2020/07/01 のログ
ご案内:「夢の中のような、謎のイメージ空間」に天庭けてるさんが現れました。
ご案内:「夢の中のような、謎のイメージ空間」に槧樋木 コウキさんが現れました。
■天庭けてる > ここは共通無意識の集まる、並行世界の中心。
沢山の「世界」がここには見え、そしてたまに弾けてはきえる。
そこに立つは褐色肌に、ツノを持つ一人の大人の女性の姿(なおイメージ補正)
■天庭けてる > 「久々に見たの、資格者よ、良く来た」
■槧樋木 コウキ > 女性の声で意識がはっきりした。
確か自分は男子寮に帰る途中だったはず……振り返れば、見目麗しい褐色肌でツノという特徴的な姿をした女性がいてびっくりする。
「…こ、こんにちは!」
驚きつつも女性の声に応える形で挨拶をする。
■天庭けてる > 「んむ、挨拶のできる子は嫌いではないの、こんにちはじゃ、そしてはじめまして、じゃの」
ふふ、と妖艶に微笑み、君に近寄る、花のような優しい匂いが、君に届いた
■槧樋木 コウキ > 「はじめまして!ボクはコウキって言います!」
少し気恥ずかしそうに、美しい女性に見える(イメージ補正)にドギマギしてるが、ちゃんと自己紹介は出来た、と内心喜んだ。
■天庭けてる > 「うむ、わしはけてると言う」
微笑むと同時に無数のカードが宙を舞い、浮かぶ、それぞれが多種多様で、君には生きているように見える
■槧樋木 コウキ > 「わぁ…!すごい!」
無数の煌めき、カードの中に揺れる影。
それはどこかの城のようであったり、空を羽ばたくドラゴンのようであったり、翼を休める天使のような人影もあった。
「これは、けてるお姉さんがやってるの?!」
目を輝かせてけてるの方を見た。
■天庭けてる > 「違うのじゃ、これは、世界じゃ、みんな生きておる、おんしが見えるそれぞれが、かつてあった世界の残滓じゃ」
無数の機械が働く世界、悪魔が蠢く世界、人魚が踊る世界などが見え、君に語りかけているように見える
■槧樋木 コウキ > 「世界!!」
授業で触れた事がある《門》の先にあるという《異世界》のことかな、とこの間やった授業を思い出した。
「すごい!『あの時』見た光景みたいだ!」
カードゲームに興味を持った『決戦』を思い出して、また感動する。
「カードはみんな生きてるんだ……!」
■天庭けてる > 「それがわかるからこそ、御主、ユウキは選ばれた、と言うことかの」
カードが舞い、デッキを形作る。
「ユウキ、御主には選ばなければならぬ、世界がある」
手を広げ
「一つは天使らが住まう、白亜の世界」
美しい天使が現れて、君に微笑む
「一つは、赤き炎の龍が住む、紅炎の世界」
翼を広げたドラゴンが、君を見据え
「一つは、黒き闇が支配する闇王の世界」
禍々しき悪魔が君に跪くように
「一つは、海に住まう人魚が歌う、蒼海の世界」
人魚が数人、煌びやかな衣装を纏い、君に唄を捧げる
「最後は、機械と鋼に、正義の心を持つ、銀勇の世界」
パトカーから変形したロボが君に敬礼をして
「御主に一つ、あげようと思う」
決断を、君に語りかけるように告げて
■槧樋木 コウキ > 幻想的。
カードが積み重なる様は世界がカタチを成そうとしているような感じがした。
「選ぶ……」
世界を。この心にあるモノはなんだろうか。
あの時、超えたいと願ったモノは。
ボクがしたい世界は。
「ボクはあんな熱い『決戦』がしたいんだ。 君と、君たちと」
手にしたのは、紅炎の世界のデッキ。
「君に決めたよ」
■天庭けてる > 「うむ、御主は選択した、世界を広げるのも、塗り替えるのも、新しい世界を選ぶのもまた自由、じゃが、世界(デッキ)を裏切る事はせんで欲しい、世界(カード)は御主に答えてくれるからの」
ドラゴンの幻影はフン、と息を吐くように君のデッキに収まり
■槧樋木 コウキ > 「?…うん!任せてよけてるお姉ちゃん!ボクはこのデッキで絶対強くなる!」
小さく握りこぶしを作ってデッキを見た。
「ボクが君を選べたことが嬉しいようにお前にもボクに選ばれてよかったって思ってほしいから!」
■天庭けてる > 「良い子じゃ、ではまた会おうぞ、ワシはこの島におるからの」
頭に手を伸ばし撫でようと
■槧樋木 コウキ > 「わかったよ、ボクこのデッキを使えるようになって、けてるお姉ちゃんと勝負できるようになるよ!」
変わることないキラキラとした瞳で大変美人な(イメージ補正)褐色肌で特徴的なツノを持つ女性に純真な言葉で応える。
撫でようとする腕は気にすることもなく受け入れるだろう。
■天庭けてる > 「ふふ、良かろう、ならば、期待しておるよ」
ふふと、おでこに、何か柔らかいものが触れたような、違うような
■槧樋木 コウキ > 「あ、そろそろ寮に帰らないと行けないないんだけど……」
そう困ったように呟いた…。
■天庭けてる > 「ふふ、これはまあ、夢のようなものじゃ、もう直ぐに」
さらさらと綺麗な光が満ちて、だんだんと姿を消していく世界
■槧樋木 コウキ > 光は満ちて、気がつけば茜色の空―――常世寮の近くの道に戻ってきていた。
「夢……じゃ、ないんだ!」
その手にはカードの束、デッキが確かにここにあった。
「けてるお姉ちゃん、ボクはこのデッキを輝かせるよ」
今日見せてもらった他の世界たちに負けないように!
ご案内:「夢の中のような、謎のイメージ空間」から槧樋木 コウキさんが去りました。
ご案内:「夢の中のような、謎のイメージ空間」から天庭けてるさんが去りました。
ご案内:「研究施設群 羽月研究所」に羽月 柊さんが現れました。
■羽月 柊 >
――羽月研究所。
正面玄関をくぐり、少し開けた庭を進むと、
植物園のようなちょっとしたドーム状の建物が見える。
建物に入るとシン…と静まりかえっている中、
ひとつの部屋に入ると壁に設置してある鏡の一つに男の手が触れる。
すると、鏡はするりと男の手を飲み込み、
男もまたそれに驚愕することは無く…鏡の中へと入って行った。
「ただい、ま゛……っ!?」
その男、羽月 柊が帰還の声を言おうとした瞬間、その声は床に吸い込まれていった。
■羽月 柊 >
何故床に吸い込まれたかと言うと、
大型犬ほどの大きさのもさもさした何かが柊に飛びついたからである。
とっさに腰を打たないように受け身を取る辺り慣れたことだ。
いや、彼の歳で腰に負荷がかかるとそろそろまずい年頃なのだが。
「ああわかったわかった…ただいま。
ご飯はちゃんと食べたか?」
もさもさした何かは丸い羊のような角が生えていて、
二足で立ち上がり、小さな前足には先端が切られ丸くなった長い爪。
ビーバーの尾のような丸い尻尾をぶんぶんと振っている。
ありていに言えば、テリジノサウルスに角をつけて小さくしたような個体である。
その個体が柊に飛びついたのを皮切りに、
施設の奥から彼の帰還を迎えようと
大型犬から小型犬、鳥サイズの竜達が羽月の周りにわらわらと集まって来た。