2022/04/17 のログ
■八坂 良彦 > 「困ってる相手がいたら、どうにかしたいとは思うけど、まあ、出来る事は少ないけど。
まぁ、基本的にはそうだな、見回りだって、此処で何か起こって無いかの確認の意味が強いし」
魔物や怪異の発生に関していえば、早く判るに越したことは無く。
先に発見すれば何かしらの対処もしやすい、そんな感じで見回りをしているのだが。
「…んー、いや、責任感なのかな…後、一応これでも17歳なんだけど。
分かってているのか…うーん、それだと、あんまり言っても仕方ないか。
あぁ、確かに普通あんまり人が来る場所ではないよな」
子、という言葉に苦笑しながら年齢を述べて。
少なくとも相手が、此処にいる事を望んでいるし。
人目に浮かない場所だから、何かおかしい事をしている様子もないのであれば。
こちらが、余り干渉できる事もなく。
見上げた時に見えた、空に打ち上げられた矢が光になって降り注ぐ光景をもう一度上を見上げて、確認する。
何らかの異能なのか魔術なのか、判別は付かないが、少なくとも悪い感じは受けない。
「んー、ちなみに、居ない方がいいかな?
何か儀式でもしてるような感じにも見えるし、人目がない方が良いっぽかったけど」
そういって、首を傾げる。
■セレネ > 「困っている相手からすれば、君のその想いは有難いものだと思うよ?
まぁ私は今現在困っている事はないけれど。」
何かあってからでは遅い事もあろう。
その気概は素晴らしいものだと思うが、今現在は必要としていないものだ。
「あぁ、いや。私の言う”子”は子どもの事ではないよ?
”人の子”という意味だ。君が人間だからね。
偶には人の居ない静かな場所でゆっくり過ごしたいってだけさ。」
己的には、アウトドアで一人ゆっくり過ごしに来たのと同義。
子という言葉に関しては、口元に苦笑を浮かべて意味を述べる。
決して彼を子ども扱いしている訳ではない。
降り注ぐ月光の雨は、数秒。
人の身にも自然にも害を及ぼさないものだ。
「んー。儀式とは些か違うけれど、やりたい事はもう終わったから。
あとはゆっくり月の光でも浴びようかと思うくらいだし、
君が居ても居なくとも私は構わないかな。
君が何処か、別の見回りに行くのなら止めはしないよ。」
現状、危険な所は何一つないから。
どうするかは相手次第と、それだけを。
■八坂 良彦 > 「んー、そうなのかな、あんま気にしたこと無かったけど。
うん、それは話してて判ったかな」
相手と話していて、少なくとも困ってるいない事は判った。
ともすれば、ある程度の場所は見たので、時間はあって。
「あぁ…ごめん、普通に俺が意味取り違えた。
なんか、あれだ…神様とかそういう存在が、子らよとか、言うそんな感じなんだ。
そっか、んー、そうすると邪魔しちゃったかな」
意味の取り違いに、素直に謝って。
相手の話を聞く限り、邪魔になったかな、と困り顔。
その後の言葉で、少し安堵したのか。
「ん、そうなんだ…。
…んー、そうしたら、少しだけ休憩させて貰っていいかな。
一人でまわりまわってるのも、飽きるというか、ちょっと疲れるし。
小腹もすいたし…えーと、此処で何か食べても問題ないかな?」
背負っていたリュックを、前に持ってきて、首を傾げる。
■セレネ > 「君が困っている時に誰かから手を差し伸べられたら有難いとか、嬉しいとか感じるだろう?」
例え手を差し伸べた本人の力が及ばずとも、それだけで嬉しいと思うのではないか、と。
それだけで人は救われるものだと告げる。
「いや気にしないでくれ。確かに私も少し言い方が悪かったね。
うん、そうそう。その通り。
本当に邪魔をして欲しくないのなら、人避けの魔術を使っていたよ。
だから君が悪く思う事は無い。」
言葉は便利な反面、人によって受け取る意味合いも異なるもの。
それを悪いとは思わないし、むしろ面白いとも思うので全く気にしていない。
「此処にある自然を害しないのならご自由に。
そもそも此処は私の私有地ではないから、君が休憩しようと私が異を唱える権利はないよ。
偶々先に居た客が私だっただけだ。」
相手がリュックを前に抱えて問いかけてきた。
己が何を言える訳でもないので、好きにすると良いと告げる。
弓を消し、休憩を取る相手へ近づきつつ。
しかし水面の上からは出る事は無く。
■八坂 良彦 > 「あぁ、それは、うん、嬉しく感じると思う」
確かに、困っている時に、助けがあれば嬉しく思うし、相手に感謝を抱くだろう。
告げられると、なるほど、と頷いて。
「いや、そのさ…子とか、そういう言葉に過剰に反応する俺も、問題なんだよなぁ。
あぁ、それであってるんだ。
そっか、そう言う魔術使えるなら確かに使うか。
了解、わかったよ」
自分の背も含めた小ささを、少し苦笑しながら言って。
その言葉から、最初見た印象通り、天使か神とかの系統なのかぁ、とすこし思いつつ。
「何もないのに、自然に何かしようとは思わないかな。
確かにそうかもだけど、そうそう、先に居たのはそっちだしさ、一応聞くのが礼儀かなって。
とはいえ、少し休ませて貰うよ…んーと、人が食べるものとかって食べたりする?」
リュックサックから、紙袋に何個もはいった、丸い一口サイズのホットケーキの様な物を取り出して、相手をみて、そう尋ねる。
■セレネ > 「過剰にとなると何か君がコンプレックスに感じる事があるのかな。
問題だと思うくらいには自覚する程に。」
以前も思ったが、確かに相手の見た目は小さく実年齢より幼く見える。
彼自身、それを劣等感と捉えているという事だろうか。
相手の想像通り、己は神族であるが。
問われない限りは自ら口にする事は無いだろう。
「人の文明が進むにつれ、自然は消えていくものだ。
…君が自然を大事にする子で安心したよ。
――うん?まぁ、人の子が食べられるものは私も食べられるけれど。」
相手の傍まで歩いて行けば、片膝をついて首を傾げる。
彼が取り出したのは一口サイズの焼き菓子。
…もしや己に分けるつもりだろうか。
「君の気持ちは嬉しいけれど、それは君のものだろう?
貴重なエネルギー源じゃないか。その気持ちだけ受け取っておくよ。」
フードの奥の、彼からは見えない蒼を緩く細めて。
遠慮する言葉を一つ。
■八坂 良彦 > 「あー…まぁいいか、身長関係とか含めて、外見ちょっと気にしてはいるかな。
とはいえ、家の家系は第一子がこんな感じみたいなんだけど」
なんでか知らないけど、基本身長とかが変わらず、若い状態が長いと、そんな話を。
祖父は身長とかはまだしも、老けては居たのである程度まで行けば加齢はするらしいと。
それのついて、気にしてるので、そう言う言葉に反応しやすいという事を、苦笑しながら。
「あー、まぁ暮らしやすくするのに森拓いてとかしてきてるし。
少なくとも自分から進んではしないかな」
そうして、菓子を渡そうとして、続く言葉に、
「んー、そっか…それじゃ、そうさせて貰うわ」
その言葉に、頷いて、自分の口へ、焼き菓子を放り込んで。
んー、と喉をならして、飲み込んで。
そうして、袋にあった菓子を、どんどんと食べていく。
■セレネ > 「ふむ。遺伝となるとまた難しい問題だね。
私から見ると、人それぞれ外見に違いがあるのは面白いと思うのだけど。」
彼の家系、特に初めの子は老けにくいという事だろうか。
今が若いからこその悩みとも取れるが、本人にとっては真剣な悩みだろう。
見目より中身、と言うのは簡単だが、それで納得するなら苦労はすまい。
己の遠慮の言葉に頷いて焼き菓子を食べていく様を楽しそうに眺めては
「君はよく食べるねぇ。
見てる此方が気持ち良いくらいだ。」
菓子を喉に詰まらせないか、少し心配だが。
みるみるうちに消えていく焼き菓子に、蒼を丸くした。
己だったら、体重を気にして食べられない量をこうも易々と食らっていく様に少し羨ましさも感じた。
■八坂 良彦 > 「遺伝なんだか、他の理由があるのかは俺も知らないんだけどさ。
うーん、なるほどなぁ、そう言う考え方もあるか、まぁ同じ人間がゾロっといてもイヤだわな」
それぞれ違うのがという言葉には、なんとなく納得して。
人の意見を聞くと、やっぱり何かしら発見があるなぁと、思いつつ聞き入れて。
菓子を食う様子に、何故か褒められて。
「あぁ、結構食べる方だとは思う、甘い物も好きだし。
偶にそういう風にいわれるな、あとは何でそんな食って太らないんだ、とか」
特に女性からはなぜ太らないんだと、言われ。
男性からは、育たないのが不思議だ、といわれるよ、と。
筋肉はしっかりつくが、贅肉にはならないのは、体質よりも、毎日の運動量の問題だと、答えるのが常で。
実際、朝早くから寝る直前まで何かしら運動をしている事は多い。
■セレネ > 「遺伝以外の理由があるなら、君の家系を紐解けばもしかしたら理由が分かるかもしれないね?
うん、そう。だからお洒落もするし身嗜みにも気を遣う子も居る訳だ。
周囲から見られる自身を少しでも良く見せようとする為に。
或いは、人より違う外見で自身を目立たせようとする為に。
君のその身長や実年齢より若く見える見た目はデメリットでもあるが、
使い方によってはメリットにもなるかもしれないよ。」
自身の持つ武器をどう使うかはその人次第だ。
「武器」は何も魔術や異能、その他の技術だけではない。
外見だって使い方によっては人を欺く武器になり得る。
それを知っているからこそ、彼の持つその武器を無駄にはして欲しくはない、と。
「ハハ、食べても太らないのは体質か、若しくは食べたカロリー以上に動いているか、かな。
尤も、脂肪より筋肉の方が重いんだけどね。」
若いうちから身体を鍛えすぎると成長ホルモンが正常に働かないとか、何かの文献で読んだ記憶があるが。
以前見た腕からでも、彼の筋肉量は十二分に知れたので
太らない原因はそれだろうと予想は何となくつく。
■八坂 良彦 > 「うーん、家系の事かぁ、一応神社関係の家なのは知ってるから、調べるならそっちからかな。
ふむ、何事も使いかたと、活かし方って事かな。
まぁ、簡単に考えれば、高い所とか普通にしてると届かないとかがデメリット。
狭い場所でも簡単にはいれるのがメリット、的な感じかな」
言ってる事は大雑把だが、体格的に言えば、ある程度はあっているのかもしれない。
他にも考えればあると思うが、ぱっと浮かんだのがそんなあたりで。
恐らく、誰かに相談すればもっといろいろと出るんだろうな、とすこし考えて。
使い方次第でという言葉には、なるほどとうなずく。
「多分動いてるのが大きいとは思う、普段よほどの理由がないと足で移動するし。
あぁ、それはよく言われるなぁ、思ったより軽いのなんでだって」
先ほども、近づく時は走っていたし、一応空を飛べるレベルではあるが、ほとんど使うことは無い。
軽い理由までは、全く分からず首を傾げる。
■セレネ > 「そうそう、使い方と活かし方が大事だよ。
君が自分の外見や身長をどう使い、活かすかは君次第だけどね。
…うん、まぁそういう事だね。」
自分には思いつかない事は、素直に他者に頼る事も悪い事ではない。
それにしても随分と、彼は自身の事を喋るようだ。
己には到底真似できない。
「人は普通、便利な方を優先して使うものだと思うけれども。
君は余程身体を動かすのが好きなのかな。」
身体が軽い事に関しては、さて何だろうなと己も首を傾げる。
それも異能のせいだろうか。それとも何か別の理由だろうか。
――そんな他愛のない話をしながら、彼の休憩が終わるまで
暫く色々と会話をして。
相手がまた別の場所に見回りに行くなら、己は緩く手を振ってその小さな背を見送るだろう――。
■八坂 良彦 > 「うん、そっか、確かにそう考えたほうが気は楽かも、ありがとう。
まぁ、使いかたとかは他にないか考えてみるかな」
最近は頼る相手や話す相手が増えた気がして、そのせいか色々と考え方も変わってきている感じを持っていて。
今色々と気づきを与えて貰った事に、素直に礼を述べる。
「使う所は使ってるけど、雨除けとかは普通に風の膜使うし、
あー、ちっちゃいころからそうだったから、好きとか以前に動かさないと落ち着かなくて」
頭に残っている言葉に、1日修行をさぼると取り戻すのに3日かかるってのがあってと、苦笑しながら。
そいった言葉などが体を動かす原因とかかも、と。
そうして、色々と気分転換と休憩を終えて、名も知らぬ相手に、最後にきちんと一礼して。
気を付けて、と言葉を残して、また見回りに戻っていった……―――。
ご案内:「転移荒野 月の湖」からセレネさんが去りました。
ご案内:「転移荒野 月の湖」から八坂 良彦さんが去りました。