2020/07/19 のログ
■ラヴェータ > 「違いないな。
...ああ、私はそうなる予定はないさ。
私はただの愚かな狐だ。」
尻尾に触れられながらもなんて事のないように語り続ける狐。
別に撫でられたからと言って気持ちいいなんてことはない。
その方が受けがいいからやっているだけだ。
人間の姿をしているときはそうも言ってられないが。変な目で見られる。
「私の意地が悪い?何を言っているんだ」
初対面の相手に何を言っているんだ。
尻尾の誘惑に勝てなかった葉山をニヤニヤと見つめながら。
■葉山翔一 > 「ならないのか?なんか偉そうだし似合うと思うぞ?」
愚かとは言うが何が愚かなのかは聞きはせず、深く聞くのは悪いと考え。
真面目に話を聞いながらも尻尾に触れるのはやめられず。
それほどまでに手触りはよく、先ほどまでではないが癒し効果はあり。
「意地が悪いだろ。触るのを断れないの知って言ってる辺りな?」
この病みつきになる誘惑に逆らえるはずがないだろうと呆れた目を向けて。
■ラヴェータ > 「神と成ったところで何がある?そんなもの偶像に過ぎんだろう。
何か特別な力を得たところで、私は現状に満足しているからな
まあ偉そうなのは否定せん」
やれやれと、神の権威にも力にも興味はないと。
そんな物を得ようと思う程心理的に困窮していないと。
神に成らねば得られぬ物なぞ欲する輩は如何なる人生を送ればそうなるのか。
私には甚だ理解できない。
何も神になぞならんで良いのに。
「貴様の様子を見ておれば知ろうとせんでもわかってしまうわ。
それに、どうだ?気持ち良いだろう?」
呆れた目を向ける葉山にドヤ顔を見せる。
獣の姿の毛並みと比べて人の姿をしている時の尾や耳の方が大きさの関係などでその触り心地は明らかに良くなる。
これがしたかったのだ。
■葉山翔一 > 「いや、何かあるから目指すんだろう?まあ、信じたい奴は信じるしな。
その特別を欲しいってのが多いんじゃないか?満足してるならいらないだろうけど」
偉そうなのは否定しないには突っ込みそうになるのを耐え。
神の権威も力も求めない姿はすがすがしく見える。
欲張らずにそれなりに生きれればという考えの自分には軍服狐の言葉には同意でき。
「そう言う所も本当に意地が悪いっての……。
気持ちいいし最高の手触りだよ」
ドヤ顔にその通りと認めるしかできず。
狐姿よりも今の方が触れる手触りもより良く、夢中になって触れていて。
■ラヴェータ > 「何かを目指すのは構わんさ
私にだって目指すものはある。ただ、神の力を得なければ手に入らん力なぞ求めて何になる?と言う話だ」
そもそも神の力などという曖昧な力に、そして計り知れない力に頼ろうとする時点で考えが足りない。
なんの力が必要か、それを考えれば神の力なんぞいらないという結論に至るはずだ。
それすらできぬ愚か者が神を目指す、と。そう言いたい。
「そうかそうか。
ところでどうだ?暗いところで女の尻尾を触っている気分は?
周りからどう見えると思う?」
意地悪。
夢中に尻尾を触り続けている葉山に対して現実に引き戻すような発言。
■葉山翔一 > 「そんなややこしいのを求めるよりはハッキリしてる方がいいしな。
俺も目標はあるが神なんてもんに頼ってもな…」
自分が目指す者には神の力とかいう物では全く意味はなく。
そんな神頼みをするならと露店を開いていて。
神を目指すのは怠け者か十分に満たされている暇人だろうと。
「そうだって。
あ……そりゃあれだな……風紀に引き渡すつもりか?」
告げられた内容は理由はどうであれ変質者にしか見えない。
そこまで計算したのかと我に返れば尻尾から手を離して睨みつけて。
■ラヴェータ > 「ハハハ、それはそれでアリかも知れんが
貴様の目には私がそんなしょうもない輩に見えるか?
私が触ってみるか?と言ったのだ。安心するがいいさ売人」
目が濁っていると馬鹿にする、というよりかは安心させる意味合いで。
変に怖がらせても意味がない。それにこいつは売人だ。
みていた限り手慣れている。其れなりのコネがありそうだ。
それにこいつを風紀に突き出したところで疑われるのは私だろう。
第一級監視対象の名は伊達ではない。信頼がないという意味で。
ただ、あまり尾を無理に前に持ってきていても付け根あたりが痛い。
後ろへと戻して。
「名乗っていなかったな。私はラヴェータ。ラヴェータ=ワーフェンダー=クリークラーク。
貴様はなんという?売人」
今更であるが、名乗る。
こいつは私がしたかったことをさせてくれた。礼がわりに名乗ってやる価値はあるだろう。
■葉山翔一 > 「冗談じゃないぞ……正規の生徒になる前に捕まったら意味ないだろうが…。
見えるも何もさっき騙されて今脅されてるようなもんで見えないって言えるか?
まあ、そうなんだが……心臓に悪いな」
完全には安心できないが大丈夫だろうと信じて息を吐き。
捕まってもそうそう面倒ごとにならないとは思うがえらいさんが出てくれば小さなコネでは意味はなく。
そう言う意味では少しでも危険を避けたいと考えるだけに安心しろちう言葉を信じ。
「長い名前だな……ラヴェータって呼ぶぞ?
俺は葉山、葉山翔一だ」
色々と思う所はあるが名乗られれば名乗り返すのは礼儀と名前を告げて。
■ラヴェータ > 「ああ構わんとも。好きに呼べばいいさ。翔一」
初対面の相手に対して名前で呼ぶのはデフォ。
自分の名前が長いことを理解しているからこそラヴェータと先ず名乗るのだ。
「にしても貴様は正規の学生ではないのか。なるほどな。どうりで学生らしくない、わけだ。
なあ売人」
ニヤリ、と意味深な表情を見せてから葉山との距離を近づけて。
今脅しているようなものである。
■葉山翔一 > 「俺もそれでいい。よろしくな、ラヴェータ」
あまりに変な呼び方でなければ呼び方は気にしなく好きに呼んでくれと返し。
「その事で脅そうってんなら逃げるぞ。…名前を教えたんだ、売人って呼ぶなよ」
今度はなんだと意味深な顔を見せて近づかれると反射的に一歩下がり。
今度はなんだと警戒をはっきりと見せて。
■ラヴェータ > 「ハハハ ビビりすぎだ貴様は
なに、私は何もしないさ。報告書にも書かんでおいてやろうじゃないか
感謝することだ」
傲慢に、えらっそーに。
警戒を見せる葉山に対して意味深な瞳の色を即座に冗談を言っている時のものに切り替えて。
先程からあまり大声で笑わないのは、これでも目立つことを避けているからである。
ただでさえ目立つというのに、これ以上騒がしくして目立つのはよろしくないだろうという。
まあ、配慮である。
「さて、私はそろそろお暇するとしようか。
貴様もそろそろ客が来るのではないか?売人」
そう言う狐の背丈が縮んでいく。
と言うよりかは足元が影へと沈み出していて。
「中々に楽しいひと時だったぞ、翔一。
次はもっと美味い物を用意しておけよ?そうすれば耳も触らせてやる」
揶揄うような口調は健在。
しかしその上で感謝する調子で。
軍帽に入りきらない耳をぴこぴこと動かしながら、影へと沈んで、
消えていった。
■葉山翔一 > 「ビビらせといてよく言うよな…。
そうう奴ほど油断ならないもんなんだよ。書かないのは感謝するけどな」
傲慢で偉そうという言葉と態度。
警戒させておいてそれを言うのかと睨むが相手の方が上手なだけに溜息しか出ず。
可愛さに惹かれた厄日だと肩を落とし。
「そうか…俺が言うのもなんだが気を付けてな。
そろそろ誰か来るかもな、確かに話し過ぎた」
客は来ていないかと店を開いていた場所を一目見てから視線を戻せば背が低く。
影に沈んでいるのに気が付き。
「俺は疲れたぞ……まったく。
美味いもんだな?期待しないで待っててくれ」
その時は耳も触るときっちりと告げ影に沈み切るのを見送り。
そうして元の場に戻っていって。
ご案内:「商店街」からラヴェータさんが去りました。
ご案内:「商店街」から葉山翔一さんが去りました。