2023/04/06 のログ
ご案内:「Free1」にユジーン・エリクさんが現れました。
ご案内:「Free1」に斎川蒔さんが現れました。
■ユジーン・エリク > (緩やかな午後の日差しを浴びて、練習で搔いた汗を軽く流すように中庭にある水道で黒髪の鬘を外し元々の色である色素の薄い銀髪に近い金髪を晒し頭から水を浴び蛇口を閉じては手近なタオルを取って髪を拭いてまた鬘で色を隠す。着替えなどが入ったスポーツバッグを肩に引っ提げ桜の下へと移動し先にバッグを置いて袴を捌いて腰を下ろし視線を桜に移しつつ煙草を唇に挟み火を点け紫煙をくゆらせ幹に寄りかかり、ゴソゴソとバッグを漁りプラスチックのカップと酒瓶を取り出す素行不良の男はカップにワインを注いでタッパーを開けチーズを摘まみつつワインを堪能)
■斎川蒔 > (もうスプリングコートも不要になった気温は、自分には少し高すぎる程だ。暑い、というには流石にまだ早いかもしれないがもう数度上がれば口にせざるを得ないだろう。さて、今日の放課後は何か予定があっただろうか。夜には出かける用件があるのは確かだが、などと考えながら校舎をバックに足を進めていると視界に見覚えのある顔があるのに気づいた。特段歩を早めるでもなく近づいていく。彼の視界に影を落とす頃、一度満開の桜を見上げてから目線を戻し)……人目とか全く気にしないタイプなんだな。結構うちの上層部は厳しいと思うけど。(おそらくはまた極上の上をいくのだろうワインを指差し)
■ユジーン・エリク > (靴音が聞こえても気にせずに紫煙を吹かしワインとチーズに生ハムを堪能して居れば視界に影が差しフッと上へと向ければ先日屋上で知り合った顔が其処にあった、続いた言葉に唇を不敵に歪めつつも視線は穏やかで無言で隣を叩き座るのを促す)上層部がどんなに目を光らせても、俺の素行不良は周知の事実だからね。今更、更生したように見せる方が不自然だし教師の弱みは握っておくに限るとは思わないか?こんなにも美しい桜が散る前に花見をしたいと言う気持ちがあるのだし構わないだろう…其れともマキは俺に更生でもして欲しいのかい?(恐らく何も言わずに隣へと座るだろう相手と目線の高さが交われば胡散臭い笑顔で訊ね、バッグからプラスチックのカップを取り出し相手に押し付け。酒瓶の代わりに水筒を取り出せばそこに香り豊かな冷たいアールグレイのアイスティーを注ぎ、紙袋を取り出し相手の膝に乗せれば己は煙草を銜え直し薄いピンクと青い空のコントラストを楽しむ。紙袋にはチョコチップマフィンが入ってるだろう)人目を気にするマキには其れがお似合いだね
■斎川蒔 > まあ、…確かにユジーンという名前はよく知られているようだったな。今更取り繕う理由はない、か(風紀委員に属する自分が委員を管理する側の生徒に探りを入れたことを隠す素振りもなく口にする。そのくらいに興味を引かれた、とも言えてしまうわけだがそんな事は隠すような人間では己もまた、ないのだ。招かれるまま、時折薄桃色の花弁が落ちてくる木の根元に腰を落とし)あんたは全教師の弱みやら秘密を握ってそうだな。まあ、俺も風紀委員だけど、公の場でもなければ別に何も言う気はないよ、(言葉の途中で相変わらずのカップと紙袋を渡される。注がれたものは香りのよく立つアイスティーのようだ。紙袋の隙間からはチョコレートの香りがする)ああ、確かに。人目を気にしているわけではない…と思うんだけど、うーん……そういうことなんだろうか。考えたこともないな。(戴きます、と紙袋を軽く上げてからアイスティーをこくこくと飲み込み、美味そうに一息つく)
■ユジーン・エリク > おや、俺の事をあの後少しは調べた様子だね。特段隠す事も無いので存分に調べてみてくれたまえ、きっと面白い事が解るだろうからね?若しかしたら入学式前の俺の写真が見つかるかも知れない、本当の俺の写真が。まぁ、調べたと言う事は多少興味を持ってくれたと都合のイイように解釈をしておこう(ヒラリヒラリ舞い散る桜の花弁へと白人の白い手を伸ばし、掌に乗る其れを眺め何処か遠くを見るような視線を空に投げ。暫くして隣の男の視線を真っ直ぐに受け止めて悪戯に笑う)全教師だけで済んでればイイんだけれどもね?弱味や秘密は暴くからこそ愉しい、暴いてしまえば何にでも使える便利なツールの1つでしかない。複数握るのが1番効率的だ、俺を更正させられる人間はきっと居ないさ。まぁ、人目を気にすると言う言葉は建前で以前マキは俺の淹れた紅茶を飲んでみたいと言って居ただろう。部活用に偶然作ったアイスティーが余ってるのを思い出したから其れを渡しただけだ、其れでご感想は?アイスティーもマフィンも一応お手製ではあるのだが(プラスチックカップで飲んだのを見れば一息ついた処で改めて注ぎ、小瓶のブランデーを垂らすオイタを仕掛けておく食えない男は愉しそうに瞳を細めた)
■斎川蒔 > そりゃあねえ、…人の居ない屋上とは言え校内で、ホストクラブでも出ないような希少ワインをプラカップで飲んでる高校生に興味を示すなと言う方が無理ってものだろ。(入学前、と言われて一瞬思い描くが別に興味を引かれないことに気づいた。興味があるのは今、眼の前に居る彼だということなんだろう)更生不可能だけど、部活は規律厳しい弓道なんだ。そういうのって結構好みだな、どっちかに偏るのは好きじゃない。(あ、これ、手淹れ?とカップを持ち直して、注ぎ入れてもらった紅茶を改めて味わう。集中して飲んでも美味いのは変わらなかった。紙袋からひとカケちぎって出したマフィンも丁度よくしっとり、それでいてサクホロ、ん、美味いと頷いた)あ、俺、飲み物はなるべく混ぜ物無しがいいんだ。でなければチャイみたいにがっつり混ぜる。
■ユジーン・エリク > ホストクラブでも出ないような希少ワインをプラカップで飲むのも乙だろう?そんな理由で興味を持たれたのか、其れとも…(彼の傍にある手を持ち上げて人差し指を近づけ、避けられなければそっと相手の唇を指先でなぞり意地の悪い顔を浮かべ呟く。ワインの後の此方で興味が?と静かで穏やかなようで実は少し冷たい声音)更生不可能でも好きな事には打ち込みたいタイプでね、規律が厳しくとも所作が美しくなるのは日本武道のイイ処だと思ってる。因みに茶道部も兼部してるよ?偏ってる男は俺もう好きじゃないね、偏りがあると言う事は中身も魂も偏ってると言う事。落としたくなるのは…崩したくなるのは其の真面目そうな仮面を被ってるマキのような男の顔だ、引き剝がしたくなる(物騒な言葉を朗らかに紡ぐ男の顔は何処か挑発的に見え余裕すら見せてるのかも知れない、アイスティーとマフィンを味わってる姿が微笑ましいと思ってしまうのは夜は常に年上と過ごすからなのだろうか)嗚呼、俺も紅茶は混ぜ物厳禁なので気持ちは解るよ。済まないね(相手の言葉に僅か眉尻を下げブランデーを混ぜてしまった紅茶を取り上げて新しいカップにワインを注いで手渡し、チーズと生ハムを勧め反応を窺う)うららかな風に舞う花弁は貴方にも似て…そんな言葉を思い出す、マキの深淵を覗いて見たいモノだね。深淵に覗き返される事だとしても愉しそうだ
■斎川蒔 > 確かに。俺たち、餓鬼だしなあ、(くく、と肩を揺らがせて楽しげに笑う。彼に興味を持った理由はひとつではない。希少ワインも不意打ちの接触もそのうちのひとつだ。じゃああとは何だと聞かれると、「自分のどこが好き化」というの超苦手な質問と同じになるので僅かに眉を寄せて話題をスライドする)あれはどうしてなのか、…神事に繋がる部分があるからか、とは俺なんかは思うけどユジーンは無神論者だしなあ。(ブランデーの加えられた紅茶を気にせず飲む。入れないほうが好きで自分で入れることはなくても飲めないわけではないのだ。途中、すっと取り上げられるカップに目線を向けて、いいのに、と笑い)俺、誰かに見られたらしっついするんだけど、今まで築きあげてきた風紀委員の立場。(これっは葡萄ジュース、と言いながら味わうワインは相変わらず美味い。つまみまで食べては言い訳もきかないのでマフィンで大丈夫、と礼を)俺の仮面だか鎧だかはそんなに分厚くもないよ、あんたみたいには。剥がすのなんて簡単だ。学校から出て、日が落ちてから会えばいい。深淵なんて大層なものはないと思うなあ。
■ユジーン・エリク > 餓鬼では無いと思うけれども、国によって餓鬼扱いされる年齢が変わるのはとても面白い事だね。大人の中にも餓鬼は存在して居て、餓鬼と言うのは年齢基準なのか…其れとも人間性が基準なのか悩ましいね(愉し気な笑いが鼓膜を愉しませる、話題を其処まで深追いする事も無く相手がしたように好きに言葉を落として行く。聞いてしまうのは簡単で、だけどもそんなに簡単に手にした答えはきっと詰まらないから)俺は無神論者ではないぞ、神の存在を否定し悪魔の存在を信じてるだけだ。神様は何もしないから居ると言う前提も肯定も信じて居ないだけで、悪魔の存在を信じてるのならもう片方の存在も信じて居なければ成立はしない…ただ、認めたくないと駄々を捏ねてるだけのお子様と言うわけだ(失墜の言葉には何も言わずに無言で共犯者だろう?と視線のみ送る、煙草の火を消して携帯灰皿に吸殻を放り込み。ワインの銘柄はシャルツホーフベルガーとだけ呟く、其の銘柄を知ってるかは知らないが)風紀員の立場が危ぶまれたのならば堕落してしまえば楽になれる、誰かに見られても責任は俺がとるので無問題。俺のが分厚く見えるのかい?日が落ちて学校の外で逢えば何が見られるのやら、俺の悪い男の顔も観たいと思うのならば今度は夜の繁華街でも散歩するか?お誘いを貰った事だし(チーズと生ハムは辞退されたので己で食し、不意に悪戯心が芽生え手を伸ばし相手のシャツの襟を掴んで振り払われなければ其のまま引き寄せ。イイ香りだなと小さく落とした言の葉は桜の花弁と共に舞い、首筋に顔を埋めては見える場所に態と最初は軽く歯を立て。徐々に力を籠めつつ吸い上げ鮮やかな赤い痕跡を遺しては舌先で舐め上げ顔を離し下から相手の顔を覗き込み、僅かに甘い声音で己の唇を舐め告げる)ご馳走様、本日のお代は頂戴した…
■斎川蒔 > それを言えば、餓鬼っていうカテゴリには2種類あるんじゃないかな。国境をまたげば餓鬼とラインを引かれる年齢も出来ること出来ないことも変わる。ああいう年齢的・法的な意味合いと、思想とか性質による個人の内面によるもの。例えば俺は一応飲酒は16歳以上、ただし家飲みや同伴者がいる場合はそれ以下でも何も言われないという国で育ったけど、日本に来てそれをやろうとは思わない。他者のことをどうこう言う気は無いんだ、公の場以外では。(他者、と言いながら彼の持つカップを軽く指差す)そもそも彼の国だって、自己責任というのがベーシックだからね。あの国では酔っ払ってへべれけになって迷惑かける人間はほぼいない。老いも若きも。ああ、そうか、無神論者とは違うか。悪魔信奉者というとオカルトめくけど。俺はどちらも信じているよ。さっきの話じゃないけどどちらかだけでは世界は成り立たないし、俺の学んできたことが無駄になる。(認めたくないというのは居ると理解しているからこそ。自分と同じように「知っている」のかどうかは定かではないが────そんなところもとても興味をひかれる。呟かれたワインの銘柄は知らなかったけれどドイツワインだろうことは解る。上質な部類だろうこともだ)確かに共犯だし、弱みを既に握られたとも言えるか。んー、なんとなくだけどな。分厚いというよりあれか、剥がすのが難しそうだ。例え薄い衣でも。いやあ、もう充分に見て…───(引き寄せられた襟元とともに上半身が彼の方に傾く。いい香りなのは桜の花びらだろうか、それとも己の愛用するコロンか。夜の繁華街デートは偶然見つけられるのを待つのも楽しそうだが、それではお互いに自由にならないシチュエーションかも知れない。ならば待ち合わせでもするのが妥当だろうか。考えているうちにワザと選ばれたのが丸分かりなキスマークを戴いた、と視線を軽く落とし視線を合わせる)先日も思ったけど、安くないかな、代金。じゃあその繁華街デートとやらで足りない分をお返ししようか。満足してもらえるかどうか定かではないけどねえ。
■ユジーン・エリク > カテゴリーに分類するのなら2つでは足りないような気もする、年齢的法的なモノと身体的なモノに精神的なモノ…他にも性質やら素質やら上げたら切りがないように思える。俺は何処の国に行っても己自身のやりたい事をやると決めてるだけでな、法を破ってるのは重々承知してるよ。誰かに指摘されてもだからと言って辞めるのは、俺の歩む道では存在しないと言うだけで。我が道を行くからには当然付き纏う様々な事も甘受するつもりだ…(ワインが残ってるカップを揺らして何処か言葉とは裏腹に何かに抗うかのような薄く寂しそうに笑った)何方かだけでは成立しない世界なのは知ってるよ、そして何方とも世界の創生に関わってる事も承知の上で敢えて神の存在を認めて居ないだけだ。何だろうね、認めてしまったら屈するような負けるようなそんな気持ちになる。俺の前世はきっと堕天した存在だったのかも知れない(知って居るからこその否定なのだと付け足す言葉は酷く小さかった、神様に幼い頃から祈っても何も変わらなかった現実が在る。其れ故に認めない気持ちが神への反抗心なのだと胸中で苦笑を落とす)見られたら見た人の弱みや秘密を握れば幾らでも握り潰せるだろう?剥がせるのかお手並みを拝見しよう、俺のはカラクリ仕掛けだから怪我をしないとイイけれども(桜の香りより相手のコロンの香りの方が惹かれる、己の香水はジパンシィのキセリュスルージュで邪魔にならない程度に仄かに香るだろうが相手の好みかは不明で。くっきりと付けキスマークは次回に逢うまで消えないで遺れば愉しそうだと遊び人宣言を聞いた記憶から思い態と遺した其れ、合わさる視線に双眸を細め何か文句でも?と軽く首を傾ける)安いと思うのなら繁華街デートで上乗せ代金でも支払ってくれ、何で支払って満足させてくれるのかは知らないが…喰わせてくれるのが1番かもね?(不穏な言葉を遺し色々広げていたモノをスポーツバッグに戻し、相手も飲み終えたなら其のカップも仕舞う。紙袋のマフィンはテイクアウトして貰うとしてそろそろ夜の繁華街で商売をする為の仕度に戻らなければと立ち上がって。相手も共に家路につくのならば分かれ道まで談笑でもしつつ、もう少し相手の事を知りたいと言う気持ちは表情にすら出さぬまま過ぎる時間の速さから一緒に過ごして愉しく安堵する相手だと胸中で想うのだろう────)
■斎川蒔 > ああ、それはそうなのかも。俺は、そうだなあ…基本的に臆病者だからね。法を破る行動は一切しない、とは言わないが、やる時は咎められないように密かにやる。卑怯者とも言う、かな。(ワインの残りを一気に飲んで、空のカップを彼に渡す。前世は堕天そのもの、との仮定には大物だなあと笑った。それはけして馬鹿にするわけでも軽視するわけでもない楽しげなものだと伝わるだろうか)怪我しても手に入る物があるならいいんだよ。ただ痛いだけで終わるのは戴けない。まあ、勝ち負けじゃなくて……双方楽しめるのが一番だと俺は思うんだけどね。(これも楽しむための何かになればいいだけ、と、結構消えるまでには日数が必要そうな痕を指先で触れた)うーん、…そんなに俺が喰いたいのか。確かに俺はどっちでも構わないけどね。同世代って……(無いかも、と僅かに首を傾けた。これは貰っておくと紙袋を掲げて見せ、一緒に立上がる。二度目の会話も存分に楽しんだ。次回もきっと楽しいだろう。それは期待でもあり、確信に近いものでもある。楽しみだ、と共に歩きだし、分かれるまでにはできれば連絡先を交わしたいところ────)
ご案内:「Free1」から斎川蒔さんが去りました。
ご案内:「Free1」からユジーン・エリクさんが去りました。