの声を上げて。

「よろしくね、真奈ちゃん。ほぁ、モデルやってるんだ!さすが孝介の妹さん!
 うひひ、胸なら特別なマッサージあるから後で教えるね?」

恐らく胸の話なのだろうと、孝介のために編み出した
バストアップマッサージを伝授しようと照れたように話して。
そうして、お腹を触られて感心したような声が聞こえたら満足げで。

「わ、みる! みたい!」

こっちもこっちで、孝介の返事も聞かずに。

霧島 孝介 > 美子の顔がニマニマしている様子にこっちも嬉しくなって
安心したように目を細めて

「ううん、俺の方こそ来てくれてありがとう」

美子が顔を赤くすれば、こっちも何だか照れ臭くて
ニコニコと顔を赤くしつつ、笑顔を向ける。

「そう?うちの家族、なんか、こう、加減を知らないから…」

身内の知り合い相手には出迎えがすごい。
主に母と妹によるものだが、客人が若干引いてしまうことは結構あるらしい
行き過ぎた行動が起きそうならばバランスを取るように自分と父が止める、という事が多々ある。

実際、家に来る前に家族LINEで話をしていたが、高級寿司や高級うな重の出前を取ろうとしていたらしく
そこまで出迎えると美子の負担になる、言って止めたとか…

「え、ちょっと!?いや、必要なくねー…?」

アルバムの話になれば、顔を赤くしつつ、やんわりと止めに入るが
その声は二人に届かずに妹がアルバムを持ってきてしまう。

霧島ファミリー > 母「お義母さん…美子ちゃん、ママって呼んでいいわよ…!」

お義母さんと言われて、うっとりしながら自分の頬に手を当てた後に
美子の顔を自分の胸に埋めるような形で抱き着こうとして、ついでに美子の頭を撫でようとする。
その後、上機嫌な様子で上着を受け取り、クッキーを取りに行った。

妹「すごいでしょー?ほんと!?
  教えて教えて!」

実際、妹の顔立ちはよく、美少女と言っても差し支えない部類だ。
そして、自分の兄のために編み出したバストアップマッサージの話をされれば
口元に手をやって、ニシシと悪そうな顔でニヤニヤと二人を見る。

そして、ソファから離れて数分後、大きなアルバムを持ってきて
ぼふっと美子の隣に座る。

妹「おまたせー!まずこれがねー、赤ちゃんの時のお兄ちゃん!」

アルバムを開いて、1ページ目。
いきなり、おしり丸出しでこっちを見る赤ちゃんの写真が!
霧島 孝介(0歳8か月)の写真である。

高梨美子 > 「ううん、誘ってくれてありがと……凄い嬉しい」

こうして家族に紹介してくれると言うだけで
ものすごく嬉しくて。それに、こんなに歓迎してくれると
勇気を出してきてよかったと思う。

「え、そう、なんだ。俺は嬉しいけどな」

温かい家庭を知らないということもあって
首を傾げたけれど、すぐに笑顔になる。
コミュ障ということもあって、グイグイきてくれる方が嬉しいようだ。

恐らく、高級寿司やらうな重やらを頼まれたら恐縮して
一つも手を付けなかった可能性もあって。

「必要だよ!」

必要ない、という言葉が聞こえたら
顔をばっと振り向かせて一喝するように声を上げる。
孝介の写真は何が何でも見たいようだ…

「ま、ママ……ふぇ!?」

胸に顔が埋まると、その暖かさにと行動に驚きながらも
目を細めて、頭も撫でてもらえたら小さく「ママ」とつぶやいて。
上着を差し出して、クッキーを取りに行ったお義母さんを見送って。

「いいぜー? あ、二人のときな?」

孝介に似て顔立ちも良くて、モデルも納得という美少女
こんな妹が欲しかったな、と孝介に零しながらソファに戻ってきた
妹さんを出迎えて。

「待ってました! うおお! 可愛いー!」

お尻丸出しでこっちをみる赤ちゃんの写真はもうそれだけで
メロメロにされてしまう。鼻息を荒くしながら、じっと眺め。

霧島 孝介 > 「俺も、美子が嬉しいなら嬉しい」

美子の家庭の事は知らないし、深く追求するつもりはない
だけど、美子が家族の事で苦しんでいるならその分、自分と自分の家族で支えようと思って
ぎゅっと手を握って、笑顔を向ける。

「え!?そ、そうなの!?」

温かい雰囲気だったのに、アルバムの話になり、
くわっとしたような顔で一喝するように声を上げる美子にびくっと驚いて、肩を跳ねさせる。
そんなに自分の写真を見たいのか!?と口をあんぐりと開けて

「うぉぉお、やめろー!!」

自分が赤ちゃんの頃のおしりが急に出てきて恥ずかしそうに顔を赤くする
何とか止めようとするが、女二人の圧には勝てずに顔を両手で覆って

霧島ファミリー > ママと小声で言われれば、それを拾ったのか更に上機嫌に。
るんるんと鼻歌を歌いながらクッキーを用意しつつ、ご飯を作り始める
完全に美子を娘と思っているようでニコニコ笑顔が止まらない母であった。

妹「うん、後で真奈の部屋来てよ!
  美子ちゃんに来て欲しい服いっぱいあるんだ!」

ニコニコと嬉しそうにしつつ、美子に来て欲しい服があると告げる
実はこの日のために美子用の服を買っていた様子だ
確実に部屋に来てもらうために『お兄ちゃんがキュンとする服沢山あるよ』と悪魔の囁きもするだろう

妹「でしょ!?で、これがお風呂に入るお兄ちゃんでーこれがー」

ページをペラペラと捲る。
1歳、2歳、3歳と孝介の子供の頃の写真が続く。
風呂に入っていたり、パジャマを来ていたり、おしゃぶりをしていたりと
幼児期の可愛い写真が連続する。

母「うわ、懐かしいわねー
  この後、おねしょして泣いちゃったのよねー」

そこに、クッキーを持ってきた母が乱入する。
寝ているベビー孝介の写真を指さして、笑いながら補足を加える。
写真には若かりし頃の母と父、そして妹も写っていて、霧島家の歴史を感じれるだろうか。

高梨美子 > 「いつもありがとう、孝介」

いつも孝介に助けられて、ここにいる。
だから本当に孝介のことが愛しくて
手を握り返して、笑顔を向けられたならキスをしたい
衝動に駆られるのだけれどぐっと我慢。

「今は、過去の孝介のほうが大事!」

写真が貰えるなら全て貰いたい所存である
でもそれはできないので、スマホの写真で我慢しようと
孝介から手を離してスッとスマホを取り出す。

娘と思ってくれているのを感じて、涙が出そうになるけれど
再び堪えて、妹さんの言葉にうなずき。

「俺が着る服……? 楽しみにしてるな?」

そして、悪魔の囁きも来たのなら「その服買い取っていい?」
と真面目な表情で告げつつ、後で孝介にお披露目会があるのだろう。

「うきゃー! 可愛いー! マジエモい!」

見せられる写真どれもが可愛くて
フラッシュを焚きながらパシャパシャ撮る

「あはは、めっっちゃ可愛い。なにそれ」

感じられるのは霧島家の温かい、家族の歴史
これから個々のアルバムに入るのだろうかと思いを馳せて
妹さんに、早く早くと子供のようにねだる。

霧島 孝介 > 「へへ、俺の方がありがとうだよ!」

照れ臭そうに笑い、礼を告げる。
自分とキスをしたい雰囲気を感じ取って、自分もキスをしたくなるが
家族が居る手前、するわけにもいかずに我慢をする。
恐らく、寝る時は自分の部屋で二人きりになるだろうからそこで…など考えて

「うへぇ!?か、勘弁してくれ…」

反論しつつ、スマホを取り出す美子に頭を抱える。
美子が自分の事を好きなのは知っていたがここまでとは
嬉しいような恥ずかしいような気持になって、顔を真っ赤に染める。

霧島ファミリー > 妹「んふふー、楽しみにして!
  もちろん、服はタダでプレゼントするよ?」

ニシシ、と笑いながら、どの服が似合うかなーなんて考える
美子ちゃんなら可愛い系もクール系も似合いそうだな、なんて
お披露目会を楽しみにしつつ、今はアルバムを使って兄をいじり倒す

妹「エモいって!
  お兄ちゃんの事、大好きなんだね美子ちゃん」

ケタケタと笑いながら、目頭から出てきた涙を拭う。
写真は小学校の頃の孝介に変わっていく。
メガネはまだかけておらず、子供っぽさはあるがカッコいい顔立ち。
運動会で一等を取っている様子も写真の写っていて、昔から運動神経はよかった様子。

母「小学校までは友達が多かったんだけどね~…」

腕を組んで、頬に手を当てて、アルバムを見ながら呟く。
中学時代の話が垣間見えれば、孝介もちょっとだけ顔に陰が差す。
それを察知すれば、妹が慌てた様子で小学生の孝介の写真を指さして、楽し気なエピソードを話して

高梨美子 > 孝介へ感謝の念は尽きない
付き合ってくれたことやいろいろな場所に連れて行って
くれたこと。それにこんな素敵な家族にも出会わせてくれた。
だから、二人っきりになったらいっぱいサービスしようと考えて
孝介へ意味ありげな笑みを送り。

「これは駄目、譲らないからっ」

ふんす、鼻息を荒くしてそう告げた後は
妹さんの言葉に両手を振って。

「そんな、悪いよ。何かで支払わせて?」

悪戯っ子のような笑みで笑う妹さんが可愛くて
胸をキュンキュンさせながら、二人で取った自撮りを
孝介に送りつけるのだろう。

「えへへ、結婚を前提に…とか考えてるし」

涙を拭う妹さんに照れくさそうにしながらそう告げて
そうして写真は小学校へ、写真を取る頻度を多くしながら
興奮して、キャーキャーと騒ぎ始め。
一等をとっている写真なんかは穴が空くほどにガン見。

「あ、そう……なんですか」

中学時代の話になって孝介の顔を見てみれば、少しつらそうで
聞いてみたいのもあるけれど、こっちの家族のことを触れないでいてくれるので
話したくなったら話してくれるだろう、と思い至り
妹さんが話すエピソードに耳を貸して、笑顔を取り戻す。

「……はぁ、同じ小学とかだったらもう告白してたなー」

霧島 孝介 > 美子の意味ありげな笑みを察知して、今夜の事を想像して顔を赤くする
というか、家族が居るのに、出来るのかと考える。
……静かにすれば、大丈夫、なのか…?

「あ、あはは…もう、勝手にしてくれ」

鼻息荒くする彼女に顔を引きつらせつつ、そう返す。
こういう美子は初めてじゃないから特に驚きはしないものの
やはり感じる圧は凄い。ま、まぁ、自分を好いてくれていることは悪い子じゃないから
強くは咎めないけども…

「…中学の頃の話は、また今度するよ」

美子にニコっと笑顔を向けて、そのように返す。
一見するといつもの笑顔に見えるが、どことなく寂しさというか悲壮感が漂っている。
もしかしたら、美子に初めて見せる顔かもしれない。

霧島ファミリー > 妹「なら、後で恋バナしよ、恋バナっ!」

美子の言葉を聞けば、しめたと言わんばかりの顔でそう提案する。
実は、兄から恋愛についての話をあまり聞けておらず
美子からどうやって付き合ったかとかどこまで行ったかを
聞き出すつもり満々な様子。

妹「きゃーーー!ママ聞いた!?結婚だって、ケッコン!」

その言葉を聞けば、近くに居る母にそのように話題を振る。
母は「孝介をよろしくお願いします」と首を下げていて
そして美子と同じように、女性陣は写真を見ながらワイワイと騒いでいく。
その中にいる孝介は顔が真っ赤で今にも湯気が立ちそうなほどだ。

母「えぇ…ふふ、でも今は美子ちゃんが居るから!」

ちょっと湿っぽい雰囲気になったが仕切りなおすように美子と孝介の頭を撫でる母。
母として、実の息子である孝介と、孝介が選んだ義娘となる美子を信頼しており
慈愛に満ちた表情で二人を見守って

母「そういえば、美子ちゃんの子供の頃の写真はないのかしら?」

と話題を振ってみる。
そしたら妹が「見たい!」と言いながら顔を近づけて、孝介も興味津々な表情で美子の方を見る

高梨美子 > 孝介の赤くなった顔を見たら悪戯っ子のような笑みをちらりと
いろいろな意味で孝介を満足させる方法は考えてきていると、したり顔
部屋も汚さないし、し! とドヤ顔。

「んふふ、勝手にする」

やっぱり恋人の実家に来たらこういうのが
醍醐味だろうと考えている
後は、お義母さんから孝介の好みの味を聞き出すとか

「ん、分かった……ちゃんと聞く」

普通に見ればいつもの笑顔なのだけど
いつも見ているこっちからすると、寂しそうな、悲しそうな
そんな感情が見えてきて、何かあったのだろうと小さく頷き。

そうして、恋バナの話になると満面の笑みになって
妹さんへと顔を向けてうなずく。

「いいぜ! 色々と語るからな? 覚悟しとけよ?」

恋バナはしてみたかったことで、うひひと気味の悪い笑みをしながら
うなずく。孝介の性癖は流石にバラさないけど、もしかしたら
翌日妹さんからニヤニヤとした顔で見られるかもしれない。

「えへへ、孝介が良いっていってくれたらだけど」

照れくさそうに頭をかきながらそう言うものの
お義母さんから頭を下げられたのなら「此方こそいただきます」
とかどこか変な返答を返す。
顔が真っ赤で恥ずかしそうな孝介とはまた違って、楽しそうな笑みを絶やさずに

「はい! 幸せにしてみせます!」

撫でてくれる手は温かくて、孝介のものとはまた違ったもの
頭を押し付けながら、慈愛に満ちた表情を見上げて。

「……えーと、一枚だけ」

そんなに見られたら出すしか無くて
スマホの中から、一枚の画像を選ぶ。
途中、隠し撮りだろ、と突っ込まれそうなほどに
孝介の写真があったけれど、見せたのは小学校に上がりたてだろう
写真で、腰までの長い髪をたなびかせてピースサインを笑顔で送っている。
幼い写真は、今の面影を残して、生意気そうに見えるかもしれない。

霧島 孝介 > 最近は美子と一緒にいる時間の方が多く
何となく、表情で何を考えているのかわかってしまう。
これは…何とか音を抑えないとな、と考えて。

「ん、全く…」

美子の笑顔に、こっちも笑顔になって
顔の赤みも引いて、優しい視線を向ける。
その様子を妹と母はニヤニヤとみていたが、口を挟まずに

「ありがとう…好きだよ、美子」

美子の言葉を聞けば、安心したように息を吐き
ソファに座りなおすフリをしながら美子の耳元に顔を近づけて
小さく、囁くように呟いて

霧島ファミリー > 妹「覚悟は出来てるよ…!!」

むんっと手を前に出して、キリっと真剣な眼差しの妹。
割と兄妹仲は良くて、兄の事を結構知りたい様子だ。
同時に美子ちゃんともっと仲良くなりたいと思っているコミュ強の妹なのであった

妹「いいって言うはずだよ!いいよね!?お兄ちゃん!!」

美子の手をぎゅっと握って、ものすごい剣幕で兄に迫る妹。
母も、断ったらどうなるか…とすさまじい顔で息子を見ている。
そんな孝介は「断るわけないじゃん」と引きつった笑顔をしつつも、真剣な瞳で

美子の言葉にニッコリ顔の母。
そして、スマホの画面を覗く3人家族。
途中の隠し撮りの写真に頭を抱える孝介だが、小学校の美子が出てきて

妹・母「ええーーかわいいーー!!」

女性陣大はしゃぎ。
一方孝介も「髪長かったんだね、かわいい」と笑顔を向ける。
生意気そうだが、快活に笑う美子にメロメロになる3人であった。
こういう所は家族全員、似ているらしい。