2022/08/21 のログ
ご案内:「常世夏祭り」に修世 光奈さんが現れました。
ご案内:「常世夏祭り」にジェレミア・メアリーさんが現れました。
■修世 光奈 > 光奈はお祭り…というよりにぎやかなことは好きだ
人が笑ったりする声が聞こえると自分まで楽しくなってくる
学業を修め、異能の制御も変わらず完璧であったことから卒業扱いにはなったが
特に島を離れなければいけないというわけではなかったため、そのまま光奈は彼と共に島に居る
学び続けることもできるし、さてどうしようかと悩んでいる時期
ともあれ、今日はそんなことは気にしない
帯でぱちんと留めるだけの簡単浴衣を身にまとい、学生街の近くで行われている夏祭りにやってきた
浴衣はヒマワリをポイントにしたくるぶしあたりまでの丈のもの。足元もからころ鳴る下駄で雰囲気ばっちり
ついでに、もうロングと言って差し支えなくなった髪をアップにまとめて特別感をアピールだ
…ミニスカ浴衣など面白そうなものもあったけれど流石にやめておいた
夏祭りとは言っても、学生が主催であるからか非常に元気がよく
あちこちで声が聞こえ…ハロウィンの時のような賑やかさで出店もゲーム系から食べ物系まで数多く出ている
最後は花火も上がるらしいのでそれも楽しみ
「キッドー。あっちに金魚すくいあったよ。やってみない?」
外ではまだ一応キッド、と呼んではいるが別に面倒だとは思っていない
そのどちらも彼なのだから
ぽんぽん、と彼の肩を叩いて屋台を指さしてみよう
■ジェレミア・メアリー >
昔はこういった行事には来る気はなかった。
でも今は、すっかり仕事の合間を縫って彼女と共に来る機会も多くなった。
「何時も通りでいいよ。隠してるわけじゃないし、同僚にはまぁ……」
あんまり見られたくないとはいえ、既に知ってる人は知っている。
ちょっと職場でからかわれるのは癪だけど、聞き流してはいるつもりだ。
"そんな事"よりも、彼女にいつも通り呼んでもらった方がいい。
カラン、と履きなれない下駄におっとっと、とバランスを崩しつつ振り返る。
「光奈の浴衣、似合ってるね。ヒマワリ?ソレ」
だとしたら、明るい彼女らしいチョイスではある。
ふ、と口元を緩めながら何気なく辺りを一瞥。
並び立つ屋台に行きかう人々。この前は私服だったが
今日はせっかくだ、と気分を変えて浴衣姿。
と言っても、模様もない灰色にシンプルな男物。
いざ、という時に帯にはちょっとしたものを忍ばせているが
使う機会が来ない事を願うばかりだ。非番の時位、ゆっくりさせてくらい。
「……にしてもコレ、歩きづらくないかな?
この浴衣だってなんていうか、スースーするというか……ニッポンじゃ普通なの?」
■修世 光奈 > 「そーお?じゃあミアにするね。私としてはーどっちも好きだけどさ」
にこ、と笑ってから浴衣をほめて貰えると頬が緩む
一緒に住んではいるのだが、敢えて待ち合わせ形式で浴衣の柄を秘密にしていたのがよかった
「ミアこそ~和洋折衷って感じでとってもかっこいいよ
ん?そうそう、スース―するのは蒸し暑いからじゃない?多分
…歩きにくかったら掴まってもいーよー」
体格も顔もいい彼が和の装いをするとまた違った魅力がある
浴衣のスース―具合については予想を言ってみる
行ったことは無いけれど、日本はどちらかというと外国に比べて蒸し暑いらしいし
そして、照れずに自然に腕を絡められるようになったのは成長だ
彼の体重が本気でかかってきたら支え切れないけれど、歩く補助くらいなら余裕だ
「私は金魚すくいやりたいけど、ミアは何か気になったものあるー?」
せっかくだから、やっぱり色々遊びたい
じー、と彼を見上げて…やっぱりかっこいいなあ、と口角を緩ませながら聞いてみよう
■ジェレミア・メアリー >
「好きにしてくれていいけど、二人でいるときはそっちがいいな」
せっかくの恋人同士、ひいては家族になる女性なんだ。
どちらも自分と言えども、今は本来である名前の方がいい。
その方が皆に見せてる顔よりも特別感があって嬉しいからだ。
所謂、恋人特権って奴だ。……こっぱずかしくて、口邪言えないけど。
「和洋折衷……そうかな?体系的にどうかと思ったけど
意外とあるんだね。流石常世学園って感じだよ」
「ニッポン特有の……かな?
けど、返って少し恥ずかしい気も……ん、じゃぁお言葉に甘えて」
人間の中では体格に自信はある。
大柄の男性用にあるものか、と思ったが
人間よりも大きな亜人がいるような世界だ。
たかがその程度なら、問題ない揃えれるのには流石だと思う。
そういわれるならお言葉に甘えよう。
体勢を崩さないように寄り添いつつ、二人の体温を密接させるようにゆっくり歩いていく。
カラン、コロン。下駄の音に妙に揺らされる琴線。
成る程、ワビサビって奴なのか。
「いいよ、光奈の行きたいところに合わせる。いこっか、金魚すくい」
あっち、と顎で指して二人でゆっくり歩いていく。
夏場だというのに、こうしていると何故だか暑さも気にならない。
■修世 光奈 > 「あーいう人?も居るしねー。服屋さんとか大変そう」
大きく広く作られた屋台通りを行く鬼のような存在を横目に歩く
きっちり甚平と下駄を着こなす鬼は妙にこの場に合っている…
「色気も特別感もあっていーよー。
…本当は一人でたんのーしたいぐらい」
自分の中にこれほど独占欲があったのか、と思う毎日
彼がおしゃれをしてくれたり、こういった場に合わせた格好をしてくれる度に…
人に見せるのはちょっとヤだな、とか思ってしまう
どうしても生まれる襟元が開いた空間とかつい顔が熱くなりそうだ
「もー。別にいいけど、何かあったら言ってね?」
相変わらず彼は私の希望を優先してくれる
それは嬉しくもあり、ちょっとだけもどかしくもあり
遠くから聞こえる涼し気な祭囃子に交じって二人でからころ音を鳴らしながら金魚すくいの屋台へ
早速、やりたいでーすとアピールして一人分の料金を払う
しかし…
「む、よ、とりゃっ、は、はやい…」
異能使用あり、という環境で鍛えられたからなのか金魚が異様に手ごわい
ポイをそっと水面に差し込んだだけで元気よく逃げていく
せっかく掬い上げてもびたーーん、と跳ねて水槽に戻る始末
結局何とか一匹を掬い上げ、飼う予定はないため戻しておこう
「見た?ミア。あの金魚すーっごく手ごわかった…」
肩に力が入ったため、下に向けてんー、と伸びをしつつ
それでも楽しかったから、ニコニコ笑顔で彼にまた寄り添おう
■ジェレミア・メアリー >
「確かにね。技術屋さんは大変だ」
それでも世界の文明は常に進化し続けている。
安定期となった今でもずっと、だ。
技術職には頭が上がらない。立場上、世話になることも多いもので。
「……それは、まぁ、また"後で"ね?」
軽く咳ばらいをしつつ、あやす様にぽんぽん、と頭を撫でておいた。
彼女のやわな黒髪を撫でつつ、少し指先で堪能。
ちょっとその言葉にドキリ、と胸が高鳴ったが、此処は余裕を見せておく。
どうせ、帰る場所は同じなんだ。堪能したいというのはこっちも同じ。
"後で"沢山、お互いの姿を確認できる。
「ハハ、わかってるよ。頑張って、光奈」
という訳で隣でお手並み拝見。
水槽の中で泳ぐ鮮やかな赤色の金魚。
とても活きがいい。……活きが良すぎない?
伊達に異能者相手に逃げてるわけじゃないのか。
今なんか高速移動しなかった。流石にちょっと口元一文字。
「……かなり凄かったね。よし、ちょっと僕もやってみようかな」
せっかくだから挑戦だ。
挑戦料を払い、目を細めて泳ぐ金魚たちをとらえる。
……狙いは一点。あの動きの悪そうな金魚だ。
逃げる前に、逃げる位置を予測して……────。
「それっ!」
ジャストフィット!
「よし!……あ」
ばり。濡れたせいで勢いに耐えきれず網が破れてしまった。
ぽちゃん。何事もなかったかのように金魚は泳いでいる。
ちょっとはにかみながら彼女の方を向き直り、頬を掻いた。
「結構難しいね、コレ……」
■修世 光奈 > 「…ミアの髪フェチ。
……ん、後でね」
髪に触れられると、軽口を言いながらちょっと口をとがらせてしまう
彼が喜ぶのならと伸ばしたし、しっかりケアもしているから触ってほしくはある
けれど感触を確かめるみたいにされるとどうしても照れがある
…首筋も近いし
胸を高鳴らせながら挑んだものの、金魚に負けたといっても差し支えない結果だ
次に挑戦したミアは…流石に目がいいからか完全に動きは捕らえていたものの、ポイが破れてしまった
頬を掻く彼にまた寄り添ってにんまり
「惜しい!。そうそう、紙が柔いから難しーんだよね」
私も何度かお祭りは体験しているけれど未だに破けるし
遊んだ経験が少ないミアなら、破れてしまうのも仕方ない
…ただ彼なら何度かやればひょいひょい掬いそうだけど。
「ふふーん。でも、私は一匹掬ったから私の勝ち―。次は焼もろこし食べよ!」
奢ってもらうつもりは無いが、まだ彼の行きたいところが無いなら次に行く屋台の決定権を貰おう
丁度良い焦げ目がついた焼もろこしがターゲットだ
お祭りは一期一会。見かけたら飛びついちゃうのが礼儀!くらいの勢い
あとどれくらいこうして無邪気にいられるかわからないから
一秒でも無駄にしたくない
■ジェレミア・メアリー >
いけないいけない。
ちょっと流されるとお互い目に映るものが固定されてしまうんだから。
共依存というか、独占欲と言うか。嬉しい事には違いないけど
流石に人前では恥じらいが勝つ。頬を掻いて、軽く咳払い。
「よく出来てるよ。ああいう商売してるんだ」
水に湿気るだけで破けやすくなる。
だから金魚の体重に勝てずに破れたり
力むだけで金魚がリターン。繊細なコントロールが要求されるらしい。
屋台と思って舐めないほうがいいかもしれない。
次は頑張ろう。心の中でぐっと決意。
「そういうことにしてあげるよ。ん、行こうか」
カラン、コロン。えっちらおっちら。
如何にもこの履物にはまだまだなれない。
ちょっと慣れてきた…気もするけど、まぁいいや。
彼女と引っ付いていられる理由になるなら、それでいい。
そうして今度はお揃いの焼きトウモロコシ。
イイ感じに焦げ目と香ばしい匂いが食欲をそそる。
「ん、美味しそう。はい、光奈」
すい、と差し出す焼きもろこし。あーん。
■修世 光奈 > 本当、ナチュラルにああいうことしてくるんだから油断ならない
きっと密かにミアを狙う女子も少なくは無いのだ
しっかりアピールしておかないと
金魚すくいもトウモロコシも、価格はやっぱりお祭り価格だけれど
それはそれでお祭りっぽくていい
香ばしい匂いが何ともおいしそうだ
歩いているとき、私にかかる体重が少なくなったから、もう下駄に慣れてはいるみたいだけど
私がひっついていたいから、もう少し甘えちゃう
「…あーん」
そういうスマートなところが!とか思いながら
できるだけ小さく口を開けてしゃくり、とトウモロコシを齧る
トウモロコシの甘味と醤油が混ざり合って口の中ではじけていく
歯に付かないようにしっかり口内を確かめてから
「おいしー♪ほら、ミアも!
あとかき氷でも買ってさ、花火見に行こうよー」
食べて食べて、と促して
今更間接キスなんか気にする間柄でもないし
そろそろ、花火の時間だ。
■ジェレミア・メアリー >
「……カワイイ」
むしゃり。噛り付いた姿は何処となく小動物めいている。
見ていて可愛らしいと思うのはひいき目か。
いや、なんだっていい。実際可愛いんだから。
彼女がかじったトウモロコシを齧り、綺麗にこぼさないように
ゆったり齧っていく。…うん、この独特の甘みと調味料がとてもいい。
「オッケー、行こうか。僕はブルーハワイに……練乳かな。光奈は?」
忙しない気もするがそれもまた楽しいものだ。
かぷり、かぷりとトウモロコシを咀嚼しながら
二人並んで歩いていくカキ氷屋台。なんだかここだけ冷気が見えるぞ。
技術と言うか魔術と言うか、なんとなく本格的だ。
とりあえず自分は大きめの器に盛ってもらおう。
男の子、結構食べ盛り。
とりあえず削ってもらっている間にちらりと
花火見学にちょうど良い方には…既に結構な人だかりができている。
やはり皆、考える事は同じらしい。
「もう結構いるみたいだけど、あいてるかなぁ」
なんて、ぼんやり。
■修世 光奈 > 「…さ、流石に照れるんだけど…。口とかについてないよね…?」
そんなに食べるところを見て面白いのかな
彼は目がいいから、情けない姿を見せるわけにはいかない
彼の前ではできるだけ可愛い私で居たいし
…結構だらしない姿も見せてしまっている気がするけれど
ただまあ、それはそれとして
「私はイチゴー!練乳もくださーい!あ、カップは小さめの方で」
物理的に滅茶苦茶冷えている屋台に近寄り、2つかき氷を注文
鉢巻をしっかり巻いた店番が氷の前に立ち、魔法か異能かはわからないけれど風で細やかに、ふわっふわにかき氷を削っていく
カップに煌めく氷の上にそれぞれシロップをかければ、おいしそうなかき氷を手渡される
それを堪能しながら、花火の方へ向かえば…彼の言う通り結構な人だかり
もちろん、人の中で見てもいいけれど…
「―――――――………。」
じ、と辺りを見渡す
人の流れ、それらからわざと外れる二人組
「ミーア。こっちこっち」
ミアの腕を軽く引っ張って、誘導しよう
うん。予想通り。…見かけた二人が男女だとわかれば後は追いかければ…
私も知らなかったけれど、誘導した先には静かに花火を楽しめるスポットがあった
誰が建てたのか、ちょっとした高台になっており…植えられた木に隠れて道がわかりにくいのと薄暗いからかカップルがいっぱい
「…えへへ。雰囲気いーね」
これならイチャついてもあまり迷惑はかからないだろう
ぎゅ、と強めに寄り添って…空を見上げて花火を待つ